飛距離が出る・飛び系アイアンの2024年版 ランキングです。
対象となるアイアンは、各メーカーで現行・最新版としてホームページやカタログに掲載されているモデルとなります。
そのため、商品サイクルが複数年に渡るシリーズなどでは、発売が1年以上前のものも含まれることがあります。
第1位 PRGR 03アイアン
特徴
PRGRのアイアンシリーズは、数字が大きい程、やさしいモデルとなっています。
通常、やさしい=飛距離が出る タイプが多いですが、PRGRでは、05アイアンよりも03アイアンの方がロフトを立ててあって、飛距離性能を持たせてあります。
PRGRは芯の位置に拘っているメーカーで、アイアンでは大きくずれがちなフェースセンターと重心の位置を合わせてあります。
そのため、敢えてネックよりで捉える意識を持つ必要がなく、フェースセンターに当てることで最大パフォーマンスが発揮されます。
スペック
番手 | ロフト角 | バンス角 | ライ角 | FP | 長さ |
---|---|---|---|---|---|
5 | 21 | - | 60 | 2.7 | 39 |
6 | 23 | - | 60.5 | 3.5 | 38.5 |
7 | 26 | - | 61 | 4 | 38 |
8 | 30 | - | 61.5 | 4 | 37.5 |
9 | 34.5 | - | 62 | 4 | 37 |
P | 39 | 4.5 | 62.5 | 4.5 | 36.5 |
A | 43.5 | 4.5 | 63 | 4.5 | 36 |
第2位 キャロウェイ パラダイム Ai SMOKE MAX FASTアイアン
特徴
キャロウェイのパラダイム Ai SMOKEシリーズの中で、MAX FASTは軽量タイプのアイアンです。
ネックはオフセットが大きめ、飛距離性能に加えて、つかまりの良さが備わっています。
更に、ヘッドサイズも大きめに設計されていますので、グース形状と相まって、スライスが出やすい方が特に安心して構えやすくなっています。
標準のカーボンシャフトは柔らかめのものが採用されていますので、軽さとしなりを活かして飛ばすタイプの方に適しています。
スペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | 長さ |
---|---|---|---|
5番 | 22 | 60.5 | 38.25 |
6番 | 24 | 61 | 37.625 |
7番 | 26 | 61.5 | 37 |
8番 | 30 | 62 | 36.5 |
9番 | 35 | 62.5 | 36 |
PW | 40 | 63 | 35.75 |
AW | 45 | 63.5 | 35.5 |
GW | 50 | 64 | 35.25 |
SW | 56 | 64 | 35 |
第3位 タイトリスト T400アイアン(2代目)
特徴
T400アイアンは、タイトリストのTシリーズの中で最もロフトが立ったモデルです。
タイトリストはアスリート向けブランドとして認知されていますが、以前からVG3というやさしいモデルも手掛けていて、ウッドではTSR1、TSi1といったシニアも扱える軽量モデルまで充実しています。
7番のロフト角は26°と思い切り立たせてありますが、長さは他のアスリート向けモデルと同じ37インチで、顔つきも中空でシャープに仕上がっています。
ストロングロフトのモデルは長尺が多い中、標準的な長さのため、無理なく振りやすいのもタイトリストらしさが表れています。
スペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | 長さ |
---|---|---|---|
5 | 20° | 62° | 38.00″ |
6 | 23° | 62.5° | 37.50″ |
7 | 26° | 63° | 37.00″ |
8 | 29° | 63.5° | 36.50″ |
9 | 33° | 64° | 36.00″ |
P | 38° | 64° | 35.75″ |
W | 43° | 64° | 35.50″ |
W2 | 49° | 64° | 35.25″ |
W3 | 55° | 64° | 35.00″ |
第4位 PING G730アイアン
特徴
PINGのアイアンの中で最もやさしく、飛距離性能に優れたアイアンです。
PINGのアイアンでは、同じGシリーズのG430アイアンもアベレージゴルファーを中心に人気がありますが、それを上回る飛距離性能を持つのがG730アイアンです。
ヘッドカラーは前作であるG710のブラックからシルバーに戻り、万人受けしやすくなっています。
PING特有の弾道のブレなさも健在で、弾道が左右にぶれやすい方、とにかく真っすぐ飛ばしたい方にオススメです。
スペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | バウンス角 | 長さ |
---|---|---|---|---|
5番 | 20 | 61 | 5 | 38.5 |
6番 | 23 | 61.5 | 6 | 37.75 |
7番 | 26.5 | 62 | 7 | 37 |
8番 | 30.5 | 62.8 | 8 | 36.5 |
9番 | 35 | 63.5 | 9 | 36 |
PW | 40 | 64.1 | 10 | 35.5 |
UW | 45 | 64.1 | 11 | 35.5 |
50 | 50 | 64.1 | 12 | 35.5 |
56 | 56 | 64.4 | 12 | 35.25 |
第5位 ブリヂストン 245MAXアイアン
特徴
245MAXアイアンは、2023年に発売の233HFアイアンよりもさらに飛んでやさしいモデルで、2024年に追加されたアイアンです。
7番で27°とロフトを立てた飛び系アイアンですが、バックフェース側にはラバー素材を搭載していて、打感の良さも備わっています。
「飛距離は欲しいが、キンキンした弾き系の打感が苦手」という方に適しています。
ボディ形状は中空キャビティですが、背面をカーボン複合素材で蓋をしてありますので、見た目のスッキリさに加えて、汚れにくいというメリットもあります。
スペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | FP | 長さ |
---|---|---|---|---|
6番 | 24 | 61.5 | 1.25 | 38 |
7番 | 27 | 62 | 1.5 | 37.5 |
8番 | 31 | 62.5 | 1.75 | 37 |
9番 | 35 | 63 | 1.75 | 36.5 |
P1 | 39 | 63.5 | 1.75 | 36.25 |
P2 | 44 | 63.5 | 2 | 36 |
AW | 50 | 63.5 | 2 | 35.75 |
SW | 56 | 63.5 | 2.25 | 35.5 |
第6位 テーラーメイド ステルスグローレアイアン
特徴
アジア市場向けに開発されたステルスとグローレの融合シリーズで、Mグローレ、SIMグローレに続く3作目のアイアンです。
軽さ、つかまりの良さ、握りやすさ(グリップの細さ)が備わっていて、西欧人とのパワー・体格の差が考慮されていますので、日本人ゴルファーがとても扱いやすく設計されています。
スペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | 長さ |
---|---|---|---|
5番 | 21 | 61 | 38.5 |
6番 | 24 | 61.5 | 37.875 |
7番 | 27 | 62 | 37.25 |
8番 | 31 | 62.5 | 36.75 |
9番 | 36 | 63 | 36.25 |
PW | 41 | 63.5 | 35.75 |
AW | 47 | 63.5 | 35.5 |
SW | 54 | 63.5 | 35.25 |
第7位 ブリヂストン 233HFアイアン
特徴
233HFアイアンは、2023年の発売当時でブリヂストンの中で最もやさしく、最も飛距離が出る位置付けのアイアンです。
翌年には更に飛び系の245MAXアイアンが発売されていますが、7番のロフト差は1°のみで、233HFアイアンも飛距離性能が高いアイアンです。
245MAXアイアンとの違いとして注目したいのはネック形状で、245MAXアイアンが極端なグースネックなのに対して、233HFアイアンは飛び系としてはグースを抑えてあります。
左へのミスが出やすい方、極端なつかまりを嫌う方にとっては、貴重な飛び系アイアンです。
スペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | FP | 長さ |
---|---|---|---|---|
5番 | 22 | 61 | 1.75 | 38.25 |
6番 | 25 | 61.5 | 2 | 37.75 |
7番 | 28 | 62 | 2.25 | 37.25 |
8番 | 33 | 62.5 | 2.5 | 36.75 |
9番 | 38 | 63 | 2.75 | 36.25 |
PW | 43 | 63.5 | 3 | 35.75 |
第8位 テーラーメイド Qiアイアン
特徴
Qiアイアンは、バックフェースから蓋をしたキャップバックが採用されていて、一見すると中空アイアンのようにも見えます。実際には、ボディの骨格がキャビティバックになっていますので、寛容性がしっかり備わっています。
大きな特徴は番手別設計がかなり大胆に採用されている点で、ウェイト操作だけでなく、ボディ形状、フェース形状に至るまで最適化されていて、オートマチック性に優れています。
また、飛び系としては珍しく、4番アイアン(18.5°)までありますので、アイアンが好きで出来るだけクラブセッティングの中に取り入れたい方、または、やさしめのロングアイアンを探されている方に適しています。
スペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | 長さ |
---|---|---|---|
4 | 18.5 | 61.5 | 39.125 |
5 | 21 | 62 | 38.5 |
6 | 24 | 62.5 | 37.875 |
7 | 28 | 63 | 37.25 |
8 | 32 | 63.5 | 36.75 |
9 | 37 | 64 | 36.25 |
PW | 43 | 64.5 | 35.75 |
AW | 49 | 64.5 | 35.5 |
SW | 54 | 64.5 | 35.25 |
第9位 キャロウェイ パラダイム Ai SMOKE アイアン
特徴
キャロウェイのパラダイム Ai SMOKEシリーズの中で、スタンダードタイプのアイアンです。
中空構造が採用されていて、外観がマッスルバックライクですっきりしています。
更に、中空内部にはキャロウェイ特有のウレタン・マイクロスフィアがウェッジにまで搭載されていますので、どの番手を使っても打感の良さが備わっています。
キャロウェイのこのタイプのアイアンは、伝統的に強烈なグースネックというのがお決まりでしたが、パラダイム Ai SMOKEアイアンはネック形状がほぼストレートになっていますので、弾道のクセが無いアイアンを使いたい方に適しています。
スペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | 長さ |
---|---|---|---|
4番 | 19 | 60.375 | 39.125 |
5番 | 22 | 61 | 38.5 |
6番 | 25 | 61.625 | 37.875 |
7番 | 28 | 62.25 | 37.25 |
8番 | 32 | 62.875 | 36.625 |
9番 | 37 | 63.5 | 36 |
PW | 42 | 63.75 | 35.75 |
AW | 46 | 64 | 35.5 |
GW | 50 | 64 | 35.5 |
SW | 54 | 64 | 35.5 |
第10位 グローブライド オノフ AKA アイアン 2024
特徴
グローブライドのONOFFシリーズには、AKAとKUROがあり、AKAがアベレージゴルファー向け、KUROがアスリートゴルファー向けです。
ONOFF AKA アイアンの特徴は、数ある芯の位置を合わせている点にあります。
重心位置・フェースセンター・最大たわみ位置を、実際の打点位置に近づけることで、最大パフォーマンスが得られるように設計されています。
寛容性も高く、トゥ側にウェイトを寄せ、バックフェースにグルーブを設けることで、左右の打点ブレにも強さがあり、インパクトエリアが安定しない人に特に適しています。
スペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | バンス角 | FP | 長さ (S、SR、R) |
長さ (R2) |
---|---|---|---|---|---|---|
5 | 22 | 61.5 | 0.5 | 2.6 | 38.75 | 38.25 |
6 | 25 | 62 | 1 | 2.8 | 38.25 | 37.75 |
7 | 28 | 62.5 | 1.5 | 3 | 37.75 | 37.25 |
8 | 32 | 63 | 2.5 | 3.5 | 37.25 | 36.75 |
9 | 37 | 63.25 | 3 | 3.5 | 36.75 | 36.25 |
P | 43 | 63.5 | 4.5 | 3.5 | 36.25 | 35.75 |
A | 49 | 63.5 | 6 | 4 | 35.75 | 35.25 |
S | 56 | 63.5 | 10 | 4.2 | 35.75 | 35.25 |
第11位 ゼクシオX アイアン 2024(3代目)
特徴
2020年に誕生したゼクシオXシリーズの3代目モデルです。
旧Miyazakiモデルの遺伝子を継ぐシリーズで、カーボンではしっかりめのMiyazakiシャフト、スチールではダイナミックゴールドが合わされ、レギュラーモデルをハードにしたモデルです。
7番のロフト角は28.5°で、ロフト設定だけみればギリギリ飛び系のアイアンです。フェースが少し寝ている分、飛びも欲しいが球の高さも欲しい方に適しています。
なお、クラブの軽さも求めたい方は、レギュラーモデルのゼクシオ13アイアンがオススメです。
スペック
番手 | ロフト | ライ角 | 長さ | バンス角 | FP |
---|---|---|---|---|---|
4番 | 21 | 60.5 | 38.5 | 7 | 2.2 |
5番 | 23 | 61 | 38 | 7 | 2.4 |
6番 | 25.5 | 61.5 | 37.5 | 8 | 2.7 |
7番 | 28.5 | 62 | 37 | 8 | 3 |
8番 | 33 | 62.5 | 36.5 | 9 | 3.4 |
9番 | 38 | 63 | 36 | 9 | 3.6 |
PW | 43 | 63.5 | 35.5 | 10 | 4.1 |
AW | 49 | 63.5 | 35.5 | 11 | 4.3 |
SW | 56 | 63.5 | 35.5 | 12 | 4.8 |
第12位 スリクソン ZX4 MKⅡアイアン
特徴
ダンロップのアスリート向けブランド「SRIXON」の中で、ZX4 MKⅡアイアンは最もロフトが立っていて飛距離性能があります。
中空構造が採用されていて、前作よりもヘッド形状がコンパクトに見えますので、飛距離をかなりクラブに頼りたい中・上級者、逆に少し弾道の操作感が欲しいアベレージゴルファーに適しています。
また、SRIXONなどのアスリート向けブランドに憧れるのある方が、最初に使う入門編としても適しています。
番手は4番(21°)からありますので、ZX5・ZX7 MKⅡユーザーで、ロングアイアンだけやさしいものを使いたいという方にもオススメです。
スペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | バンス角 | FP | 長さ |
---|---|---|---|---|---|
#4 | 21 | 60.5 | 10 | 2.5 | 38.625 |
#5 | 23 | 61 | 10 | 2.7 | 38.125 |
#6 | 25.5 | 61.5 | 10 | 3 | 37.625 |
#7 | 28.5 | 62 | 10 | 3.4 | 37.125 |
#8 | 33 | 62.5 | 10 | 3.5 | 36.625 |
#9 | 38 | 63 | 10 | 3.8 | 36.125 |
PW | 43 | 63.5 | 10 | 4.1 | 35.625 |
AW | 49 | 63.5 | 12 | 4.5 | 35.625 |
SW | 56 | 63.5 | 13 | 5.3 | 35.625 |