キャロウェイの2023年モデル、パラダイムMAX FASTドライバーについて、製品の特徴、試打した感想・評価を取り上げます。
パラダイムMAX FASTドライバーの特徴
パラダイムシリーズは、前年のローグSTと同じく4種類のドライバーが発売となっています。スタンダードモデルを中心に、低スピンモデルの◆◆◆、ドローモデルのX、軽量モデルのMAX FASTです。
本記事で取り上げているのはパラダイムMAX FASTドライバーで、276～280gの軽量モデルです。
国内で圧倒的な人気のゼクシオと同程度のクラブ重量のため、シニアやヘッドスピードが遅めのゴルファーにとって、楽に扱えるモデルです。
特にMAX FASTはアジア市場向けの専用モデルのため、日本人にとって扱いやすいという特徴もあります。
なお、このモデルのみ45.75インチで、他の3機種よりも0.25インチ長尺になっていますので、この点は予め把握しておきたいポイントです。
対象ゴルファーとしては、ヘッドスピードが落ちてきた方、一般的な290～300gのドライバーが重く感じられる方など、軽いクラブで楽に振りたい方が挙げられます。
パラダイムMAX FASTドライバーの試打・評価
パラダイムMAX FASTドライバーをプロがトラックマンで試打・評価
試打クラブは、ロフトが10.5°、シャフトがSPEEDER NX 40 for CW Sです。
- 形状は、通常のパラダイムよりパラダイムXに近い、というよりほぼ同じ。フェースが左に向いている感じは無い。
- 断トツでスピン量が多くて球が上がりやすい。
- 右には曲がり辛い。かといって、どぎつくギュンギュン左に行くものでもない。セミドローバイアス。
- MAVRIKのように、打点がどこでも大丈夫な感じがある。
▼MAX FASTの試打（4:41頃）から再生されます
試打クラブは、ロフトが10.5°、シャフトがSPEEDER NX 40 for CW Sです。
- Xと酷似していて、ヘッドが大きい同じタイプ。シャフトが軽く動きが出る。
- Xと比べると、同じロフトでも球上りやすい。
- 前作のローグST MAX FASTも良かったが、パラダイム MAX FASTはロースピン。
- 弾道は軽くつかまって曲がらない。
- パラダイムは全体的に曲がらない、低スピンで飛ぶ。
GDO編集部がパラダイムシリーズのドライバーを比較・試打
▼MAX FASTの試打（10:23頃）から再生されます
試打クラブは、ロフト10.5°・SPEEDER NX 40 for CWのSです。
- 構えてみると、最もアップライト感があって、捕まえやすそうな顔をしている。
- 対象ゴルファーは、ヘッドスピード40m/s前後ぐらい。
- 40m/sで230～240ヤードぐらい狙える。
- 40m/s前後の方は、ロフト角10.5°のSで調度良い。
3upCLUBでパラダイムドライバーの全機種を試打
▼MAX FASTの試打（22:02頃）から再生されます
- つかまるやさしいクラブはスピンが増えやすいが、このクラブはスピンが増えない。
- 少ない力でフェースを真っ直ぐ（スクエア）に出来る。
- ヘッドスピード38～40m/sぐらいが、スペックSで調度良い。
パラダイムMAX FASTドライバーのスペック
- ロフト角：9.5、10.5、12°
- ライ角：59.5°
- ヘッド体積：460cc
- 長さ：45.75インチ
- 標準シャフト：SPEEDER NX 40 for Callaway
- フレックス：S／SR／R
- クラブ重量：278g（SR）
パラダイムMAX FASTドライバーのシャフト
パラダイムMAX FASTドライバーのシャフトは、公式サイトに掲載されているものが1種類のみです。
| シャフト | 硬さ | シャフト重量 | クラブ重量 | トルク | バランス | 調子 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| SPEEDER NX 40 for Callaway | S | 約50g | 約280g | 5.2 | D3 | 中 |
| 〃 | SR | 約48g | 約278g | 5.3 | D3 | 中 |
| 〃 | R | 約46g | 約276g | 5.6 | D3 | 中 |
パラダイムMAX FASTドライバーの発売日・発売価格
パラダイムMAX FASTドライバーの発売日は、2023年2月24日です。
発売価格は以下の通りとなっています。
- SPEEDER NX 40 for Callaway：¥96,800（税込み）
