サイト内に広告が表示されることがあります

フェースにリップクリームや飛びッシュを塗ると、飛距離が伸びる件

この記事は約6分で読めます。

フェースにリップクリームを塗ったり、飛びッシュを吹きかける行為は、公式競技では禁止されています。試される場合は、プライベートでのラウンドで行ってください。

ゴルフの飛距離をアップする方法について、いろいろな噂話を聞いたことがある方もいると思います。

本記事では3つの方法について、実際に飛距離が伸びるのかどうかを取り上げます。

「飛距離が伸びる」と言われている3つの方法

ゴルフの飛距離は、ボール初速、打ち出し角、スピン量の3要素で決まります。

▼3要素について詳しく知りたい方は、別記事にまとめてありますので、リンクを載せておきます。
≫ ドライバーの飛距離アップのコツ、飛距離を決める3つの要素とは!?

3要素から考えると、飛距離アップには、スイングスピードを速くする、打ち出し角とスピン量を適正にすることが求められます。

具体的には、体を鍛える、スイング改善する、自分に合った重心設計・重量のゴルフクラブを使う、といったことになります。

一方で、「ボールの物理的性質を変化させる」という視点で捉えると、フェースやボールに何かを塗布する等で、飛距離アップを図ることが可能といった話があります。

その「飛距離アップの禁断の方法」としてよく言われるのが、こちらの3つの方法です。

①フェースにリップクリームを塗る
②「飛びッシュ」というスプレーをフェースに吹きかける
③ボールを温める

これらの3つの手法について、実際に飛距離が伸びるのかどうか?見ていきましょう。

フェースにリップクリームを塗る

フェースにリップクリームを塗ると、飛距離が伸びるという話があります。

上記の動画にて、横田真一プロが2つの検証をしています。一つ目は動画前半で、ボールをびしょ濡れにしたらどうか?というもの。こちらは残念ながら変化が確認できませんでした。

そして、二つ目が本題で、「ボールとフェースにリップクリームを塗ったらどうなるか?」という検証です。

結果は、スピンが2400rpmから約600~900rpm減り、飛距離は約7~9ヤード伸びました。

リップクリームによる飛距離アップ効果は、しっかり確認された結果となっています。

なお、上記動画の中で「やってはいけない」と述べられていますので、あくまで実験・お遊びネタとして捉えてください。

「飛びッシュ」というスプレーをフェースに吹きかける

飛びッシュは、フェースにスプレーするだけで、クラブとボールの摩擦が抑えられ、スピン量を減らすことができるという商品です。

飛距離アップのメカニズムとしては「スピン量を減らす」ということになりますので、スピン量が多くて飛距離をロスしている方向けということになります。

一般に、スピン量が少なくて悩んでいる方はマイノリティーとなりますので、多くのゴルファーに適した商品と言えると思います。

「飛びッシュ」による検証動画1

こちらの動画で「飛びッシュ」の検証を行われています。

  • 「飛びッシュ」無し:スピン量2,822RPM、飛距離268.4ヤード
  • 「飛びッシュ」有り:スピン量2,340RPM、飛距離274.4ヤード

飛びッシュを使った方が、スピン量が減り、飛距離が6ヤード伸びています。

「飛びッシュ」による検証動画2

もう一つ、別の検証動画がありました。

  • 「飛びッシュ」無し:スピン量2,902RPM、飛距離220.9ヤード
  • 「飛びッシュ」有り:スピン量2,579RPM、飛距離233.6ヤード

こちらの検証でも効果が出ています。スピン量が抑えられ、飛距離は12.7ヤードも伸びています。

動画2つを見る限り、「飛びッシュ」はスピン量を抑えてくれる効果があるようです。スピン量が多く、ボールが吹けて飛距離をロスしている人にとっては、飛距離アップの効果がありそうです。

ボールを温める

【温かいボール or 冷たいボール】どちらが飛ぶか試した結果→驚きの差が出ました!
ゴルフボールの違いにより、飛距離・スピン量・打ち出し角などにどのような違いが出るかは、興味深いところです。 実際、ツアープロが使用するボールは硬めだったり、飛距離アップのために柔らかボールがあったりな...

ボールを温めたり冷やしたりすると、飛距離に違いが出るのか?ですが、身近な樹脂素材を思い浮かべると、クッション性能・弾力性能が夏と冬で大きく変わることは想像しやすいと思います。

そして、ゴルフは屋外で行われ、直射日光・外気など、天候の影響が大きいスポーツの1つです。

夏・冬で、ボールの温度差にも違いがあるでしょうから、インパクトエネルギーの伝わり方やスピンの掛けられ方にも違いが生じてきそうです。

この点については、別記事で詳しく取り上げていますが、結論だけ言ってしまうとミート率に差が生まれています。

▼ボールの温度差により、弾頭・飛距離に違いが出るか?
≫ 【温かいボール or 冷たいボール】どちらが飛ぶか試した結果→驚きの差が出ました!

ミート率に差がでることで、当然ながら飛距離にも差が出る結果となっています。

まとめ

飛距離アップの方法について、いくつかのケースを紹介しました。

  • 水に濡らす → 効果なし
  • リップクリームを塗る → 効果あり
  • 飛びッシュを使う → 効果あり
  • ボールを温める → 効果あり

なかなか興味深い結果です。筆者としては、特に最後のボールの温度の検証は勉強になりました。どうやって飛距離アップをするかという点ではなく、夏と冬で、体以外の要素でも飛距離アップ・ダウンが生じているという点です。

フェースにリップクリームや飛びッシュを付ける行為は、公式競技にて禁止されています。あくまでネタとして捉えて頂ければと思います。

「飛距離」関連のおすすめ記事

ドライバーの飛距離アップのコツ、飛距離を決める3つの要素とは!?
ドライバーの飛距離アップはゴルファーにとって終わりのないテーマです。初心者、上級者、シニアなど、ゴルファーによって、克服すべき課題も変わってきますが、ドライバーショットの飛距離を決める要素は決まってい...
飛距離が出るドライバー 2020年 おすすめランキング
▼SIMドライバーの最新情報については、下記記事をご覧ください。 ≫ テーラーメイド SIM ドライバーの最新情報をまとめました 2020年モデルのドライバーで飛距離が出るモデルをランキング形式で紹介...
飛距離が上位のツアープロのドライバーを調査!
飛距離が出るドライバーはどのモデルなのか?実際にツアープロで平均飛距離ランキングで上位に名を連ねるゴルファーの使用ドライバーを調べてみました。 なお、ランキングはJPGAのHP(にて公開されているドラ...

 

タイトルとURLをコピーしました