PINGのG410LSTドライバーとG400LSTドライバーの違いについて取り上げます。
G410 LSTドライバーとG400LS TECドライバー
G410 LSTドライバーはG400LS TECドライバーの後継モデルにあたります。G410、G400共に3タイプのドライバーが発売されていて、低スピンタイプのドライバーとなります。
G410のLSTは、数か月遅れてリリースされるものの、注目を浴びているのには理由があります。まず、前作のG400LS TECモデルは未契約のツアープロが使用するほど性能評価が高く、2018年モデルながら早くも「銘器」とも呼ばれ出しています。そのニューモデルということで、否が応にも注目を浴びているわけです。
ここが重要!ポイント
- LSTは、低スピンモデルのドライバー。
- 前作のG400LS TECは銘器とも言われ、G410LSTも俄然注目されている。
G410LSTドライバーは、初めて可変ウェイトを搭載!
G410LSTドライバーでは、初めて可変ウェイトが搭載されています。上図でいうヘッド後方に脱着式のウェイト機構があり、ドロー、ニュートラル、フェードの位置に付け替えることができます。
出典:https://jp.ping.com/clubs/drivers/g410-lst
ここが重要!ポイント
- 可変ウェイトによる重心調整機能はLST、PLUSモデルに搭載、SFTモデルには未搭載。
ロフト調整機能は新しくなっている
出典:https://jp.ping.com/clubs/drivers/g410-lst
ネックのロフト調整機能はG410、G400の双方に搭載されていますが、G410では新ホーゼル・スリーブとなっていまして、従来±1°だったものが±1.5°まで調整可能となっています。G410LSTの方は、ロフトが5ポジション、ロフト・ライ角が3ポジションに調整可能となっています。とうことで、残念なお知らせとしては、G400とG410でスリーブの互換性はありません。
ここが重要!ポイント
- ロフト角調整機能は、調整幅が±1.0から±1.5に拡大している。
- G410とG400でスリーブの互換性はない。
ヘッドサイズは、G410 LSTの方が大きい!
左がG410LSTで右がG400LS-Tです。ヘッド形状に大きな違いは感じられませんが、ヘッドサイズは異なっています。G400LS-Tは445ccですが、G410LSTは450ccと5cc大きくなっています。
慣性モーメントが3%大きくなっていますので、ヘッドサイズの大きさが関係しているのかもしれません。
ここが重要!ポイント
- ヘッドサイズは、G410LSTの方が5cc小さい450cc。
- 慣性モーメントは3%大きくなっている。
G410LSTとG400LS Tのフェース
形状に大きな違いは感じられませんが、フェース面のデザインが大きく変わっています。左のG410LSTの方が、ボールを捉えるべき位置が分かりやすくなっています。
また、クラウンにはタービュレーターが引き続き搭載されていますので、空気の流れをスムーズにし、ヘッドスピードのロスを抑えてくれます。ちなみにどの程度ヘッドスピードが変わるかは公式サイトに掲載はありませんが、コンマ幾つでは?という話を耳にしたことがあります。
G410LSTとG400LS-TECのスペックの比較
モデル | G410LST | G400LS-T |
---|---|---|
ロフト角 | 9.0/10.5° | 8.5/10.0° |
ロフト調整 | ±1.5° | ±1.0° |
クラブ長さ | 45.75 | 45.75 |
標準ライ角 | 58.00° | 58.00° |
ヘッドサイズ | 450cc | 445cc |
スイングウェイト | D3 | D3 |
まず、G410LSTとG400LS-TECで、ロフト角の設定が異なっています。低スピンタイプのドライバーは、一般に重心が浅い分、低重心への寄与が下がっていて、球が上がり過ぎないように設計されています。G400では、ロフト角が8.5/10.0°とかなり立たせていますので、より弾道が低く抑えられていましたが。
今回のG410LSTでは、9.0/10.5°となっていますので、球が上がりやすさをプラスしたロフトが設定になっています。とはいえ、ロフトの調整幅は±1.5°ありますので、打ち出し角度は自由に調整できそうです。
ここが重要!ポイント
- ロフト角が8.5/10.0°から9.0/10.5°となり、球が上がりやすいロフト設計になっている。
- クラブ長さ、ライ角などは同じ。
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