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2020年は賞金王・賞金女王がいない年に!2020年は2021年と統合

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ゴルフのツアープロの成績で最も注目されるのは、年間の獲得賞金ランキングです。そして、その年を終えて最終的にランキング1位となった選手は、賞金王・賞金女王となります。

2020年の賞金王・賞金女王については、コロナ禍の中で十分な試合数をこなせいことから、扱いが過去にないイレギュラーなものとなっています。

2020年の賞金王・賞金女王は、いない!

まず、結論から言ってしまいますと、2020年の賞金王・賞金女王はいません。

2020年も試合は行われ、賞金も出てますので、獲得賞金のランキングも集計されています。

しかし、5月の時点で、男子については1月に初戦がシンガポールで開催されて以来、その後の開催がないこと、女子については予定されていた試合数の内、約半数の中止が決まっていたことから、日本ゴルフツアー機構(JGTO)日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は2020年と2021年を統合して1シーズンとして、賞金ランクやシード権などを決めるという決断を下しました。

この発表を行った時点で、まだ1試合も開催できていませんでしたし、男子ゴルフについては国内開催がようやく9月に行え、女子については6月に開催されたものの全14試合に留まりましたので、この判断は至極妥当であったと言えます。

2020年の賞金王を敢えて選ぶと!?

2020年の国内男子ゴルフ獲得賞金ランキング

順位 選手名 獲得賞金 出場回数 優勝回数
1 稲森 佑貴 ¥41,112,558 6 1
2 C・キム ¥36,960,000 3 1
3 金谷 拓実 ¥36,395,000 4 1
4 星野 陸也 ¥34,968,107 6 1
5 香妻 陣一朗 ¥27,663,650 6 1
6 谷原 秀人 ¥26,816,100 6 0
7 大槻 智春 ¥23,609,857 6 0
8 木下 稜介 ¥22,400,270 6 0
9 石川 遼 ¥20,762,917 6 0
10 堀川 未来夢 ¥20,159,987 6 0

2020年は、予定されていた23試合の内、6試合しか開催されませんでした。

大会数が激減したため、トップの選手の2020年の獲得賞金は1億円にも届かない年となりました。

2020年の獲得賞金1位の稲森 佑貴プロは約4,100万円、2位のC・キムプロは、約3,700万円、3位の金谷 拓実プロは約3,600万円でした。

単純に23試合が開催された場合で伸長評価してみますと、稲森 佑貴プロは約1億6,000万円ペース、C・キムプロ、金谷 拓実プロは約1億4,000万円ペースとなりますので、前年の上位者と同じぐらいのペースで賞金を積み上げていたことが分かります。

2020年の賞金女王を敢えて選ぶと!?

2020年の国内女子ゴルフ獲得賞金ランキング

順位 氏名 金額 優勝回数 昨年順位
1 笹生 優花 ¥93,891,170 2
2 古江 彩佳 ¥90,502,992 3 54
3 原 英莉花 ¥70,722,208 2 14
4 小祝 さくら ¥62,886,208 1 8
5 渡邉 彩香 ¥60,259,965 1 115
6 永峰 咲希 ¥49,871,162 1 45
7 西村 優菜 ¥47,964,000 1
8 申 ジエ ¥47,553,250 2 3
9 鈴木 愛 ¥36,777,182 0 1
10 ペ ソンウ ¥32,369,350 0 4

2020年は、予定されていた37試合の内、14試合しか開催されませんでした。半分はおろか、4割にも届きませんでした。

そのような厳しい開催状況の中でも、2020年の獲得賞金1位の笹生優花プロは約9,300万円、2位の古江彩佳プロは、約9,000万円を獲得しました。

単純に37試合開催された場合を伸長評価しますと、笹生優花プロは約2億4,000万円ペース、江彩佳プロは約2億3,000万円ペースとなりますので、驚異的なペースで賞金を積み上げていたことが分かります。

過去、女子で年間獲得賞金が2億を超えた選手は1人だけ

これまでのJLPGAの賞金女王で、2億円を超えたのは一人だけです。

2015年は、 イ・ボミが賞金女王となり、獲得賞金は¥230,497,057でした。つまり、約2億3000万円です。

もちろん、試合数や賞金の額の差もありますので、一概に年度間での比較は行えませんが、ここ10年で見ても2015年のイ・ボミだけということを考えると、2億超えが大変であることが分かると思います。

2021年に37試合が全て開催された場合

事のついでですので、2021年に予定されている37試合が全て開催されたとして、同じ獲得賞金ペースを維持した場合を試算してみました。

ちなみに、大会毎の個々の賞金額の積み上げではなく、試合数の増加割合で試算しました。

現在1位の笹生優花プロの場合、14試合で約9,300万円ですので、51試合だと約3億4,200万円、江彩佳プロは約3億2,900万円という試算になります。

実際に3億を超えようとすると、2020年の勝ちっぷりを更に1年間、維持することが必須となりますので、なかなか厳しい数字であると言えます。

渋野日向子・鈴木愛にも十分チャンスあり

2019年の賞金ランキングは、鈴木愛が1位、渋野日向子が2位でした。

2020年終了時点でのこの二人の賞金ランクは、鈴木愛が9位の3,600万円、渋野日向子が35位の1,600万円です。

渋野日向子の方は前半の不調が響いてやや低迷していますが、2020年と2021年が統合されるというイレギュラーな対応となりますので、まだまだチャンスがあります。

実際、2020年は14試合の開催でしたので、2021年に37試合全てが開催されるとすると、全試合数は51試合となります。

そう考えると、現在終了している試合は、僅かに約27%程度となります。

まだ7割以上も試合が残っていますので、巻き返すチャンスは十二分にあると言えます。

2021年の国内男子・女子ツアーの開催予定

2021年 国内男子ツアーの開催日程

開催日 大会 総額
2021/04/15~04/18 東建ホームメイトカップ 13,000万円
2021/04/22~04/25 関西オープンゴルフ選手権競技 6,000万円
2021/04/29~05/02 中日クラウンズ 10,000万円
2021/05/06~05/09 ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品 5,000万円
2021/05/13~05/16 アジアパシフィックオープン選手権ダイヤモンドカップゴルフ 15,000万円
2021/05/20~05/23 ゴルフパートナー PRO-AMトーナメント 5,000万円
2021/05/27~05/30 ~全英への道~ミズノオープン 8,000万円
2021/06/03~06/06 日本ツアー選手権 森ビル杯 Shishido Hills 15,000万円
2021/06/24~06/27 ダンロップ・スリクソン福島オープン 5,000万円
2021/07/01~07/04 日本プロゴルフ選手権大会 15,000万円
2021/07/22~07/25 ISPS HANDA ガツーンと飛ばせ! 8,300万円
2021/08/19~08/22 長嶋茂雄招待セガサミーカップ 12,000万円
2021/08/26~08/29 Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント 10,000万円
2021/09/02~09/05 フジサンケイクラシック 11,000万円
2021/09/09~09/12 シンハン ドンヘ オープン 12,880万円
2021/09/23~09/26 パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 10,000万円
2021/09/30~10/03 バンテリン東海クラシック 11,000万円
2021/10/07~10/10 ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 11,000万円
2021/10/21~10/24 日本オープンゴルフ選手権競技 21,000万円
2021/11/04~11/07 マイナビABCチャンピオンシップ 15,000万円
2021/11/11~11/14 三井住友VISA太平洋マスターズ 20,000万円
2021/11/18~11/21 ダンロップフェニックストーナメント 20,000万円
2021/11/25~11/28 カシオワールドオープンゴルフトーナメント 20,000万円
2021/12/02~12/05 ゴルフ日本シリーズJTカップ 13,000万円

2021年 国内女子ツアーの開催日程

開催日 大会 賞金総額
3月4日~7日 ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント ¥120000000
3月12日~14日 明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント ¥80000000
3月19日~21日 Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント ¥100000000
3月26日~28日 アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI 2021 ¥80000000
4月1日~4日 ヤマハレディースオープン葛城 ¥100000000
4月9日~11日 富士フイルム・スタジオアリス女子オープン ¥100000000
4月16日~18日 KKT杯バンテリンレディスオープン ¥100000000
4月23日~25日 フジサンケイレディスクラシック ¥80000000
4月30日~5月2日 パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント ¥80000000
5月6日~9日 ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ ¥120000000
5月14日~16日 ほけんの窓口レディース ¥120000000
5月21日~23日 中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン ¥70000000
5月27日~30日 リゾートトラスト レディス ¥100000000
6月4日~6日 ヨネックスレディスゴルフトーナメント ¥70000000
6月10日~13日 宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント ¥150000000
6月18日~20日 ニチレイレディス ¥100000000
6月24日~27日 アース・モンダミンカップ ¥300000000
7月1日~4日 資生堂 レディスオープン ¥120000000
7月8日~11日 ニッポンハムレディスクラシック ¥100000000
7月16日~18日 GMOインターネット・レディース サマンサタバサグローバルカップ ¥100000000
7月22日~25日 大東建託・いい部屋ネットレディス ¥120000000
8月13日~15日 NEC軽井沢72ゴルフトーナメント ¥80000000
8月20日~22日 CAT Ladies2021 ¥60000000
8月26日~29日 ニトリレディスゴルフトーナメント ¥100000000
9月3日~5日 ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント ¥60000000
9月9日~12日 日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 ¥200000000
9月17日~19日 住友生命 Vitality レディス 東海クラシック ¥100000000
9月24日~26日 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント ¥70000000
9月30日~10月3日 日本女子オープンゴルフ選手権 ¥150000000
10月8日~10日 スタンレーレディスゴルフトーナメント ¥100000000
10月15日~17日 富士通レディース 2021 ¥100000000
10月21日~24日 NOBUTA GROUP マスターズGC レディース ¥200000000
10月29日~31日 樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント ¥80000000
11月4日~7日 TOTO ジャパンクラシック ¥200000000
11月12日~14日 伊藤園レディスゴルフトーナメント ¥100000000
11月18日~21日 大王製紙エリエールレディスオープン ¥100000000
11月25日~28日 JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ ¥120000000

女子ツアーは昨年と同じく37試合が開催予定となっています。

今期は全ての大会が無事運営され、過去にない額の賞金王・賞金女王が誕生する、そのような素敵な年になるこを願います。

 

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