サイト内に広告が表示されることがあります

G430 LSTドライバーとG425 LSTドライバーの違いを徹底解説

この記事は約6分で読めます。

PINGから発売のG430 LSTドライバーとG425 LSTドライバーについて、違いを解説します。

G430 LSTとG425 LSTドライバー

G430 LSTドライバー、そして、G425 LSTドライバーは、どちらも低スピンタイプのモデルです。

他の2タイプであるMAXやSFTがヘッドサイズ460ccなのに対して、やや小ぶりになっていて、ディープなヘッド形状と相まって、操作性・フェードバイアスを好む上級者やハードヒッターに好まれるドライバーです。

継承関係としては、G425の後継機種がG430となっています。

それでは、この2機種の違いについて見ていきましょう。

基本的な特徴は同じだが、G430 LSTはヘッドは5cc小ぶりになっている

G430・G425のLSTドライバーの特徴として、ウェイト調整機能、ロフト角・ライ角調整機能、空力制御のタービュレーター、ディープで小ぶりなヘッドといった点が挙げられます。

低スピンで操作性のあるモデルという位置づけも同じです。

ただ、ヘッドサイズに関しては、G425 LSTの445ccから、G430 LSTは更に小ぶりな440ccとなっていて、よりサイズを絞ってあります。

この後に投影(クラウン)を紹介しますが、構えた時にサイズの違いは感じられない方が殆どではないかと思います。

▼ヘッドスペックの違いを比較

モデル G430 LST G425 LST
ロフト角 9/10.5° 9/10.5°
ライ角 58° 58°
ヘッド体積 440cc 445cc
長さ* 45.75″ 45.75″
クラブ重量* 309g 304g
バランス* D3 D3
*標準ALTA J CBシャフト Sスペックでの値

G430 LSTはクラウンにカーボン素材を採用

▼G430 LSTのクラウン

Gシリーズのドライバーと言えば、これまでチタンボディでしたが、G430シリーズでは、LSTタイプのみクラウンにカーボン素材が採用されています。

上図のG430 LSTドライバーの映像で、タービュレーターの後ろの部分にパーツのつなぎ目のラインが確認できます。そのラインの右側がカーボン素材です。

ボディ上部にカーボンを用いることで、余剰重量の創出に加えて、低重心化が図られます。

▼G430の球の上がりやすさの説明(6:28頃)から再生されます

G425 LSTからG430 LSTドライバーに移行している塚田好宣プロは、G425 LSTではロフト10.5°を9°に調整していましたが、G430 LSTでは球が上がりやすいため9.0°を8.0°に調整して使われています。

これまで10.5°を使われていた方は、9.0°も含めて検討されると良いでしょう。

なお、既に9.0°を調整機能で立てて使われている方は、購入前に試打して弾道高さを確認されることをおすすめします。

後方のタングステンウェイトは、G430 LSTの方が5g重い

▼G430とG425のヘッドスペック表のところ(1:38頃)から再生されます

こちらのクラブフィッターさんの動画では、G430とG425の全3機種のヘッドについて、計測したデータが紹介されています。

G430・G425のどちらのLSTにも、ヘッド後方にタングステンウェイトが搭載されています。ウェイトの重量は、G425 LSTでは14gだったのが、G430 LSTでは19gと大幅に5gもアップしています。

これは、G430 MAXと同じ重量でして、ヘッドがこぶりになったためか、より後方ウェイトを増して、慣性モーメント・インパクトエネルギーのアップを図った形となっています。

実際、G430 LSTは、LST史上で最大のMOIが実現されています。

カーボンクラウンによる球の上がりやすさ、そして、後方ウェイトの重量アップによる高MOI化を考えると、G430 LSTドライバーの方がやさしく扱えると感じられる方が殆どだと思います。

ヘッドの操作性はG430 LST、自然な返りはG425 LSTか?

モデル G430 LST G425 LST
ヘッド体積 440cc 445cc
重心角 28° 29°
重心距離 40.5mm 41.0mm
重心深度 42.8mm 45.8mm

先程のヘッド計測結果をもう少し詳しくみてみましょう。

G430 LSTの方は、後方ウェイトが5g重いにも関わらず、重心角は1°小さくなっています。

重心距離、重心深度も短くなっていて、440ccに小ぶりにしたことも影響しているようです。

より、重心の観点で言えば、よりヘッドがぎゅっと詰まった設計になっていて、操作性に優れたヘッドとなっています。

反対に、G425 LSTの方は、後方ウェイトが軽く、重心角も1°大きいため、自然とヘッドが返る力がG430より大きく感じられると思います。

G430 LSTは上下の打点ブレに強い

*出典:clubping.jp

G430シリーズでは、新バルジ&ロール設計が採用されていて、フェース上方と下方のロフトをモデル毎に最適化されています。

これにより、上下に打点がブレてもスピン量が多過ぎたり少な過ぎたりすることなく、最適スピンが保たれやすくなっています。

上下の打点ブレが出やすい方にとっては、G430 LSTの方が、飛距離が安定して平均飛距離のアップが図られやすくなります。

G430は、Gシリーズの弱点だった打音を解消している!

430シリーズの特徴として、ヘッド内部にサウンドリブが搭載され、打音にも配慮されている点が挙げられます。

▼G430とG425の打音の比較(3:12頃から再生されます)

こちらの動画では、G430とG425のMAXタイプのドライバーの打音を紹介されていて、音質がかなり変わったことが分かります。

これまで、Gシリーズの性能は良い物の打音が苦手だった方には、心地良く違和感なく使いやすくなっています。

G430 LSTドライバーの試打・評価・感想
PINGのG430 LSTドライバーについて、製品の特徴、試打した感想・評価を取り上げます。 G430 LSTドライバー 楽天市場 Amazon GDO G430 LSTドライバー PINGG430シ...
PING G430ドライバーの最新情報まとめ!G430 MAX・G430 LST・G430 SFTドライバー
G430 MAX・G430 LST・G430 SFTドライバーについて、最新情報をまとめました。 G430 MAXドライバー 楽天市場 Amazon GDO なお、G430に追加された軽量モデルのG4...
G430 MAX・LST・SFT ドライバーのロフト角・ライ角、ウェイト調整機能を徹底解説!スリーブの互換性は?
PINGから発売のG430シリーズのドライバーについて、ロフト角・ライ角、ウェイトの2種類の調整機能について解説します。 ロフト角・ライ角の調整機能については、過去モデルとの互換性についても取り上げま...

 

タイトルとURLをコピーしました