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ヤマハ RMX 220ドライバーと218ドライバーの違い

投稿日:2019年11月25日 更新日:

ヤマハのRMXシリーズから発売のRMX 220ドライバーと218ドライバーの違いについて取り上げます。

RMX 220は、RMX 218の後継モデル

RMXドライバーは2016年に初代が発売され、RMX218ドライバ―は2代目、RMX220ドライバーは3代目となります。

共にアベレージゴルファー向けのモデルで、直進性の高さに定評のあるドライバーです。

RMX220は、慣性モーメントが大幅にアップしている

上のヘッドを並べた画像を見ると、一目瞭然ですが、RMX220とRMX218ではヘッド形状が大きく異なっています。新しい方のRMX220ドライバーはストレッチ(ヘッドの奥行)が長く伸びていて、所謂、シャローバック形状になっています。

シャローバックになると深重心となり、慣性モーメントが大きくなります。

ヘッドのボールインパクト時の衝撃に対する安定感が増しますので、オフセンターヒット時の弾道のブレ、初速のロスが緩和されます。

モデル RMX216 RMX218 RMX220
慣性モーメント 4600g・cm2 4700g・cm2 5760g・cm2

RMXドライバ―の歴代3モデルの慣性モーメントを比較してみると、RMX220では大幅にアップしていることが分かります。

前作のRMX218ドライバ―も直進性が高いと評価されていましたが、RMX220ドライバ―は、慣性モーメントの値が1000以上アップしています。

慣性モーメントにはルール上限値がありまして、5900g・cm2以内に収めなければならないため、かなりギリギリまで攻めた設計であることが分かります。

ここが重要!ポイント

  • RMX220ドライバ―は、打点のブレが大きい、とにかく真っすぐ飛ばしたいゴルファーにおすすめ

RMX220は、ドライバ―なのにグースが効いている!

左がRMX220、右がRMX218です。筆者個人としては、一番注目して頂きたい点が、ネックに対するフェースの位置です。

FP値(シャフトの中心軸とフェースのリーディングエッジの距離)がRMX220の方が短くなっています。RMX220の方は、アイアンで言うグースが効いている状態、つまり、フェース面が奥に引っ込んでいます。

これは、PRGRのegg 5500ドライバ―と同じで、RMX220の方が、インパクトのタイミングが遅くなりますので、ボールのつかまりが良くなる構造になっています。ボールをしっかり捕まえたい方に適した形状となっています。

撓むエリアを絞って、RMX220はエネルギーロスを抑えている

RMX218、RMX220共に、ヘッドを撓ませてボール初速をアップする構造が採用されています。

▼RMX218の撓みを生む構造

出典:https://golf.yamaha.com/

RMX218では、ヘッド内部に溝構造が採用されています。溝の位置はヘッド中央から後方にかけて幅広く施されていますので、ボディー全体が撓みます。

▼RMX220の撓みを生む構造

出典:https://golf.yamaha.com/products/rmx_dr_220.html

一方、RMX220ドライバ―の方は、フェース周辺でソール・クラウン・ホーゼルに剛性を高めた構造が採用されています。BOOSTRINGと名付けられた構造により、フェース周辺部のみが撓みます。

この撓みのメカニズムの違いについて、ヤマハでは以下の通り説明されています。

「発生するたわみは均一となり、たわむエリアもフェース近傍に限定される。そのため、発生した全てのエネルギーが残さずボールに伝わり、ボール初速を高めてくれる。」

引用:出典:https://golf.yamaha.com/products/rmx_dr_220.html

前作のRMX218で採用されているボディー全体の撓みは、エネルギーロスが出るとのことですので、RMX220の方が撓みによるボール初速への寄与が大きいということのようです。

RMX220はより低重心・深重心設計

左がRMX220、右がRMX218です。左のRMX220の方が重心が0.5mm低く、重心深度も4mm深くなっています。

RMX220ドライバ―の方がボールが上がりやすく、直進性が高い重心設計となっています。

球が吹けやすいという方は、打ち出しの高さだけ考えた場合、RMX218ドライバ―の方が適しています。

ロフト角の調整機能は、どちらも搭載している

出典:https://golf.yamaha.com/products/rmx_dr_220.html

RMXは、ヘッドとシャフトが別々のドライバーです。シャフトの取り外しができるモデルですので、当然ながらチューニング機能も搭載しています。

ロフト角はー1°、0°、1°の調整ができ、ライ角はロフトの変更に伴って、0°、0.75°、1.5°に変更されます。

RMX 220ドライバー・218ドライバーの試打動画

マーク金井氏が、RMX118、218、そして、後継モデルのRMX120、220の4本を打ち比べた試打動画です。

RMX218、RMX220の比較では、RMX220の方がスマッシュファクターが高いため、高反発エリアが広いことがわかり、つかまりも良いとのことです。

RMX 220ドライバー・218ドライバーのスペック比較

モデル RMX 220 RMX 218
ロフト角 9.5/10.5°(±1°) 9.5/10.5°(±1°)
ライ角 60°(60.75°、61.5°) 59.75°(59°、60.5°)
ヘッド体積 460cc 460cc
フェ―ス角
クラブ長さ 45.5インチ 45.5インチ
慣性モーメント(g・cm2) 5,760 4,700
重心高 30.5mm 31.0mm
重心深度 44.5mm 40.5mm

慣性モーメント、重心設計、ライ角に違いが見られ、RMX220の方がよりやさしい方向にシフトしています。

RMX220を試打してみて物足りない方はRMX218を、逆にRMX218を使ってみてもう少しやさしいのをと感じる方は、RMX220が使いやすく感じられる可能性があります。

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