生涯獲得賞金ランキング【国内女子ゴルフ編】トップは不動裕理

日本女子プロゴルフ協会での国内女子の生涯獲得賞金について、ランキングを取り上げます。

生涯獲得賞金のトップは、不動裕理の約13億円

国内女子の生涯獲得賞金のトップは、不動裕理です。積み上げた獲得賞金は、1,367,241,382円です。

特に、2000年から2005年まで6年連続で賞金女王を成し遂げていて、近年では長期間に渡って圧倒的な強さを維持していました。

ちなみに、優勝回数で言えば、アジアで初のメジャー制覇を果たした樋口久子が69勝で1位、台湾出身の涂阿玉が58勝で2位と、3位の不動裕理の50勝を上回っています。

ただ、時代が違うため恐らく賞金の額に差があったのでしょう。樋口久子は生涯獲得賞金では40位、涂阿玉は12位となっています。

国内女子ゴルフ 生涯獲得賞金ランキング TOP10

1位の不動裕理の次は、２～4位が李 知姫、全 美貞、アン ソンジュと海外勢が続いています。

かなり以前から日本の女子ゴルフ界での韓国勢の活躍が目立ってきますので、生涯獲得賞金もそれを反映するような結果となっています。

不動の次に日本人の名前が登場するのは、5位の横峯さくらで、金額は1,045,115,888円です。この順位は意外な感じもしますが、2015年から米国女子ツアーに参戦しているため、JLPGAツアーだけの金額でいうと5位になってしまいます。ただそれでも10億円を突破しているのは見事なものです。

年間獲得賞金が2億円を超えたことがあるイボミは10位で、もう少し順位を上げてくる可能性がありそうです。

国内女子ゴルフ 生涯獲得賞金ランキング TOP30(11～30)

この中で注目なのは、やはり12位の鈴木愛です。2017年、2019年に賞金女王に輝いていて、TOP10に入るのは時間の問題でしょう。

もう一人、気になると言うより、名前が出てこないのは、横峯さくらのライバルでもあり戦友でもある「あいちゃん」こと宮里藍です。

金額は418,072,62円で49位ですので、TOP30にも入っていません。

宮里藍は、横峯さくらよりもかなり早く、2006年から海外に活動拠点を移しています。そのため、JLPGAでの出場試合数が100にも満たず、獲得賞金も多くありません。ただし、海外では世界ランキング1位、賞金ランキング2位になったこともあります。

海外分の$8,302,365を含めると、$1＝100円換算で約8.3億円となりますので、トップ10に食い込む金額となります。

ちなみに、TOP100の選手で1試合当たりの平均獲得賞金を調べてみると、1位はアン ソンジュで4,348,279円、2位は4,266,047円で宮里藍、3位は鈴木愛で3,798,355円です。こちらの順位の方が、実感に近いという方が多いかもしれません。

あと、忘れてはならないのは、「世界の」岡本綾子です。樋口久子と共に、世界ゴルフに殿堂入りしています。

生涯獲得賞金では23位ですが、国内優勝回数は44勝ですから、当時と今の賞金の額の違い、そして、海外での活躍が多かったことで、JLPGAに限定した獲得賞金では順位がそこまで上ではないようです。

国内女子ゴルフ 生涯獲得賞金ランキング TOP100(31～100)