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Wilson DYNAPOWER カーボンドライバーとチタンドライバーの違い

この記事は約5分で読めます。

Wilsonから発売のDYNAPOWER ドライバーは、カーボンとチタンの2種類に分かれています。

この2つのモデルの違いについて詳しく取り上げます。

DYNAPOWERカーボンとDYNAPOWERチタンの特徴の違い

※左がDYNAPOWERカーボン、右がDYNAPOWERチタン

Wilsonのゴルフクラブは、日本ではあまり馴染みが無い方も多いかもしれません。

ゴルフ以外にも、野球、テニス、バレーボールなど世界的に大きく展開していますが、ゴルフに関しては日本での展開があまり進んでおらず、現在は日本市場のゴルフ分野に限ってキャスコから発売という形となっています。

本記事で取り上げているDYNAPOWERは、USサイトには掲載がありますが、日本サイトには掲載が無いため、USモデルのみの提供ということになります。

ドライバーは2機種あり、カーボンとチタンという素材による珍しいモデル分けになっています。

  • DYNAPOWER カーボンドライバー
    カーボン素材を採用し、低スピンでニュートラルな弾道。
  • DYNAPOWER チタンドライバー
    チタン素材で、深低重心により高い許容性と高弾道、そして、ニュートラル~ドローバイアスの弾道。

DYNAPOWERカーボンとDYNAPOWERチタンのヘッド形状をの違いを比較

投影・クラウンの違い

※左がDYNAPOWERカーボン、右がDYNAPOWERチタン

こちらはクラウンの映像を並べてみたものです。

左のDYNAPOWERカーボンの方は、カーボンパネルが採用されていますので、見た目にも異素材がはめ込まれていてることが分かります。

ヘッド形状も違いが明らかで、左のDYNAPOWERカーボンはヒール寄りがすっきりしています。形状は洋ナシ寄りで、操作性を持たせた設計になっています。

一方、右のDYNAPOWERチタンの方は丸型に近く、つかまりと寛容性を高めた設計になっています。

横から見た形状の違い

※左がDYNAPOWERカーボン、右がDYNAPOWERチタン

こちらはヘッドを横から見た映像を並べたものです。

左のDYNAPOWERカーボンの方は丸みがあり、右のDYNAPOWRチタンの方は後方に長く伸ばした形状になっています。

DYNAPOWERカーボンの方は浅重心で、低スピン性能を高めた設計になっていますので、吹け上がりを抑えたい方、ヘッドスピードが速い方に適しています。

DYNAPOWERチタンの方は深重心・低重心で、高MOIで寛容性と球の上がりやすさを備えた設計になっていますので、打点ブレが出やすい方、球がなかなか上がらない方に適しています。

フェース形状の違い

※左がDYNAPOWERカーボン、右がDYNAPOWERチタン

スペックについてはこの後でも詳しく触れますが、ライ角が同じ58°のため、同じ角度で構えた時にトゥの上がり下がりに差は出ません。

フェース形状はそれほど大きな違いはありませんが、DYNAPOWERカーボンの方がディープ感があります。

DYNAPOWERカーボンとDYNAPOWERチタンのスペックの違いを比較

重心設計の違い

※左がDYNAPOWERカーボン、右がDYNAPOWERチタン

DYNAPOWERカーボンとDYNAPOWERチタンでは、重心位置が大きく異なっていて、ヘッド挙動に大きな違いを持たせてあります。

DYNAPOWERカーボンの方は、重心がセンターの浅い位置にあります。浅重心によりバックスピンを相殺する効果が生み出されますので、低スピン性能が高くなります。

また、重心がシャフト軸に違いことで、ヘッド操作をしやすくなりますので、意図した通りの操作がしやすくなっています。

一方、DYNAPOWERチタンの方は、重心がヒール寄りで深い位置にあります。ヒール寄りにあることで、ヘッドが返りやすく、球のつかまりが良くなります。所謂、ドローバイアスです。

そして、深い重心にについては、ヘッドのブレが生じにくくなりますので、打点がブレても真っ直ぐ飛びやすくなっています。

スペックの違い

対象ゴルファーに合わせて、ロフト角はカーボンの方が8~12°までの4種類、チタンの方は9~13°までの3種類となっています。

DYNAPOWER カーボン ドライバー

ロフト角 8.0° 9.0° 10.5° 12.0°
ライ角 58° 58° 58° 58°
ヘッド体積 460 460 460 460
長さ 45.75′ 45.75′ 45.75′ 45.75′
バランス D3 D3 D3 D3
シャフト Fujikura
Ventus Blue
フレックス A、R、S、X

DYNAPOWER チタン ドライバー

ロフト角 9.0° 10.5° 13.0°
ライ角 58° 58° 58°
ヘッド体積 460 460 460
長さ 45.75′ 45.75′ 45.75′
バランス D2 D2 D2
シャフト Project
X HZRDUS Smoke Red RDX
フレックス A、R、S

 

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