タイトリストの2020年モデル、TSi3ユーティリティについて、製品の特徴、試打した感想・評価を取り上げます。
目次
タイトリスト TSi3ユーティリティについて
TSiシリーズのユーティリティは3機種
タイトリストのTSiシリーズのユーティリティは、発売当初はTSi2・TSi3の2機種でしたが、年を跨いでからTSi1が追加でラインナップに加わりました。
前作のTSシリーズでは、TS2・TS3の2機種でしたが、TSiシリーズでは、フェアウェイウッドとユーティリティがTSi1・TSi2・TSi3の3機種になっているため、幅広いゴルファーをカバーしようというタイトリストの意図が伺えます。
TSi1・TSi2・TSi3ユーティリティの特徴
モデル | ロフト角 | 特徴 |
---|---|---|
TSi1 | 20・23・26・29 | 高弾道で寛容性が高く、軽量で振りやすい。 |
TSi2 | 18・21・24 | 高弾道で最適スピンで飛ばせる。 |
TSi3 | 18・20 | 小ぶりなヘッドでコントロールしやすい。 |
TSi1は深低重心で球の上がりやすさ、芯の広さに優れ、軽量で楽に振ることができます。
TSi2はスタンダードモデルとも言うべきモデルで、高弾道・最適スピンで、安定感が高く距離の打ち分けがしやすいです。
TSi3は小ぶりなヘッドで見るからに上級者向け。ウェイトとロフトの調整機能も搭載し、弾道を操作したい人に適しています。
TSi3ユーティリティを計測試打
ヘッドは20°、シャフトはTENSEI CK PRO ORANGE HYBRID 80(S)で試打されています。
- APEX PRO、SIM2といい、細い(ヘッド後方が浅い)ユーティリティが増えている。
- イメージは20°のアイアン。少しホップしてロングアイアンのような弾道。3番アイアンよりは高さが出やすい。
- 見た目よりはやさしくて、球が上がる。
- 打感はTSi2と全く異なる。キーンという爽やかな音ではなく、打感は柔らかさを感じる。捉えた場所によって、打感・打音が違う。
- ロングアイアンが好きな人で、もう少し球を上げたい人に良い。
TSi2・TSi3ユーティリティを比較・試打
<TSi2ユーティリティ>
- ユーティリティで引っ掛けやすい人が多いが、左にひっかかりにくい。
- やさしいというより、弾道が安定しやすくて曲がりづらい。
- TSi2のドライバーに似ている。
- 球の上がりやすさよりも飛距離性能がある。
<TSi3ユーティリティ>
- TSi3の方がスピンが入って、コントロールしやすい。
- アイアンっぽく構えられて、ターゲットをイメージしやすい。アイアンが好きな人が好い。
TSi3ユーティリティを詳しく解説
TSi3のみに搭載されているウェイト調整機能を実際に動かしている様子が紹介されています。
ウェイトに関しては、フェースを返したくない方はトゥ側、アイアンライクにフェースローテーションしたい方はヒール側で良いのではと評されています。
そして、TSi3ユーティリティを使いたい場面として以下の4つが挙げられていました。
- ティーショット
- パー5のセカンドで距離を稼ぎたい時
- 打ち下ろしで早く球を落としたい時
- 風が強い日
弾道の特徴として、打ち出しが低い点が挙げられますので、使用目的から考えて見ると、このクラブの自分にとっての要否が見えて良さそうです。
TSi3ユーティリティの口コミ・評価
- ヘッドが小ぶりでアイアン感覚で打てます。…練習して慣れれば、200ヤード先のグリーンを狙える強い武器になりそうです。
- 五球打ってみてたまの乱れもなし…ある程度ヘッドスピードある人ならこれは最適解です
- TS3UT 21度からの買い替えです。使い慣れたヘッドの形状に近く違和感なく移行できそうです。ヘッドが一回り小さいのとロフトが1度ストロングになっている事以外は特に問題ありません。
- 3シリーズらしい超小ぶりなヘッドで、フェイスは長方形で、ヘッド重量がかなりあります。振り回すよりヘッドの重さに任せて振り切ればしっかり結果がついてくるクラブです。
引用:GDO