ゼクシオ13ハイブリッドについて、製品の特徴、試打した感想・評価を取り上げます。
ゼクシオX ハイブリッド 3代目(2024)
ゼクシオ Xの2024年モデルは、2020年の誕生からシリーズ3作目となります。
ハイブリッドは、初代から継続して発売されていますので、こちらも3代目ということになります。
前作よりも引き締まって見える
前作2代目(2022)と比べると、フェースカラーがシルバーからブラックになっているため、構えた時のフェースの見え方が違います。
今作3代目(2024)の方が全体的に引き締まって見え、オフセットも抑え気味に見えますが、ややフックフェースなため、つかまりの良さが感じられます。
グリップはGOLF PRIDEに変更
ゼクシオXは初代、2代目とウェイトプラス・テクノロジーが採用されていて専用グリップでしたが、3代目ではGOLF PRIDEに変わっています。
つまり、ウェイトプラス・テクノロジーという表現は3代目から使われていません。しかし、ヘッドとシャフトの重量はほぼ変更がない中、グリップ重量は45gから49.5gに増加していますので、相対的にグリップ側に重量負荷を掛ける設計は引き続き採用されていると言って良いでしょう。
クラブ重量は6~7gアップ
ゼクシオというと、シニア・おじさん向けクラブで「軽い」というイメージがある方も少なくないと思います。
実際、ゼクシオXの初代は334g、2代目は341gで軽い部類に入りましたが、3代目では更に重量アップしていて348gとなっています。
初代から比べると14gも重量アップしていて、標準的なクラブ重量になっています。
モデル | ロフト角 | クラブ重量 |
---|---|---|
ゼクシオX 2024(3代目) | 23° | 348g |
ゼクシオX 2022(2代目) | 23° | 341g |
ゼクシオX 2020(初代) | 23° | 334g |
ステルス2 | 23° | 340g |
パラダイム | 24° | 354g |
G430 | 22° | 346g |
TSR2 | 24° | 359g |
海外ブランドのユーティリティと比べても重さでは引けを取らないレベルになっています。
球を拾いやすく、高弾道で飛ばせる
フェースは正面から見るとトゥ側が角ばって見え、クジラ型のアイアンライクなタイプなように思えそうですが、構えた時にはソールのラウンドが感じられます。
様々なライに対応しやすく、ソールの抜け・滑りも良いため、ヘッドスピードを落とさずに振り抜くことができます。
内部構造面ではトゥ・ヒールの下部が厚肉になっていて、低重心化により球が上がりやすくなっています。
ゼクシオX ハイブリッド 3代目(2024)の適合ゴルファー
ゼクシオX ハイブリッドが適するゴルファーは、以下のタイプとなります。
- 軽すぎないクラブが良い方。
- ヘッドスピードは標準的な方。
- 操作性よりも寛容性が欲しい方。
- 適度なつかまりと球の上がりやすさが欲しい方。
- 接着型のネックが良い方。
- 引き締まったシックなデザインが好みな方。
ゼクシオX ハイブリッド 3代目(2024)の試打・評価
ゼクシオX ハイブリッドをプロがトラックマンで試打・評価
▼ハイブリッドの試打(7:45)から再生されます
試打クラブは、5番23°でMiyazaki AX-3のSです。
- 弾道が高い、グリーンを上から狙える。
- 前作、前々作より良い。完成度が高い。
- 打感も柔らかい感じがする。
- つかまる感じが少しある。
- 少し軽いが、力を入れてバーンと打って行きたい人に良い。軽めが良い人はゼクシオ13。
ゼクシオX ハイブリッドをプロが試打・評価
▼ハイブリッドの試打(3:51)から再生されます
- ゼクシオ13よりもヘッドがシャープ。トゥからでもヒールからでもしっかり拾えそうで、操作性に長けてる。
- 打感がとにかく良い。高いことがするが、手に伝わってくる感じは、芯を捉えた感じが伝わってくる。
- ゼクシオ13は球が高く上がる。ゼクシオXは前に行ってくれる。
- ソールが滑ってくれるので、ヘッドの抜けが良い。刺さりそうでもしっかり滑ってくれる。
ゼクシオX ハイブリッド 3代目(2024)のスペック
クラブスペック
番手 | H3 | H4 | H5 | H6 |
---|---|---|---|---|
ロフト角 | 18 | 20 | 23 | 26 |
ライ角 | 59.5 | 60 | 60.5 | 61 |
ヘッド体積 | 130 | 129 | 127 | 125 |
ヘッド重量 | 229 | 234 | 240 | 246 |
長さ | 40.5 | 40 | 39.5 | 39 |
クラブ重量 | 338 | 342 | 348 | 353 |
シャフトスペック
標準シャフトは、Miyazaki AX-3カーボンのみの1種類です。
フレックス | 重量 | トルク | 調子 |
---|---|---|---|
S | 54g | 3.8 | 中 |
SR | 52g | 3.8 | 中 |
R | 50g | 3.9 | 中 |
ゼクシオX ハイブリッド 3代目(2024)の発売日・発売価格
ゼクシオX ハイブリッド 3代目(2024)の発売日は、2023年12月9日です。発売価格は、45,100円(税抜き41,000円)です。前作の2代目(2022)からは2,200円の値上がりとなっています。