ゴルフ用のレーザー距離計で人気のあるTecTecTec ULT-X 800について、使い方・特徴・評価を取り上げます。
TecTecTec ULT-X 800の特徴
TecTecTecはフランスに本社を構えるレーザー距離計の企業です。USアマゾンでレザー距離計部門の販売台数が3年連続で1位となったことで、日本でも注目されています。
商品の特徴としては、老舗企業よりも価格が抑えられていて、高機能・低価格なところが支持されています。
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それでは、TecTecTecのゴルフ用レーザー距離計「ULT-X 800」について、機能面・操作面の特徴を見ていきましょう。
特徴① 約0.2秒で計測できる
ULT-X 800は約0.2秒で計測することができます。どれぐらい速いかと言うと、2019年3月1日時点で業界最速です。
距離の測定に時間がかかると、同伴の方は待たせてしまうことになるので、スムーズに計測できる点は、大きなポイントです。
特徴② ピンモードがあり、振動でピンの捕捉を教えてくれる
ピンまでの距離を測定したい場合、後ろに林や起伏などがあると、背景を測定してしまって、ピンを捉えにくいケースがあります。
ULT-X 800では、ピンモードがありますので、ピンと後方の測定物の違いをより識別してくれます。
そして、ピンを捉えると、振動(バイブレーション)により知らせてくれるのも、有難い機能です。
特徴③ 800ヤードまで最大計測できる
ULT-X 800の最大計測距離は、モデル名からも分かる通り800ヤードとなっています。
中には格安のもので500ヤード以下という微妙なものもありますが、800ヤードまで計測できればラウンドするには十分です。
日本一長いパー5のコースは、茨城県のザ・ロイヤルゴルフクラブの16番ホールが705ヤードだそうですから、ここでも十分カバーできます。
ちなみに、世界最長のゴルフコースは日本にありまして、栃木県の皐月ゴルフ倶楽部がパー7で964ヤードというギネスを狙ったと思われる超ロングのものがあります。
特徴④ 傾斜モード(高低差)により、打つべき距離が分かる
日本のゴルフ場の特徴として、丘陵コースが多いため起伏のあるコースレイアウトが多いことがあげられます。
レーザー距離計で正確な距離を測定しても、傾斜により本来打つべき距離は変わってきます。
ULT-X 800は、傾斜モードを搭載していますので、実際の距離、ターゲットまでの傾斜角度、それを加味した打つべき距離を表示してくれます。
上の画像で説明すると、実際の距離が85ヤード、17°の打ち下ろし、打つべき距離は56ヤードです。フラット換算での打つべき距離が分かれば、クラブ選択もかなり正確に行えるようになります。
特徴⑤ 傾斜モード(高低差)の切り替えも一目瞭然
傾斜モードを使うには、レンズがある先端の黒い部分を引き出すことで行えます。引き出すとイエローのラインが見えますので、傾斜モードがONかOFFかが一目瞭然です。
▼実際に傾斜モードの切り替えを行っている様子です
傾斜モードは公式競技では使用を禁止されていますので、ON・OFFの切り替えを行うことで対応することができます。
※競技によって使用可・不可は異なりますので、事前に確認してみてください。
TecTecTec ULT-X 800の使用者による感想・評価
TecTecTec ULT-X 800のスペック
計測範囲 | 800ヤード |
高低差計測 | 〇 |
大きさ | 110×76×41mm |
重量 | 約207g |
測定精度 | ±0.3ヤード |
測定スピード | 約0.2秒 |
手ブレ防止 | - |
電池 | 2ヶ |
防水 | 〇(生活防水) |
保証期間 | 2年(1年保証+無料会員登録1年追加) |
ULT-X 800の注目すべき点は、何といっても価格です。計測距離、誤差、起動時間などのスペックは文句なしの性能、そして、高低差測定機能も付いています。
ないのは手ブレ防止ぐらいですが、悩むとすればこの機能のために1万円以上を追加して、別メーカーのモデルにするかどうかという判断になると思います。
TecTecTec ULT-X 800の発売価格
TecTecTec ULT-X 800は、定価24,500円、税込み26,950円にて発売されています。
当記事を執筆した時点での小売価格は、amazon、楽天ともに定価でした。販売者がTecTecTec自身となっていて、大手家電ショップでも取り扱いがありませんので、どちらで購入しても定価で購入となるようです。
amazonか楽天かポイント等の関係で買いやすい方でお求めになられると良いと思います。
