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917 D2と917 D3ドライバーのロフト角・ライ角、ウェイトの調整機能を徹底解説【SURE FIT CG・Hosel】

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タイトリストから発売の917 D2ドライバー、917 D3ドライバーについて、ロフト角・ライ角、ウェイトの調整機能を取り上げます。

917シリーズのドライバーは2種類

タイトリストの917シリーズは、917 D2ドライバーと917 D3ドライバーの2種類が発売されています。

同メーカーのモデル名は、1、2、3、4という最後の数字により対象ゴルファーがある程度、定まってきまして、1がアベレージゴルファー、2がアベレージゴルファー~セミアスリート、3がセミアスリート~アスリート、4がアスリートとなっています。

1、4は発売されないことが多く、917シリーズでも2(917 D2)と3(917 D3)のみとなっています。

調整機能は2種類ある

917シリーズのドライバーには、調整機能が2種類搭載されています。

1つはSURE FIT Hoselと呼ばれるロフト角・ライ角の調整機能です。一般的には可変スリーブやカチャカチャと呼ばれるもので、ロフト角・ライ角を変更することで、弾道を調整することができます。

もう1はSURE FIT CGと呼ばれるウェイト調整機能です。ヘッド内に搭載しているウェイトの種類や向きを変えることで、重心をドロー・フェード・中央に変更することができます。

SURE FIT Hoselによるロフト角・ライ角の調整方法

SURE FIT Hoselの仕組み

▼SURE FIT Hoselの構造・調整の仕組みが分かります。

SURE FIT Hoselは、ネックの部分に搭載された調整機能です。ヘッドとシャフトの間に調整リングがあり、シャフト側にもスリーブが装着されています。

リングにはA、B、C、D、スリーブには1、2、3、4のポジションがあり、この組み合わせにより4×4=16通りのロフト角・ライ角の調整が可能となっています。

SURE FIT Hoselによるロフト角・ライ角の調整内容・調整方法

(右用)ロフト角\ライ角 +1.5° +0.75° 標準 -0.75°
+1.5° A3 B3 A4 B4
+0.75° D3 C3 D4 C4
標準 A2 B2 A1(標準) B1
-0.75° D2 C2 D1 C1

上表は右利き用の設定値です。A1がスタンダードポジションとなっています。

少し分かりづらい印象がありますが、数字で弾道グループを4タイプに分けて、アルファベットで0.75°の調整があると考えると分かりやすいです。

  • 1:ローフェード、2:ロードロー、3:ハイドロー、4:ハイフェード
  • ロフト角:A=B>C=D
  • ライ角:A=D>B=C

なお、左用は設定値が以下の通り異なっていますのでご注意ください。

(左用)ロフト角\ライ角 -0.75° 標準 +0.75° +1.5°
+1.5° C1 D1 C2 D2
+0.75° B1 A1 B2 A2
標準 C4 D4(標準) C3 D3
-0.75° B4 A4 B3 A3

917 D2・D3のSURE FIT Hoselの互換性

メーカーによっては可変スリーブに互換性がない・禁止しているところがありますが、タイトリストは互換に対して寛容的です。

917 D2・D3のSURE FIT Hoselは、910、913、915、917、TS、VG3(2014、2016、2018)と互換性があるとされています。

SURE FIT CGによるウェイト(弾道)の調整方法

SURE FIT CGの仕組み

▼SURE FIT CGの構造・調整の仕組みが分かります。

SURE FIT CGは、ソールに搭載された棒状ウェイトを変更することで弾道調整できる機能です。

弾道は、ニュートラル、ドロー、フェードに切り替えることができ、オプションで別重量にすることでバランスや重心の移動具合を変えることもできます。

SURE FIT CGによるウェイト・弾道の調整内容・調整方法

ウェイトは標準で2種類が付属されています。1つはニュートラル設定用のウェイト、もう1つはドロー・フェード用のウェイトです。

ドロー・フェードのウェイトは上図では2つ掲載されていますが、物としては1つで、向きを変えてドロー・フェードに使い分けします。

また、ウェイトはオプション購入により異なる重量に変更することができます。標準が12gで、オプションで8、10、14、16gがあります。
(2本セットで5,000円)

ウェイトの取り出しは、ウェイトポートにエンドキャップがありますので、専用レンチを用いて回し外します。ウェイトを取り出して、好みの物を挿入したら、エンドキャップをセットし、専用レンチで回し締めます。

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