2022年に発売されたドライバーの中から、3up CLUBの3名がBEST BUYのモデルを3つずつ選んでいます。
2022年を振り返る意味でも、そして、来たる2023年モデルと比較する際にも、とても参考になる内容です。
3名が選んだBEST BUYドライバーを、以下にまとめました。
目次
【先に結論を述べます】3名の評価が高かったドライバー
3名それぞれのBEST BUY3本を紹介する前に、先に総評として、動画全体を踏まえて評価が高かったドライバーを述べます。
動画の中でも触れられていますが、シリーズで選ぶか、モデルで選ぶかで、結果の捉え方が変わってきますので、2つの視点に分けます。
モデルでの評価は、PING G430MAX
弾道の安定感の高さが秀逸という点で、G430MAXドライバーの評価がとても高かったです。
一般の方の意見としても、「ブレない弾道」を実感される方も多かったのではないでしょうか?
もう一つ、高評価に繋がった理由として、前作よりも更に良くなっていることが挙げられます。
一つは打音です。サウンドリブの効果なのか、これまでの不評の声にようやく応えたのか分かりませんが、チタンドライバーの音を嫌う方でも、十分許容できるいい意味で大人しい音になっています。
もう一つは、ヘッドの後方ウェイトの重さです。G425では、後方ウェイトが重すぎて、振りづらい、ヘッドを返しづらいという声が良く聞かれましたが、G430ではこの点が改善されていて、それでいて大慣性モーメントが維持されています。
シリーズでの評価は、スリクソンのZX MKⅡ
ZX MKⅡは、3up CLUBの3名がべた褒めしています。モデルに分けると、3名それぞれで、ZX5 MKⅡ、ZX5 MKⅡ LS、ZX7 MK2に見事ばらけています。
ただ、このばらけるという点がポイントで、ZX MKⅡでは、単にシャローな5とディープな7という2択ではなく、シャローで低スピンな5 LSを用意したことで、細かなニーズに対応できるようになりました。
シリーズ全体として見た時の秀逸さとしては、G430やローグSTよりも、ZX MKⅡに軍配が上がります。
以外にも、ステルスが入らなかった
2022年の最大の話題作とも言えるテーラーメイドのステルスシリーズの3機種は、どれも入りませんでした。
上級者からの評価がとても高いモデルですが、前回のSIM2からの揺り戻しで、かなりツアープロ寄りのハード仕様になっていることが、今回の3名には合わなかったようです。
代わりに、ステルスグローレPLUSには1票だけ入り、他の方もBEST BUYに入れるか迷ったと言われています。
ヘッドスピード遅めのゴルファー向けだったグローレ融合モデルは、上級者からも注目されていましたので、今回、PLUSというハードスペックを出したことで、見事にそのニーズに応えた形となっています。
クラブフィッター鹿又氏の2022年 BEST BUYドライバー 3本
スリクソン ZX5 MKⅡドライバー
- 前作から良かったが、今回のは初速が出る。
- スマッシュファクターも出る。
- 最高飛距離を出すなら、3本の中でこのドライバー。
PING G430 MAXドライバー
- 過去のモデルの中で、一番、慣性モーメントが邪魔せず、振りやすかった。
- 後ろ(ヘッド後方)が落っこちない(重たくない)。
テーラーメイド ステルスグローレPLUSドライバー
- カーボンフェースのパフォーマンスの良さ。
- コースでけがしない。
ティーチングプロ 関氏の2022年 BEST BUYドライバー 3本
スリクソン ZX5 MKⅡ LSドライバー
- 先が硬いシャフトを入れたい。
- フェアウェイウッドと同じ感じで打ちたいので、ディープな7ではなく、シャローな5が良い。
- フェードを打つには、LSはスピンが増えなかった。
キャロウェイ ローグST MAX LSドライバー
- フェードを打って、距離が落ちない。
- トリプルダイアモンドだと顔が難しい。
- 慣性モーメントとバックスピン量のバランスが良い。
- 飛び方が重い。フック打ってもスライス打ってもドーンと強く飛ぶ。
- LSと名の付くモデルの中では、安定性が高い。
タイトリスト TSR3ドライバー
- 弾道がよじれない。ストライクゾーンに入る。
- ローグSTのような吹っ飛び感、スリクソンのようなパコーンという飛びは、良い意味で出ない。
- 落ち着いた弾道。
ゴルフライター 鶴原氏の2022年 BEST BUYドライバー 3本
キャロウェイ ローグST MAXドライバー
- LSの方が構えやすいが、MAXはロフトを変えると弾道が同じぐらいになる。
- MAXの方が安定感がある。
- 重心が深いので、ロフト8°にしたら凄く飛ぶ。
タイトリスト TSR2ドライバー
- 慣性モーメントが大きくて、直進性を優先。
- スピンが少ない。
PING G430 MAXドライバー
- 曲がらなさは、弾道のブレが少ない。
- 打感が良くなっていて、振りやすくなっている。
- スピンは入る。
- 打点がバラけても、ミート率が安定して高い。
2022年 BEST BUYドライバーの動画
動画は全部で20分弱の内容で、3名がそれぞれ3本+αのドライバーを挙げて、意見を交わしています。
お時間がある方は、上記の動画をご覧ください。