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低重心ドライバーのメリット・デメリットを解説!お勧めの低重心ドライバー3本!

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低重心のドライバーについて、メリットとデメリットを解説します。また、お勧めの低重心ドライバー、そして、簡単に低重心に返る方法についても解説します。

ドライバーの低重心・高重心について徹底解説

低重心のドライバーとは!?

低重心のドライバーとは、重心位置が低いドライバーを指します。スペックとしては、重心高や低重心率といった項目で数値化されます。

重心高は上図の通りフェース面上の重心位置の高さを表します。低重心率は、フェースの高さに対して、如何ほどのところに重心があるかを割合で表したものです。一般的に低重心・高重心の境目は、低重心率が63%ぐらいと考えれば良いと思います。

ドライバーショットに重心の高さ・低さが与える影響は、主にインパクトの位置にあります。低重心のドライバーでは、芯の位置がフェース面上で低い位置にあるため、芯よりも上でボールを捉えやすくなります。

≫ 低重心・高重心とドライバーの飛距離との関係

低重心ドライバーのメリット

ドライバーの飛距離を出すには、一般的に高弾道で低スピンが良いと言われています。

低重心のドライバーでは、芯よりも上でボールを捉えやすく、打ち出しは高くなります。そして、ギア効果によりバックスピンを相殺する方向に作用し、スピン量が抑えられます。

打ち出しが高く、低スピンとなりますので、一般的に飛距離は伸びやすくなります。もう一つのメリットとして、バックスピンが減りますので、ボールが着地した後のランも出やすくなります。

低重心ドライバーのデメリット

低重心ドライバーのデメリットは、先ほどのメリットがプラスに働かないケースとなります。改めて、低重心ドライバーの特徴を振り返りますと、打ち出しが高い、スピン量が抑えられる、という2点が挙げられます。

打ち出し角が高すぎると感じているゴルファーが低重心のドライバーを使うと、打ち出しが更に高くなり過ぎてしまいます。しかし、打ち出し角はロフト角の影響が大きいため、調整機能があればフェースをたてる、または、ロフトが立っているモデルに変えることで対応できます。

スピン量については、少な過ぎる方が使うと更にスピン量が減り、ボールに十分な揚力が得られません。その場合、滞空時間が減りますので、キャリーが短くなる方向に作用します。ランは出やすくなりますが、飛距離の大半はキャリーであることを考えると、少なすぎるスピン量は飛距離低下の大きな要因となります。

お勧めの低重心ドライバー3本

テーラーメイド M6ドライバー

テーラーメイドのM6ドライバーは、ヘッドの軽量化がとても進められているクラブです。生み出された余剰重量はソール後方のウェイトに配分され、46gもの大きなウェイトが実現されています。

低重心・深重心で、球が上がりやすく、直進性に優れています。さらに、M6ドライバーにはツイストフェースが搭載されていますので、スライスやフックに悩まされる方にとっては、センターに飛ばしやすいドライバーです。

ここが重要!ポイント

  • ソールに大きなウェイトが搭載され、低重心・深重心となっている
  • ツイストフェースでセンターに飛ばしやすい
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ヤマハ インプレス UD+2ドライバー 2019

ヤマハのインプレスUD+2ドライバーは、ソール一体型のウェイトという形を取っていて、低重心化を意識して開発されたドライバーです。もう一つの特徴として、重心角にも拘っていて、極端に大きい33°となっています。

低重心で球が上がりやすく、大重心角でボールがつかまり、飛距離が出やすいドライバーです。

ここが重要!ポイント

  • ソール一体型ウェイトによる低重心設計
  • ヘッドターンしやすくスライスが出にくい
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PRGR egg5500ドライバー

PRGRのegg5050ドライバーは、前作よりもシャロバックになり、ヘッド後方にウェイトが集中しています。

低重心・深重心で、球が上がりやすいだけではなく、大きな慣性モーメントで打点のバラつきに強さを発揮してくれます。

ここが重要!ポイント

  • シャローバックで低重心・深重心になっている
  • 慣性モーメントが大きく、打点のバラつきに強い
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簡単にドライバーを低重心にカスタマイズする方法

可動式ウェイトにて調整

ドライバーには、モデルによって調整機能が搭載されているものがあります。例えば、テーラーメイドのM5ドライバーは、ソール面に可動式ウェイトが搭載されていますので、ウェイトを動かすことで重心が変わります。

≫ M5ドライバーのウェイト調整機能、リバースTトラックについて徹底解説【調整例の基本5種+おすすめ2種】

脱着式ウェイトを別重量に交換

また、ウェイトを別重量に交換可能なモデルもあります。思いウェイトに交換することでヘッドの下側重量が増しますので、簡単に低重心にすることができます。例えば、キャロウェイの最近のモデルでは、スクリュー型のウェイトを搭載したモデルが多く、互換性も高いのが特徴です。

≫ エピックフラッシュのスクリューウェイトの交換について

ウェイト調整機能が無い場合、鉛テープを使用

重心調整機能が無いドライバーの場合でも、自分で簡単に重心位置調整してカスタマイズすることができます。

専用の鉛テープがありますので、ソールに張り付けることで、ウェイト交換による重量増と同様の効果を得ることができます。

ちなみに、鉛テープを貼り重量調整することはルール上、認められていますので、公式競技でも使うことができます。注意点としては、調整機能のモデルと同様に、途中でテープの張替え等の変更(調整)は認められていません。

まとめ

低重心ドライバーのメリットとデメリット、おすすめの低重心ドライバー、そして、自分で低重心ドライバーにする方法について紹介しました。

ゴルフクラブは物理の世界の道具で、重心位置が特徴を決める上で極めて重要です。自分に合ったゴルフクラブを探す際には、求める弾道、その弾道にあった重心位置を知ると、フィットしたモデルに出会う確率が高まります。

以上、低重心ドライバーをテーマにした内容を紹介しました。

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