サイト内に広告が表示されることがあります

VENTUS TR BLUEシャフトの特徴を徹底解説!試打・評価・スペック

この記事は約8分で読めます。

Fujikuraから発売の「VENTUS TR BLUE」シャフトについて、製品の特徴、スペック、試打した評価を取り上げます。

VENTUS TR BLUEの特徴

VENTUSにツアーのフィードバックを反映したシャフト

VENTUSと言えばアメリカ初のシャフトで、PGAツアーでの使用率No.1を目指して開発されています。

さらにツアーからのフィードバックを反映して、中間部の剛性を高めて安定性を持たせたシャフトです。

VeloCore Technology

既存VENTUS BLUEと同じくVeloCore Technologyを搭載。超高弾性70tカーボンと高弾性カーボンをバイアス層に積層することで、オフセンター時のヘッドの捩れを抑制し、優れたボールコントロール性能を実現しています。さらに、シャフト先端の高い曲げ剛性がボール初速の最大化を生み出しています。

SPREAD TOW FABRIC

最外層に独自の開繊クロス材を採用。中間部の捩れと曲げの剛性を高める事により、VeloCoreテクノロジーの最大の効果である球の散らばりを抑制することをさらに向上させています。

球の散らばりを抑えた剛性設計を採用

最外層には開繊クロス材が採用されていて、中間部での捩れと曲げに対する剛性を高める事で、VeloCore Technologyとの相乗効果で、球の散らばりをさらに抑えてくれます。

簡単に言えば、手元と中間部の剛性をBLUEとBLACKの中間にしていて、VENTUSのBLACKでは手に余る、BLUEでは物足りない方に、程よい剛性感と走り感になっています。

REDとBLACKが追加され、TRは3タイプに拡充

正式名称はVENTUS TR BLUEですが、発売開始当初、BLUE1種類だったため、メディアなどでもVENTUS TRと呼ばれていました。

その後、翌年にはREDとBLACKも追加発売され、ノーマルのVENTUSと同様に赤・青・黒の3タイプとなっています。

VENTUSがUS発のシャフトのためか、VENTUSシャフトと同様にVENTUS TRも、US Fujikuraの方がラインナップが充実しています。

▼USと日本でのVENTUSのラインナップ

モデル US 日本
RED 5~8 5~7
BLUE 5~8 5~7
BLACK 5~8 5~8

上表は、USと日本でのVENTUSの種類、そして、重量クラスを表したものです。

USモデルでは重量クラスが全ての色で5~8までありますが、日本モデルではBLACKのみ8があるものの、REDとBLUEは7までとなっています。

フレックスについてもUSモデルの方が充実していて、日本ではR~Xまでですが、USモデルではR2やTXがあります。

 

VENTUS TR BLUEの試打・解説

プロがVENTUS TR BLUEを試打・評価

テーラーメイドのステルスドライバー(9°)にVENTUS TR BLUE 5S、5R、6S、6X、7S、7Xを挿して試打されています。

ちなみに、試打されている石井プロは、TRではないノーマルなVENTUS BLUEを好まれていますが、ステルスにはVENTUS TR BLUEの6Xを挿して使われています。

  • VENTUS BLUEとは違う。手元はVENTUS BLACKっぽさがありながら、補助してくれる・動いてくれる・つかまってくれる・走ってくれる。
  • アシストテイスト付きのBLACKという感じ。ブラックが好きな方で、少し助けて欲しい方向け。
  • 切替してくる時に、BLACKを打ってるときの手応え・しっかり感があり、手元から先はBLUEの柔らかさがあり加速する。独特な感じがする。
  • BLACKとBLUEの中間ではない。手元のしっかり感は明らかにBLACK。切り返してからのスピード感はBLUEほど鈍くない。
  • BLACKに柔らかさを強調させた感じ。
  • スペックは、柔らかいものから試して探して行くのが良い。

VENTUS TR BLUEをマーク金井氏が絶妙に解説!VENTUS BLACKやBLUEとの違い、対象ゴルファーが分かる!

  • VENTUS TR BLUEとVENTUS BLUEを比べると、手元はTRの方が6cpm硬いが、中間から先端に掛けては意外にもTRの方がしなる。
  • アマチュア向けではないが、スピーダーの要素が少し入っている。
  • BLUEでは走らない、でも、BLACKでは厳しいという方にドンピシャ。
  • SPEEDER NXではなく、VENTUSを使いたい方向け。VENTUSなのにヘッドの走りが良くなって、ヘッドスピード上がった感じがするシャフト、日本のゴルファーが欲しがるものをFujikuraが作った。

VENTUS TR BLUEを、VENTUS BLACK・BLUEと打ち比べ・試打

  • シャフトのしなりはBLUE、振動数はBLACK。
  • BLUEの中間部分を硬くしたシャフト。BLUEの振り心地をそのままに、BLACKの振動数に近づけ、より安定性を高めている。
  • 6Sは、ヘッドスピード45m/s以上ないと厳しい。ハードヒッター向け。
  • ヘッドは、200gを超えるもの、長さは45インチぐらいが良い。

VENTUS TR BLUEのゴルフ識者の評価

DO GOLF店長の評価

引用:ameblo
  • ベンタスブルーの方が『しなり』を感じられて切り返しでタメが作れる感じですが、ベンタスTRは『しっかり感』があります。
  • 切り返しでリキんでしまった時でもシャフトが暴れる事なくフェース面を維持出来るので出球が安定する。
  • ベンタスブルーと交互に打ってみましたが、切り返しの動きは違うものの、どちらも良かったですね!シャフトの動きが少ない分ベンタスTRブルーの方が操作性は良いのは間違いないと思いますが、個人的にはドローボールが出にくい印象でした!
  • シャフトが無駄な動きを省いてダイレクトにボールにパワーを伝えてくれますが、ベンタスブラックほどハードではないので幅広いアスリートゴルファーに合いそうです。

クラフトマン 関根 裕二氏の評価

引用:GDO
  • 中弾道タイプの中元調子。手元から中間部の剛性を高めたというのが特徴。
  • ヘッドのブレを抑えてミート率を上げたい、ヘッドの操作性を求めるゴルファーにオススメ。
  • オススメするヘッドの組み合わせは、STEALTH PLUS、G425 MAX。

吉川仁フィッターの評価

  • 先端から手元まで、それほど極端な剛性の強弱がなく、全体がしなる性格。タイミングがとりやすく中弾道でニュートラルな性格ですが、ベンタスブルーと比べると全体の剛性はアップしています。
  • ドローやフェードを打ち分けるゴルファーにマッチしそう。

VENTUS TR BLUEのSNSでの評価

癖がなく、叩いても左に行かない

 

この投稿をInstagramで見る

 

安田義広(@firstgolf.studio)がシェアした投稿

スピーダーTRをちょっと硬くした感じ

 

この投稿をInstagramで見る

 

柿本聖也(@rory.kakiroi)がシェアした投稿

インパクトまでしなり戻る

 

この投稿をInstagramで見る

 

Oji.3 Golf(@oji_o1983)がシェアした投稿

ブラックとブルーの中間

VENTUS BLUEよりも少ししっかり

 

この投稿をInstagramで見る

 

Ken’s Golf(@kensgolf_bkk)がシェアした投稿

VENTUS TR BLUEのスペック

モデル 硬さ 重量 トルク 調子 長さ Butt径 Tip径
VENTUS TR BL 5 R 58 3.5 中元 46 15.4 8.5
S 58 3.3 15.4
VENTUS TR BL 6 S 68 3.1 15.4
X 68 2.9 15.4
VENTUS TR BL 7 S 77.5 2.9 15.4
X 78.5 2.7 15.4

VENTUSはUSで誕生したシャフトで、ツアープロの声を反映したVENTUS TRは、当初、BLUEのみでした。

翌年にはRED、BLACKが加わり、ノーマルのVENTUSと同様に3種類となっています。

重量クラスは、日本では5、6、7の3種類ですが、USでは更に上の8があり、フレックスのラインナップもUSの方が充実しています。

よりハードなスペック、ソフトなスペックを求める方は、USモデルで探されると良いでしょう。

VENTUS TR BLUEの発売日・発売価格

VENTUS TR BLUEの発売日は、2022年3月17日です。発売価格は税込み55,000円(税抜き50,000円)となっています。

タイトルとURLをコピーしました