≫ SIM2・SIM2 MAX・SIM2 MAX-Dドライバーのロフト角調整機能について
SIMドライバー・SIM MAXドライバーに搭載されているホーゼル部分のロフト角調整機能(可変スリーブ)について取り上げます。
目次
ロフト角調整機能
SIMドライバー・SIM MAXドライバーは、ネックの部分にロフト角調整機能が搭載されています。シャフトを向きを変えて挿し直すことで、ロフト角・ライ角・フェース角を変更することができ、打ち出しの高さやボールのつかまり具合を変えることができます。
可変スリーブにより12通りの設定に変更できる
ロフト角は±2°、ライ角は+4°、フェース角は±4°の調節が可能となっています。ロフト角・ライ角・フェース角の設定は、予め12通り用意されていますので、その中から好みの設定を選ぶ形となります。
そのため、キャロウェイのようにロフト角とフェース角を自由に組み合わせることはできません。例えば、「フェース角を最大の4°クローズで、ロフトを最大の2°立てる」ということはできません。
ロフト角・ライ角・フェース角の調整方法
実際の調整方法は、まず専用レンチをソール側から挿し込み、ヘッドからスリーブ付きシャフトを取り外します。そして、調整したいセッティングの向きにスリーブを刺し戻して、最後に専用レンチで締め付けて固定します。
12ポジションのロフト角・ライ角・フェース角の設定値
スリーブ 表記 |
ロフト角 | ライ角 | フェース角 | スピン量 |
---|---|---|---|---|
UPRT | ±0 | 60 | スクエア | ±0 |
| | -0.75 | 59.5 | 1.5°OPEN | -150 |
| | -1.5 | 58.75 | 3°OPEN | -300 |
LOWER | -2 | 58 | 4°OPEN | -400 |
| | -1.5 | 57.25 | 3°OPEN | -300 |
| | -0.75 | 56.5 | 1.5°OPEN | -150 |
STD | ±0 | 56 | スクエア | ±0 |
| | 0.75 | 56.5 | 1.5°CLOSE | 150 |
| | 1.5 | 57.25 | 3°CLOSE | 300 |
HIGHER | 2 | 58 | 4°CLOSE | 400 |
| | 1.5 | 58.75 | 3°CLOSE | 300 |
| | 0.75 | 59.5 | 1.5°CLOSE | 150 |
テーラーメイドのロフト角の調整方法を詳しく解説した動画
テーラーメイドの可変スリーブの調整方法と設定の注意点について、上記の動画にて丁寧に解説されています。登場するクラブはM4ドライバーですが、同じメーカーの12ポジションのスリーブです。
ローやアップライトに変更して、弾道がどう変わるかも測定結果の数値で解説されています。
可変スリーブはロフト角を購入後に変えられることから、メリットしかないように思われる方もいます。が、実は、いくつかのデメリットと注意点があります。
例えば、ロフト角はデフォルトで9°と10.5°がありますが、どちらも9.75°に設定した場合、フェース角が変わってきます。9°の方は1.5°クローズになり、10.5°の方は1.5°オープンになりますので、弾道が同じにはなりません。
ロフト角の変更に合わせてライ角も変わりますので、調整機能付きモデルを初めて購入される方は、12種の調整内容を予め確認しておくと良いでしょう。
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