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TSR3ユーティリティの試打・評価・感想

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タイトリストの2023年モデル、TSR3ユーティリティについて、製品の特徴、試打した感想・評価を取り上げます。

タイトリスト TSR3ユーティリティについて

タイトリストのTSRシリーズのユーティリティは、TSR1、TSR2、TSR3の3機種のラインナップとなっています。

本記事で取り上げているTSR3ユーティリティは、3機種の中で、唯一、ドロー・フェードのウェイト調整機能が搭載されていて、可変スリーブと組み合わせることで、弾道のカスタマイズ性能に優れています。

前作のTSi3では、3Uと4Uの2種類でしたが、TSR3では5Uが加わった3種類となり、ロフトも1°大きくなり球を上げやすくなっています。

ヘッド形状は、TSR1、TSR2よりも小ぶりで奥行きが浅くなっています。ウッド型でありながら、フェース面はややアイアンライクな四角に寄せてありますが、トゥ側は逃げ顔で、左へのミスが出にくい設計になっています。

ミスを助けてもらうというより、自分技量で思い通りに操作するタイプで、上級者向けのユーティリティです。

TSR3ユーティリティとTSi3ユーティリティの違い

ウェイトポートが3つから5つに増加

※左がTSi3、右がTSR3

TSi3、TSR3のどちらのユーティリティも、ドロー・フェードの調整機能を搭載しています。

TSi3では調整ポジションがT・N・Fの3種類でしたが、TSR3では、TとHが2段階になり、T2・T1・N・H1・H2の5種類に増えています。

調整ポジションが増えたことで、より細かな弾道調整が可能となっています。

ヘッド形状は、よりウッド型になっている

※左がTSi3、右がTSR3

TSi3は、フェース面が四角に近く、ウッド型でありながらアイアンに寄せた形状が採用されていました。

TSR3では、フェースのトゥ高感はやや残してはいるものの、TSi3と比べるとヘッドの後方が長く取られていて、ウッドに寄せた形状となっています。

TSR3では、5Uが復活している

初代TSシリーズのTS3ユーティリティは、番手が充実していて、17~25°まで2°ピッチで5種類(2U~5U)ありました。

それが、2代目のTSi3ユーティリティでは、何故か3Uと4Uのみの2種類になっていて、番手が大幅に減りました。

そして、3代目のTSR3ユーティリティでは、3U~5Uの3種類で、TSi3より1種類増えています。

TSiシリーズの時には、TSi3の4UとTS3の5Uをコンボにするという方が少なくなようでしたが、TSR3では5Uが復活しましたので、ユーティリティを同じシリーズで揃えやすくなっています。

ロフト角は1°大きくなっている

番手 TS3 TSi3 TSR3
2U 17°
3U 19° 18° 19°
4U 21° 20° 21°
5U 23° 24°
6U 25°

TSi3からTSR3になって、ロフト角は1°大きくなっています。5Uに関しても、TS3よりも1°大きくなっています。

従来モデルよりも、球を上げやすい方向にシフトしています。

TSR3ユーティリティの試打・評価

TSR3ユーティリティをトラックマンで計測試打・評価

試打クラブは、ロフト角が21°、シャフトがTENSEI PRO 1K HYBRID 70 Sです。

  • 従来まで3は細身なイメージだったが、前作の2に近い。
  • 打音は低く締まっていて、プロ好み。
  • ヘッドスピード52~3m/sでるような方にハマりそう。
  • 球は浮いてくれる感が無い。前に行く。ヘッドスピードが速い人、低めに打ちたい人に良い。
  • 河川敷とかリンクスとか、風に負けない球を打ちたい人、硬い地面で転がしたい人にも良い。

TSR1・TSR2・TSR3を試打・評価

▼TSR3ユーティリティのところ(14:03)から再生されます

試打クラブは、4U(21°)です。

  • TSR2よりTSR3の方が、少し操作しやすい。アイアンみたいに曲げて狙える。
  • 前作よりオフセットを付けてあって、ストレート気味で、アイアンの雰囲気がある。
  • TSR2とTSR3で飛距離は殆ど変わらない。TSR2の方が球が上がりやすく、TSR3はアイアン型UTのような感じがある。
  • アイアンの延長線上で、寛容性が入っている。

TSR3ユーティリティの評価・口コミ

tsi3より少し大きくなった

やさしくなって、方向性が良い

  • TS3は角ばったところがイマイチで、TSi3はスッキリしていいのですが少しヘッドが小さい。TSRは少し丸くなったが、そこに安心感を感じるのでいいのではないかと思います。
  • 写真ではもう少しオフセットが少なく見えていましたが、実際のヘッドを見るとTS2に近く、2と3の間くらいのイメージです。
  • 少しやさしくなったようで方向性はいい。ロフトなりの高さ、高くもなく低くもなくでしょう。
  • TSi3には23度がなかったので、TSi3 20度とTS3 23度を使用していました。今回はTSR21度と24度(カスタム)に更新。
*引用:GDO

TSR3ユーティリティのスペック

クラブスペック

番手 ロフト角 ライ角 長さ
3U 19.0° 57.0° 40.5″
4U 21.0° 57.5° 40.0″
5U 24.0° 58.0° 39.5″

シャフトスペック

シャフト 硬さ 重さ トルク 調子
NS MODUS3 HYBRID(GOST) S 91g 2.8°
TENSEI PRO 1K HYBRID 70 S 71.5g 3.8°

TSR3ユーティリティの発売日・発売価格

TSR3ユーティリティの発売日は、2023年2月23日です。

発売価格は、NS MODUS3 HYBRID(GOST)が51,700円(税込)、TENSEI PRO 1K HYBRID 70が49,500円(税込み)です。

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