スライサー向けのドライバーについて、2024年のおすすめモデルをランキングで紹介します。
一口に「スライサー向け」と言っても、スライス防止の手法はいくつかあり、さらにモデルによってスライス防止以外に付け加えられている特徴も千差万別です。
自分に適したドライバーを選ぶ際には、スライス防止の仕組み、そして、それ以外の特徴の方にも注目してみると絞りやすくなります。
第1位 ブリヂストン B3 MAX Dドライバー
- 288g(SR)のやや軽量ドライバーで楽に振れる
- 軽量では珍しく打感が柔らかい
B3シリーズの2代目で、今作もストレートタイプのM3 MAXとドロータイプのM3 MAX Dの2ラインに分かれています。
外観がからは分かりませんが、タングステンの内部ウェイトがヒール寄りに搭載されていて、ドローバイアスになっています。
前作同様、2代目の今作もドローバイアスモデルは球のつかまりが優れていますので、スライサーが安心して使いやすいドライバーです。
出典:bs-golf.com
ロフト角は10.5°のみの1スペックで、球の上がりやすさも優れています。
フィーリングは、軽量モデルでありがちなキンキンした打感ではなく、柔らかいのが大きな特徴です。
軽さがフィットする、または、気にならない方であれば、スライサー向けドライバーとして一押しのモデルです。
第2位 キャロウェイ パラダイム Ai SMOKE MAX FASTドライバー
- 274g(SR)の軽量設計で、ヘッドスピードが遅い方向け
- ハイドローが楽に打てる
パラダイム Ai SMOKE MAX FASTドライバーは、キャロウェイの2024年モデル「パラダイム Ai SMOKE」の軽量モデルです。
以前まで「MAX FAST」シリーズはアジア専用に開発・販売されていましたが、今作ではUSモデルにもラインナップしているため、全世界的にニーズのあるモデルであることを裏付けています。
キャロウェイは、ゴルファーニーズに合わせてモデル数が多いのが特徴です。
ドローモデルは、「MAX FAST」の他に「MAX D」があり、こちらは一般的な300g台のクラブ重量のため、軽いクラブが合わない方が扱いやすくなっています。
なお、ハイドローの度合いは、MAX FASTと比べるとMAX Dの方がやや抑えられています。
第3位 PING G430 SFTドライバー
- ウェイト調整機能を初搭載し、2段階のドロー設定が可能
- 打音・打感が良くなっている
G430 SFTドライバーは、PINGのG430シリーズのドロータイプのドライバーです。
2022年に発売されていますが、2024年になってもG430シリーズは終了せず、ニュータイプを追加し続けていますので、今尚、現行・現役モデルです。
出典:clubping.jp
名称はストレート・フライト・テクノロジー(SFT)ですが、ウェイトがドローポジションに設定されていて、スライスを抑えてくれます。
SFTモデルは、これまでウェイト調整機能が搭載されていなかったため、ドロー度合いが一定でしたが、G430 SFTで初めてウェイト移動機能が搭載されています。
これにより、+13ヤードのドロー、+20ヤードのドロー+の切替が可能となっていますので、ゴルファーの求めるドロー度合いにクラブ設定を合わせやすくなっています。
第4位 テーラーメイド ステルスグローレドライバー
- 話題のカーボンフェースを搭載
- アジア市場専用モデルで、日本人が扱いやすい設計
ステルスグローレは、テーラーメイドのステルスシリーズとグローレシリーズの融合により生まれたモデルです。
Mグローレ、SIMグローレに次いて、グローレ融合モデルの3代目となります。
このシリーズは、スライサーからは定評があり、右へのミスが抑えられたという声が多く聞かれます。
ステルスに搭載されているカーボンフェース、ツイストフェース、イナーシャ・ジェネレータといった飛びと寛容性の最新テクノロジーが採用されていて、尚且つ、日本人が扱いやすいクラブ設計になっています。
今回のグローレ融合モデルでは、新たにステルスグローレPLUSというドライバーも発売されています。
こちらは調整機能が付いていて、更に、一般的な重さのシャフトとグリップの選択も可能です。
スライサー向けモデルは軽量クラブが多いですが、一般的な重量の300g台にすることもできます。
第5位 キャロウェイ パラダイム Ai SMOKE MAX Dドライバー
- 274g(SR)の軽量設計で、ヘッドスピードが遅い方向け
- ハイドローが楽に打てる
パラダイム Ai SMOKE MAX Dドライバーは、キャロウェイの2024年モデル「パラダイム Ai SMOKE」のドローバイアスモデルです。
AIとスーパーコンピュータを駆使し25万発のスイングデータを解析し、5万回の設計・テストを重ねることで、どのような打ち方でもスピンや打ち出し角などが最適となるAi SMART FACEが開発されています。
もっとつかまったボールを打ちたいというゴルファーや、「大きなミスヒットが多い」「ヘッドがアウトから入る」「ダウンブローで打っている」というプレーヤーに最適です。
スライサー向けクラブは軽量ドライバーが多いですが、パラダイム Ai SMOKE MAX Dドライバーは、300g以上ありますので、しっかりとした振りごたえがあり、インパクト時の当り負けもありません。
スタンダードタイプのパラダイム Ai SMOKE MAXドライバーと比べると、スライダー式ウェイトがありませんので、右に左に弾道がそれる方はスタンダードなMAXの方が適しています。
第6位 PRGR egg44ドライバー
- 44.5インチの短尺シャフトで、正確にスイングしやすい
- 重心角が大きく、ヘッドが返りやすい
PRGRから発売の短尺・重ヘッドのドライバーです。長さを活かして飛距離を出すモデルとは反対のコンセプトで、クラブが短いことで、正確に楽に振って、ミート率を上げて飛距離を狙うドライバーです。
ミート率が高いということは、ミートの精度が高いということになりますので、弾道がより狙い通りになることも意味します。
ロフト角によって、重心角やFP値を変えていまして、ロフトが大きい10.5°の方は、重心角が大きく、FPを小さめにしていて、よりつかまりやすい設計になっています。
第7位 ダンロップ ゼクシオ13 ドライバー
- 球のつかまりだけでなく、上がりやすさ、直進性など総合力が高い
- 少し軽いクラブで楽に振りたい方向け
国内で圧倒的な人気のあるゼクシオシリーズの13代目ドライバーです。
一般的なドライバーよりも20gほど軽めで、とても楽に振ることができます。
ここ数年のダンロップのウッドにはリバウンドフレームと呼ばれる剛性差を組み合わせた飛びの仕組みが採用されていますが、ゼクシオ13ではBiFLEX FACEと呼ばれる剛性変化を付けたフェースを採用し、高初速エリアが従来モデルよりも25%拡大しています。
フェース面の狭いヒール側は外周を細めることで、フェースの撓みを大きくし、反対にフェース面の広いトゥ側は外周を厚くすることで剛性を高め、ボディの撓みを大きくしています。
ドローバイアスを謳ったモデルではありませんが、ゼクシオレギュラーモデルは基本的にややドローのため、右へのミスに偏っている方が安心して扱いやすいドライバーです。
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