ゼクシオプライムシリーズの2021年モデルから発売のXXIO PRIME ハイブリッド 2021について、製品の特徴、試打した感想・評価を取り上げます。
ゼクシオ プライム ハイブリッド 2021の特徴
ゼクシオプライムシリーズは、軽くて少ないパワーで振れるのが特徴で、シニア層を中心に利用されています。
2021年モデルはレギュラーモデルと同じくシリーズ11代目のモデルで、9代目ではユーティリティでしたが、10代目からはハイブリッドという名称になっています。呼び方は変わりましたが、いずれもウッド型ユーティリティです。
ドライバーは長いが、ハイブリッドは長くない
ゼクシオプライムと言えば、ドライバーが46.5インチと長いため、長尺モデルのイメージを持たれている方が少なくないと思います。
実際には、長いのはドライバーのみで、フェアウェイウッドとハイブリッドは一般的な長さです。
▼ゼクシオプライム2021とゼクシオ11の長さの違い
モデル | XXIO PRIME | XXIO 11 |
---|---|---|
3番 | - | 40.75″ |
4番 | - | 40.25″ |
5番 | 39.75″ | 39.75″ |
6番 | 39.25″ | 39.25″ |
7番 | 38.75″ | - |
8番 | 38.25″ | - |
レギュラーモデルのゼクシオ11ハイブリッドと比較してみると、同じロフト角の番手は、クラブ長さが同じです。
▼ゼクシオプライム2021とゼクシオ11のクラブ重量の違い
モデル | XXIO PRIME | XXIO 11 |
---|---|---|
3番 | - | 316g |
4番 | - | 320g |
5番 | 322g | 325g |
6番 | 326g | 329g |
7番 | 331g | - |
8番 | 336g | - |
クラブ重量も比べてみると、同じロフト角の番手で、ゼクシオプライム ハイブリッド 2021の方が3~4g軽量です。
ゼクシオプライムハイブリッドは、軽い上に長さが一般的なため、ドライバー以上に振りやすくなっています。
ハイブリッドにもフラットカップフェースを搭載!
ドライバー、フェアウェイウッドと同様に、ハイブリッドにもゼクシオレギュラーモデルで搭載されているフラットカップフェースが採用されています。
センターとオフセンターで、反発性能を表すCT値の差が抑えられていますので、フェース面を幅広く使うことができます。
打点がバラつく方にとっては、ミスが出にくくなるため、スコアアップにつながります。
ドローバイアスバルジ設計で、スライスが出にくい
▼ドライバーでの説明イメージ図です。
ドライバー、フェアウェイウッドと同様に、フェースにドローバイアスバルジ設計が採用されています。
フェース面の幅広いエリアで最適なギア効果が生み出され、スライスが抑えられます。
ウェイトプラス・テクノロジーにより、クラブが軽く感じられる
ハイブリッドにもグリップエンド側に重心を寄せたウェイトプラス・テクノロジーが採用されています。
クラブ全体の重量は前作より4g重くなっていますが、ヘッドの重量感を表すスイング・ウェイトは、D0からC9に1ポイント下がっています。
ヘッドがより軽く感じられますので、より楽にクラブが振れ、スイングの安定性も高まります。
前作とのデザイン比較
シニア向けモデルというと、ヘッド全体がゴールドのものが多く見受けられます。
ゼクシオも以前はゴールドがメインカラーでしたが、前作の10代目からブラックを基調としたデザインに大きく変わっています。
11代目となる2021年モデルもブラックが基調となっていまして、前作ではシルバーが目立ったのに対して、11代目はゴールドがアクセントカラーとして多く取り込まれています。
精悍で落ち着いた印象の中に、高級感もありますので、より引き締まった品のあるデザインとなっています。
ゼクシオ プライム ハイブリッド 2021の試打・評価
ゼクシオ プライム ハイブリッド 2021をヘッドスピードを打ち分けて試打・評価
5番(23°)をヘッドスピード38~40、40、40のスライスで打ち分けて試打している動画です。
- フェースのカラーリングがシャフト部分まで伸びているため、つかまりそうに見える。
- 高さが出やすく、つかまりも良い。
- 打球音は爽快。弾き感がしっかりあって、飛んでるように感じられる。
- ヘッドスピードを36~38に落として打っても、球が上がる。
- クラブ重量が軽いため、女性でも打てる。
- スライスを打とうとしても、つかまり性能が発揮されていい球が出る。
- フェースターンとシャフトの走りが感じられる。相当ミスショットしないと、スライスは出なさそう。
- 右を怖がらずに振れるので、更に飛びそう。
ゼクシオ プライム ハイブリッド 2021のスペック
クラブスペック
番手 | 5 | 6 | 7 | 8 |
---|---|---|---|---|
ロフト角 | 23 | 26 | 29 | 32 |
ライ角 | 60.5 | 61.0 | 61.5 | 62.0 |
ヘッド体積 | 113 | 112 | 111 | 110 |
ヘッド重量 | 233 | 238 | 244 | 250 |
クラブ重量 | 322 | 326 | 331 | 336 |
クラブ長さ | 39.75 | 39.25 | 38.75 | 38.25 |
バランス | C9 | C9 | C9 | C9 |
番手は5~8番、ロフト角は23~32°までありますので、アイアンが苦手な方はハイブリッドを多用することで、アイアンは8番・9番ぐらいからという選択もできそうです。
シャフトスペック
標準シャフトは、ゼクシオプライムSP-1100(カーボン)です。
ヘッドスピードが遅めの方向けに、R2シャフトも用意されています。ゆったりしたスイングでもしなりを生かして大きく飛ばすことができます。
フレックス | 重量 | トルク | 調子 | 適応ヘッドスピード |
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SR | 44.5 | 4.8 | 中 | 33~41 |
R | 43.5 | 4.9 | 中 | 30~38 |
R2 | 42.5 | 5.0 | 中 | 28~36 |
ゼクシオ プライム ハイブリッド2021の発売日・発売価格
ゼクシオ プライム ハイブリッド2021の発売日は、2021年2月20日(土)です。
発売価格は、52,800円(税抜き48,000円)です。