P770アイアン 3代目(2023)の試打・評価・スペック・シャフト

テーラーメイドのP770アイアンの2023年モデル（3代目）について、試打・評価・スペックなど詳しく取り上げます。

P770アイアンの3代目 2023年モデルの特徴

P770アイアンは、初代が2017年、2代目が2020年に発売されています。

初代モデルは軟鉄鍛造のキャビディ形状でしたが、2代目で外観がマッスルバックライクな中空構造に大きく変わっていて、2023年の3代目も中空構造が踏襲されています。

最近の中級者向けアイアンらしく、中空内部にはタングステンや制振材などが詰め込まれていて、やさしさとフィーリングが備わっています。

素材・構造面では2代目とほぼ同じですが、打感を良くする制振材「SpeedFoam Air」は、従来比で69％に大幅な軽量化と柔軟性のアップが実現されています。

これにより、最適重量配分が進み、打感の良さが向上しています。

ロフト角は、全ての番手で2代目と同じ設定になっています。もっと言えば、ライ角、長さも同じです。

7番アイアンのロフト角は、最上位モデルのP7MB、P7MCと比べると1°フェースを立たせていて、飛距離性能を若干持たせてあります。

それでもは33°とかなり寝ていて、他メーカーで言えば、PINGのi230アイアン、キャロウェイのX-FORGED CBアイアンと同じです。

しっかり球を上げて、ピンをデッドに狙いに行けるアイアンです。

P770アイアンは、L字型のフェースを採用していて、ソール側に折り返した部分までフェースパーツが至っています。

そのため、通常の平面フェースと比べて下目でのヒットに強くなっています。

また、テーラーメイドならではの貫通型スピードポケットもソール面に施されていますので、これもミスを許容してくれます。

アイアンはとりわけトップ気味に当たりやすいため、特にフェース下部でのちょっとしたミスに懸念がある方は、一枚物のマッスルバックより下打点の時の飛距離ロスを抑えてくれる安心感があります。

2代目と3代目を比較試打されています。

番手	ロフト角	ライ角	オフセット	長さ
#3	19.5	60.5	3.3	39
#4	22.5	61	3	38.5
#5	25.5	61.5	2.8	38
#6	29	62	2.6	37.5
#7	33	62.5	2.4	37
#8	37	63	2.2	36.5
#9	41	63.5	1.9	36
PW	46	64	1.6	35.75

シャフト	フレックス	重量	トルク	調子
Dynamic Gold EX Tour Issue	S200	131g	–	元
New Diamana Thump 95	S	94g	1.9	元

P770アイアンの3代目 2023年モデルの発売日は、2023年1月20日です。発売価格は以下の通りです。