ミズノのST-XドライバーとST-Zドライバーについて、最新情報を取り上げます。
目次
STシリーズに、ST-X・ST-Zドライバーが追加
ミズノのSTシリーズのドライバーは、2020年3月にST200、ST200Xの2機種が発売されています。
このSTシリーズに新たに追加されるのは、ST-XドライバーとST-Zドライバーの2機種です。
STシリーズのドライバーは全部で4機種となり、ゴルファーとしては選択肢がより広がりました。
ST200、ST200X、ST-X、ST-Zの位置づけ
▼STシリーズドライバーの位置づけ
こちらの図は、STシリーズのドライバー4機種について、弾道高さ、ドロー・フェードの区分で分類したものとなります。
メーカーの説明としては、ST-Zが直進性、ST-Xがつかまりをアピールされています。
上図のマッピングから既存のST200・ST200Xも含めると、ST-Zドライバーは最も弾道がニュートラルで、打ち出しの高さは4機種の中で最も抑えられています。
一方、ST-Zドライバーの方は、つかまりと弾道の高さが適度にあります。つかまり度合としては、既に発売されているST200Xの方が強めです。
ST-X、ST-Zドライバーの試打・評価
メーカー公式動画
ST-X、ST-Zドライバーのメーカー公式動画です。3D映像を交えて、2つのドライバーの特徴が説明されています。
ST-Xドライバーをプロが試打・評価
- (時松隆光)トンと(地面に)置いた時に直に収まってる。アドレスに入りやすい。
- (西郷真央)打感が柔らかく、打ちやすい。
- (手嶋多一)球持ちが長い。キャリーが出る。
- (野澤真央)音が低くて、打感が良い。
- (武藤俊憲)ダウンスイングに入った瞬間にスッと降りて来てくれる。コントロールしやすい。
ST-Zドライバーの特徴
ST-Zドライバーは、直進性を追求したドライバーです。
ソールのトゥ・ヒール側にカーボンパーツを採用
STーZドライバーは、カーボンコンポジット構造が採用されています。
ソールのトゥ・ヒールの両面にカーボンパーツが用いられ、ヘッドの軽量化がバランス良く図られています。
ウェイトはソール後方に配置
ヘッドの軽量化により生み出された余剰重量は、ソール後方の中央に配置されています。
深重心で慣性モーメントが大きく取られていますので、インパクト時にヘッドのブレが抑えられ、弾道の直進性・安定感が高められています。
WAVEテクノロジーソール
ミズノの撓みを生むテクノロジー、WAVEソールが搭載されています。
フェース周辺から撓ませることにより、フェースの撓み量がアップし、ボール初速のアップが図られます。
ST-Zドライバーのスペック
- ロフト角:9.5°±2.0°
- ライ角:56.5°
- ヘッド体積:460cc
- クラブ長さ:45.5インチ
- 標準シャフト:TOUR AD GM-200 D(S)
- クラブ重量:300g
- シャフト重量:54g
- バランス:D3
- キックポイント:中
ST-X ドライバーの特徴
ST-Xドライバーは、球のつかまりの良さを追求したドライバーです。
ソールのトゥ側にカーボンパーツを採用
STーXドライバーは、ST-Zと同じくカーボンコンポジット構造が採用されています。
ST-Zではソールのトゥ側・ヒール側の両サイドにカーボンパーツが取り入れられていますが、ST-Xドライバーはトゥ側のみとなっています。
ウェイトはヒール寄りに配置
カーボンパーツを用いたことで、ヘッドが軽量化され、余剰重量が生み出されています。
再配分可能な重量はソール後方のヒール寄りに搭載され、深重心を維持しながら重心距離が短く設定されています。
これによりヘッドが返しやすくなりますので、よりフェースがスクエアな状態でインパクトを迎えることで、球のつかまりが良くなります。
WAVEテクノロジーソール
フェースの直ぐ後ろには、WAVEソールテクノロジーが搭載されています。
フェース周辺から撓ませることにより、フェースの撓み量がアップし、ボール初速のアップが図られます。
ST-Xドライバーのスペック
- ロフト角:10.5°±2.0°
- ライ角:59.0°
- ヘッド体積:460cc
- クラブ長さ:45.75インチ
- 標準シャフト:20 MFUSION D (S、SR、R)
- クラブ重量:291、285、279g
- シャフト重量:49、44、39g
- バランス:D4、D4、D3
- キックポイント:中
ST-X、ST-Zドライバーの発売日・発売価格
ST-X、ST-Zドライバーの発売日は、2021年3月12日です。
メーカー公式サイトにて掲載されている発売価格は、71,500円(税込み)です。