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ニコンCOOLSHOT レーザー距離計の全モデルを徹底比較【選び方・おすすめモデルが分かる完全ガイド】

この記事は約16分で読めます。
★2021年の大幅リニューアルを受け、最新の内容に全更新しました。

ニコンのゴルフ用のレーザー距離計「COOLSHOT」は、日本の大手カメラメーカーの商品ということで、ブランド力と安心感からとても人気があります。

これまでに多数のモデルがリリースされていて、リニューアルも重ねられていますので、現在、公式サイトに掲載されている最新3機種について、2021年には新たに4機種がリリースされました。

現在、公式サイトに掲載されている全機種について、機能を比較しながら、おすすめモデルを紹介します。

ニコン COOLSHOT 全4種の機能・性能比較

ニコンは、日本の老舗光学機器メーカーで、カメラメーカーとして知らない方はいないのではないかと思います。

同社の製品は世界中で使われていまして、ゴルフ用レーザー距離計の分野でも、光学機器の御本家ということで、ニコンのCOOLSHOTは日本国内でNo.1ブランドの一つとなっています。

本記事を執筆している時点で、ニコンの公式サイトに掲載されているゴルフ用レーザー距離計「COOLSHOT」は、PROⅡ STABILIZED、LITE STABILIZED、50i、20i GⅡの4機種となります。

▼ニコン COOLSHOT全機種の機能・性能の比較表です。

スロープ

機種 PROⅡ
STABILIZED
LITE
STABILIZED
50i 20i GⅡ PRO
STABILIZED
(旧モデル)
40i GⅡ
(旧モデル)
20 GⅡ
(旧モデル)
40i
(旧モデル)
40
(旧モデル)
20
(旧モデル)
発売年 2021年
(6月)
2021年
(6月)
2021年
(6月)
2021年
(6月)
2018年
(5月)
2020年
(9月)
2019年
(4月)
2015年
(2月)
2015年
(2月)
2014年
(9月)
Amazon
最安値*
¥44,990 ¥35,640 ¥33,650 ¥21,780 ¥44,090 \32,080 \16,298
楽天
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\44,999 \36,000 \32,300 \21,780 \45,000 \33,000 \18,494
測定距離 1200yd 1200yd 1200yd 800yd 1200yd 1600yd 800yd 650yd 650yd 550yd
手ブレ
補正
スロープ
機能
スロープ
On・Off
LOCKED
ON*

サイン・音

サイン

サイン・振動

サイン

サイン
8秒
連続測定
結果表示 OLED
(赤色)
LCD
(黒色)
OLED
(赤色)
LCD
(黒色)
望遠倍率 6
測定速度 0.3秒 0.3秒 0.3秒 0.3秒 0.5秒 0.5秒
防水 防水、防曇 生活防水 生活防水 生活防水 防水、防曇 生活防水 生活防水 生活防水 生活防水 生活防水
サイズ 100
×75
×42
96
×74
×41
100
×75
×38
91
×73
×37
96
×74
×42
96
×74
×41
91
×73
×37
112
×70
×36
112
×70
×36
91
×73
×37
重量 180g 170g 175g 130g 170g 170g 130g 160g 160g 125g
体積* 315cm3 291cm3 285cm3 245cm3 298cm3 291cm3 245cm3 282cm3 282cm3 245cm3
電源 CR2 リチウム電池 1ヶ
オート
パワーオフ
○(約8秒)
*Amazon・楽天最安値:当記事執筆時点で調査した新品の最安値
*LOCKED ON:測定完了を知らせてくれる機能
*体積:縦・横・奥行を乗じた算出値で、実際の製品体積とは異なる

COOLSHOTの全モデルについて、機能・性能を一覧にまとめました。左4機種が最新の現行モデル、右6機種は旧モデルとなりますので、基本的に左の4機種が検討対象モデルとなります。

次はこの表を元に、自分に合ったモデルを見い出すために、注目すべき点を解説していきます。

COOLSHOTの注目したい特徴は4つ

ニコンのCOOLSHOTの全機種について、上の表に機能・性能をまとめました。(表の右側の6機種は旧機種のため、参考程度にご覧ください。)

COOLSHOTはサイズがコンパクトで、デザインも優れています。機能・性能の順に並べると、最上位がPRO2 STABILIZED、続いて中位がLITE STABILIZED、50i、下位が20i GⅡとなります。

COOLSHOTの購入を検討する際に、注目したい特徴は大きく4つあります。1つずつ解説していきますので、必要かどうかを判断していくと、自分に合ったモデルが見つかります。

特徴① 手ブレ補正機能

機種 PROⅡ
STABILIZED
LITE
STABILIZED
50i 20i GⅡ PRO
STABILIZED
(旧モデル)
40i GⅡ
(旧モデル)
20 GⅡ
(旧モデル)
40i
(旧モデル)
40
(旧モデル)
20
(旧モデル)
手ブレ
補正

ニコンは大手カメラメーカーだけあって、手ブレ補正という素晴らしい技術を持っています。そして、手ブレ補正が搭載されているレーザー距離計は極めて少ないため、ニコンが人気な理由の一つがこの機能にあります。

ゴルフの距離測定は、ピンまでの距離を測る機会が多くなりますが、ピンは細く小さいため、レーザーで捉えるのにストレスを感じる画面が少なくありません。

手ブレ補正機能により、風の強い日などでも、ピンまでの距離測定がとても簡単になります。

ただし、手ブレ補正は、全モデルに搭載されているわけではなく、「PROⅡ STABILIZED」、「LITE STABILIZED」の2機種のみとなります(「STABILIZED」と名の付いたモデルだけです)。

手ブレ補正が欲しいという方は、「PROⅡ STABILIZED」、「LITE STABILIZED」の2択となります。

この2機種の違いとしては、「PROⅡ STABILIZED」の方が、ファインダー内の見やすさ(赤色表示)、測定結果を電子音で通知、高い防水性能といった長所があります。

その分、価格は1万円ほど高くなりますので、このあたりの兼ね合いになると思います。

優良メーカーの最高機種をと考える方は「PROⅡ STABILIZED」、コスパも考慮したい方は「LITE STABILIZED」が適しています。筆者はコスパ重視でLITEをオススメします。

特徴② ファインダー内の見やすさ

出典:nikon.co.jp

「PROⅡ STABILIZED」と「50i」は、ファインダー内に表示される測定結果が、有機EL(OLED)により赤色で表示されます。

距離の測定結果は、どうしても景色に重なって表示されますので、天候・背景などを考えると、抜群の見やすさを求める方もいると思います。

そういった方は、赤色表示の「PROⅡ STABILIZED」と「50i」が検討対象となります。

さらに「PROⅡ STABILIZED」の方は、周囲の明るさに合わせて、見やすい輝度に自動調節してくれますので、見やすさ重視の方は、断然、「PROⅡ STABILIZED」がおすすめです。

特徴③ コンパクト設計

出典:amazon

COOLSHOTは、日本のメーカーの製品だけあって、コンパクトで日本人が扱いやすいサイズ・重量に仕上がっています。

▼人気ブランドの主要製品のサイズと重量

モデル (ニコン)
COOLSHOT
20i GⅡ
(ブッシュネル)
ピンシーカー プロ
XE ジョルト
(TecTecTec)
ULT-X 800
大きさ 91×73×37mm 114×84×44mm 110×76×41mm
算出体積* 約245cm3 約421cm3 約342cm3
重量 約130g 約315g 約207g
*算出体積は縦・横・高さを乗じて算出したもので、実際の製品体積ではありません。

海外の人気・有名ブランドの製品と比べてみると、サイズ・重量の違いは一目瞭然です。

特に、ブッシュネルは海外のツアープロによる使用率が高いため、知名度も高く人気ブランドですが、ニコンと比べるとサイズは約1.7倍、重量は約2.4倍あります。

▼旧モデルの動画ですが、全機種が引き続きコンパクトなため、サイズ感を確認できます。

COOLSHOTは、軽くて小さいので、日本人の小さな手で扱いやすく、後ろポケットに入れたままでもラウンドできてしまうほどです。

機種 PROⅡ
STABILIZED
LITE
STABILIZED
50i 20i GⅡ PRO
STABILIZED
(旧モデル)
40i GⅡ
(旧モデル)
20 GⅡ
(旧モデル)
40i
(旧モデル)
40
(旧モデル)
20
(旧モデル)
サイズ 100
×75
×42
96
×74
×41
100
×75
×38
91
×73
×37
96
×74
×42
96
×74
×41
91
×73
×37
112
×70
×36
112
×70
×36
91
×73
×37
重量 180g 170g 175g 130g 170g 170g 130g 160g 160g 125g
体積* 315cm3 291cm3 285cm3 245cm3 298cm3 291cm3 245cm3 282cm3 282cm3 245cm3
*体積:縦・横・奥行を乗じた算出値で、実際の製品体積とは異なる

サイズ・重量は、下位機種になるほどコンパクトになります。どれも小さくて軽いですが、とにかく軽くて小さいものが良いという方は、COOLSHOT 20i GⅡがおすすめです。

特徴④ マグネット

ブッシュネルのレーザー距離計をご存知の方は、マグネットの使い方をご存知の方もいると思います。

マグネットは、「50i」のみに搭載されていまして、これが大きなセールスポイントにもなっています。

マグネットがあると、クラブヘッドやカートに貼り付けることができるため、18ホールでのプレーで持ち運びながら使う中で、慣れてくるととても便利です。

▼マグネットの便利な使い方です。

こちらの動画は、他メーカーのレーザー距離計で実演されているものですが、距離測定後、ショットの間、芝生の上に置いたレーザー距離計を、アイアンヘッドにマグネットで装着させて拾い上げています。

これが腰痛持ちの方など地面から物を拾う行為が苦しい方にとっては、とても助かります。

COOLSHOTのモデル別おすすめゴルファータイプ

COOLSHOT PROⅡ STABILIZED が適している方

COOLSHOT PROⅡ STABILIZEDは最上位機種です。このモデルが適している方は、まず、所有感を大事にされる方が挙げられます。安心・有名ブランドの最上位モデルですので、間違いない製品です。

もう一つは、実用面でピンなどの遠くの目標物・小さな目標物でも楽に測定したい方です。手ブレ補正機能が搭載されている唯一の機種となります。

ただ、良い者だけに価格もなかなかでして、アマゾンや楽天でも4万円を超えてきます。筆者のオススメとしては、次に紹介するCOOLSHOT LITE STABILIZEDが、手ブレ補正も搭載していながら1万円ほど安いので、とてもオススメです。

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COOLSHOT LITE STABILIZED が適している方

COOLSHOT LITE STABILIZEDは、リニューアルモデルではなく全く新たなモデルとなります。手ブレ補正機能がついていながら、最上位のPROⅡから幾つかの機能を落として、価格を1万円ほど抑えたモデルです。

<PROⅡから削ぎ落された機能>

  • 測定完了の通知がデュアル(サイン+通知音)→シングル(サイン)
  • スロープ機能の測定モードが3種類→1種類
  • 測定結果表示が、OLED(赤色)→LCD(黒色)

機能的に差があると聞くと、物足りなさを感じられる方もいるかもしれませんが、手ブレ補正、高低差機能、測定スピードなど、一般的なものよりもかなり高性能な機種です。

価格とのバランスを考えると、最適なモデルだと思います(筆者いち推し)。

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COOLSHOT 50i が適している方

COOLSHOT 50iは、こちらも2021年の大幅リニューアルで新たに登場したモデルです。前回のラインアップでは、20、40、PROでしたので、PROとも40とも異なる位置づけのモデルということになります。

最大の特徴は、COOLSHOTで唯一、マグネットが搭載されている点です。先ほど、特徴④でも触れた通り、ショットの芝生の上にポンと置かれる方は、アイアンのヘッドにマグネットで貼り付けさせることができますので、地面から拾うのが楽になります。

また、カートの金属部分に装着するといった使い方もできますので、18ホールの間持ち運ぶ上で、よりストレスフリーに扱えます。

ブッシュネルのレーザー距離計を使っていた方など、マグネットに慣れている方にとっては、とても有難い機種ですし、メーカーとしても「50i」はその需要に応えたモデルだと思います。

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COOLSHOT 20i GⅡ が適している方

COOLSHOT 20i GⅡは、シリーズの中で一際コンパクトに作られています。手が小さい方など、小ささと軽さを求める方にとっては、最も適したモデルです。

前作となる20 GⅡと比べると、20i GⅡは高低差機能がプラスされていますので、大きく進化したモデルとなります。

最大測定距離は、他の3機種は1200ヤードなのに対して、800ヤードとなり、サイズだけでなく、機能・性能も抑えられています。

その分、価格も思いきって抑えられていて、最上位機種であるPROⅡの約半分の価格で購入することができます。

ニコンの製品を使いたいが、価格はできるだけ抑えたいという方に適したモデルです。

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まとめ

COOLSHOTは、日本の老舗カメラメーカー ニコンの製品だけあって、ブランド力・安心感があります。

その分、格安な海外製のゴルフ用レーザー距離計と比べると、お値段が高いですが、サイズがコンパクトで使いやすいため、所有感・使用感を大事にされる方には、とてもおすすめです。

従来の3種類から、上位のPROⅡ STABILIZED、中位のLITE STABILIZED、50i、下位の20i GⅡの4種類となり、ゴルファーにとっては選択しが増えました。

筆者としては、手ブレ補正が付いていながら値段が抑えられているLITE STABILIZEDが一推しで、価格をできるだけ抑えたい方には20i GⅡがオススメです。

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