ミズノ ST200シリーズのドライバーについて、USモデルのみの発売ではなく、日本モデルも発売が決まりました。モデルは複数種類ありますので、最新情報を取り上げます。
ST200シリーズのUSモデルは3種類、日本モデルは2種類
ST200シリーズは、ST180、ST190の後継モデルです。ST190は日本での発売がありませんでしたので、2020年モデルのST200も海外限定かと思われましたが、日本の公式サイトにも掲載され、発売が決定しました。
ただし、ST200シリーズは全部で3種類のモデルがありますが、日本での発売は2種類に留まっています。
▼USモデル
こちらがUSモデルで、左からST200ドライバー、ST200Xドライバー、ST200Gドライバーです。
▼JPモデル
こちらが日本で取り扱われるモデルで、左からST200ドライバー、ST200Xドライバーです。ウェイト調整機能を搭載したST200Gドライバーは日本での取り扱いがありません。
▼ST200シリーズの海外・日本での取り扱い
モデル | 特徴 | 海外モデル | 日本モデル |
---|---|---|---|
ST200 | ヘッド後方にウェイトを搭載 | 〇 | 〇 |
ST200X | ヘッド後方とヒール寄りにウェイトを搭載 | 〇 | 〇 |
ST200G | ウェイト調整機能を搭載 | 〇 | - |
⇒MIZUNO ST190 / ST190G ドライバーの最新情報
以前のモデルでは、STとGTがありました。STはSpeed Technologyの略で、ボールスピードに特化、GTはGravity Technologyの略で、重心調整に特化したモデルです。
ST200ドライバーとST200Xドライバーを試打
- ST200ドライバーは、ドローヒッターが叩くとスピン量がかなり抑えられ飛距離が出る。
- ST200Xドライバーは、どんなヘッドスピードでも扱えそう。
ST200ドライバー
ST200ドライバーは、スピンが抑えられ、つかまり過ぎず、思い切り叩きに行けるドライバーです。
ウェイトはソール後方に搭載
ソールのウェイトは、後方に1つ搭載されています。この後に紹介するST200Xではヒール寄りにも搭載され、つかまりが良いのに対して、ST200は左へのつかまり過ぎを恐れず、思い切り叩いていけます。
クイックスイッチによるロフト角調整機能を搭載
可変スリーブによるロフト角・ライ角の調整機能を搭載していて、ロフト角は±2°、ライ角は+3°の調整が可能となっています。調整は予め定められた8つのセッティングから選ぶ形になります。
鍛造コアテックフェースデザイン
フェース形状は、中心部が肉厚で周囲部が薄い形状になっています。この形状を取ることで、フェースのたわみが増幅され、反発性能が高められています。
フェース素材にβチタンを採用
フェース素材にはβチタンが用いられています。
βチタンはゴルフクラブでよく見かける6-4Tiと比べると、高強度でしなやかなため、撓みやすくなっています。
ST200ドライバーのスペック
- ロフト角:9.5°(±2)
- ライ角:56.5°
- ヘッド体積:460cc
- クラブ長さ:45.5インチ
ST200ドライバーの標準シャフト
ST200ドライバーの標準シャフトは、Tour AD GM-200 D(カーボン)です。
硬さ | シャフト重量 | トルク | 調子 | クラブ重量 |
---|---|---|---|---|
S | 54.0g | 5.2 | 中 | 301g |
SR | 52.5g | 5.2 | 中 | 301g |
ST200Xドライバー
ST200Xドライバーは、ST200ドライバーよりもやさしく扱えるのが特徴のドライバーです。
ウェイトはソール後方とヒール寄りに搭載
ソールのウェイトは、後方に1つとヒール寄りに1つ、合計2つ搭載されています。ST200ではソールに1つとなっていますが、ST200Xはヒール寄り追加されることで、ヘッドターンがしやすく、スクエアな状態でやさしくインパクトしやすくなっています。
クイックスイッチによるロフト角調整機能を搭載
可変スリーブによるロフト角・ライ角の調整機能を搭載していて、ロフト角は±2°、ライ角は+3°の調整が可能となっています。調整は予め定められた8つのセッティングから選ぶ形になります。
鍛造コアテックフェースデザイン
フェース形状は、中心部が肉厚で周囲部が薄い形状になっています。この形状を取ることで、フェースのたわみが増幅され、反発性能が高められています。
フェース素材にβチタンを採用
フェース素材にはβチタンが用いられています。
βチタンはゴルフクラブでよく見かける6-4Tiと比べると、高強度でしなやかなため、撓みやすくなっています。
ST200Xドライバーのスペック
- ロフト角:10.5°(±2)
- ライ角:59°
- ヘッド体積:460cc
- クラブ長さ:45.75インチ
ST200Xドライバーの標準シャフト
ST200Xドライバーの標準シャフトは、20 MFUSION D(カーボン)です。
硬さ | シャフト重量 | トルク | 調子 | クラブ重量 |
---|---|---|---|---|
S | 49g | 5.6 | 中 | 292g |
SR | 44g | 6.4 | 中 | 286g |
R | 39g | 7.2 | 中 | 280g |
ST200Gドライバー(USモデル)
こちらはUSモデルとして発売のST200Gドライバーです。フェース素材・構造、ロフト角調整機能、ウェーブテクノロジー(フェース後ろの溝)はST200・ST200Xと同じく搭載されています。
ウェイト調整機能を搭載
ST200・ST200Xと大きく異なる点は、スライダー式のウェイト調整機能がソールに搭載されている点です。
縦方向にスライドできるウェイト調整の機構が、左右に1本ずつ搭載されています。ウェイトを前後に移動することで、打ち出しやスピン量の調整ができ、左と右でウェイト位置をずらすことで、ドロー・フェードの調整も可能となっています。
▼こちらはST190Gドライバー。ウェイトの可動レンジが短くみえる。
ST200ドライバーの発売日・発売価格
ST200シリーズドライバーの日本モデルの発売日は、2020年3月20日が予定されています。
- ST200ドライバー
Tour AD GM-200 D:65,000円
Tour AD XC6:80,000円
Speeder 661 EVOLUTION Ⅵ:80,000円
Diamana ZF 60:80,000円
Diamana D LIMITED 5S/6S:90,000円 - ST200Xドライバー
20 MFUSION D:65,000円
PLATINUM MFUSION D:68,000円
Tour AD XC5:80,000円
Speeder 569 EVOLUTION Ⅵ:80,000円
Diamana ZF 5S:80,000円
Diamana D LIMITED 5S:90,000円
ST200ドライバーを日本国内のプロがテスト使用している
STシリーズは海外向けモデルで、恐らく今作も日本での発売はないと思われますが、小鯛竜也プロ・武藤俊憲プロがテスト使用しているとの話が伝わってきています。
ミズノ契約の小鯛竜也が、見慣れぬ2つの海外仕様のプロトタイプをテストするシーンをキャッチ。1つ目は、ドライバーヘッド。契約するミズノの〈ミズノプロ〉ではなく、ソールに同社のランパードマークが入っており、トゥに〈ST200X〉と刻印がある。
引用:https://www.pargolf.co.jp/special/122950
ミズノ契約の武藤俊憲が練習日の本日、何やら新しいプロトタイプを手に、ドライバーショットを繰り返し「エース(ミズノプロMODEL-S)も初速が出るけど、コレはもっと出るし打感が柔らかい」と語っていた。…『ST200X』というカーボン複合と思しきプロトヘッド。
引用:https://www.alba.co.jp/gear/news/article/no=140633