試打ラボしだるTVでお馴染みの石井良介プロが、PINGのG430シリーズのドライバーを購入した動画がアップされています。
石井プロはGシリーズのドライバーを愛用されていて、3代目の2007年のG10からリニューアルの度に買い替えされていますので、かなりのGシリーズユーザーです。
今回のG430シリーズでは、やはりG430 LSTドライバーを購入されていまして、その理由が興味深かったので取り上げます。
G430 LSTドライバー
こちらが石井プロがG430 LSTドライバーを購入した件について、詳しく解説されている動画です。
石井プロはG10から購入されているとのことなので、その前のG5、更にその前のG2の2機種を除けば、全てのGシリーズでドライバーを購入されています。
なかなかのと言うか、相当なGシリーズ愛用者であることは間違いありません。
石井プロがG430 LSTを選んだ理由を踏まえて、特に注目したいポイントを2点まとめました。お時間がある方は、動画をゆっくりご覧頂ければと思います。
ポイント①:ヘッドの重量感
G425シリーズのドライバーは、評価が高く、実際に売れましたが、後方ウェイトが重たいためか、ヘッドが重く感じられるという声が少なくありませんでした。
石井プロもヘッドの後ろが重たいと以前から述べられていました。
(G430では)ヘッドの重さを感じません。
それがG430シリーズでは、ヘッドの重さが感じられなくなっていて、振りやすくなっているとのことです。
モデル | G430 LST | G425 LST |
---|---|---|
ヘッド体積 | 440cc | 445cc |
バックウェイト | 19g | 14g |
重心角 | 28° | 29° |
重心距離 | 40.5mm | 41.0mm |
重心深度 | 42.8mm | 45.8mm |
実は、ヘッド後方のウェイト自体は、G425 LSTよりもG430 LSTの方が5g重くなっています。
では、何故、G430 LSTでは重さが感じられなくなったかですが、これはヘッドが小ぶりになったことが大きく影響していると考えられます。
まず、ヘッド体積は5cc小さい440ccになっています。そして、重心距離、重心深度の両方とも短くなっています。
ヘッドの重心点がネック寄り、前より、つまり近づいていますので、スイング後半にウェイトの重さでヘッドの重さが引きずられるような感覚が弱まったのではないかと思われます。
G425シリーズで、ヘッドの後ろが重たいと感じられていた方は、G430では改善されていると感じられる可能性があります。
ポイント②:打音・打感が、G430で改善されている
Gシリーズはアスリートからとても評価が高いドライバーで、ツアープロが自腹で購入して使っているとのも、今や有名な話です。
ただ、打音・打感については、タイトリストやテーラーメイドほどの評価されている声はほぼ聞かれず、唯一にして最後の課題でもありました。
▼G425 SFTの実際の打音です
それが、今回のG430シリーズでは、打音・打感がかなり改善しています。
打音に関しては、G425シリーズでもサウンドリブを搭載していましたので、何故、G430で改善したのかは疑問なところはありますが、PINGとしても本気で取り組まれた可能性はあると思います。