▼テーラーメイドの2022年モデル「STEALTH ステルス」については、下記に最新情報をまとめてあります。
テーラーメイドが「CARBONWOOD」と「MATRIXWOOD」という二つの商標を登録されました。
この二つの商標が意味することについて、取り上げてみたいと思います。
なお、公式情報やこの件に関するネット上での噂みたいなものは、まだありませんので、筆者推測となります。
お時間ある方のみ、ゆるりとお読みください。
CARBONWOOD
こちらが1つ目の商標です。
CARBONWOODと1単語になっていますが、意味合いとしては、CARBONの WOODということでしょう。
ヘッド素材がフルチタンのドライバーを、「チタンドライバー」と呼ぶことがあります。
テーラーメイドのSIM2では、ボディー素材が従来のチタンとカーボンという組み合わせから、カーボンとアルミに変わっていて、チタンからの脱却が図られています。
CARBONWOODというのは、このアルミパーツすらもカーボンに置き換わるということを意味しているのかもしれません。
なお、フェース素材は、SIMからSIM2になっても相変わらずチタンが用いられています。フェースまでカーボンということは、まず無いと思いますので、ヘッド素材全てがカーボンという意味ではないでしょう。
そして、テーラーメイドの新たなドライバーとして、「ステルス、ステルスプラス」の2機種が適合リストに掲載され、その中で「CARBONWOOD」という記述が確認されました。
フェースにも「CARBON」の記述がありますので、クラウン・ソール・フェースの基本3パーツ全てがカーボンで構成されているようです。
これはつまり、現在のゴルフ業界で考え得る最大の軽量化が実現したと言えそうです。
▼適合リストに掲載されている情報は、下記記事に詳しくまとめてあります。
MATRIXWOOD
こちらがもう一つの商標です。
CARBONWOODとMATRIXWOODの二つが登録されていると、相対するもののように思えます。
ただ、CARBONは素材を表していますが、MATRIXは「基盤」「原型」「格子状」といった意味で、構造的な特徴を表しているように思います。
そう考えると、CARBONWOODとMATRIXWOODは、一つのドライバーヘッドに搭載されたテクノロジーで、共存しているもののではないかと思います。
タイトリストのVG3シリーズで「チーターテクノロジー」というものがあります。
(そういえば、VG3シリーズの新製品が出てませんが、TS1、TSi1で賄っているということですかね)
チタン製のクラウンにヒョウ柄のように穴をあけて、軽量化を測るというものです。
≫ VG3 ドライバー 2018の試打・評価・感想
ドライバーヘッドの素材と構造は、大半が軽量化のために取り入れられています。
MATRIXWOODも、素材の形状、組み方などで、軽量化を図るための新たなテクノロジーではないかと思います(筆者の推測)。
CARBONWOODとMATRIXWOODも商品名という可能性は極めて低いように思いますので、次の2022年のテーラーメイドの新作ドライバーに搭載されるものだと思われます。
まだ早いですが、2022年の新作はやはりSIM3ドライバーですかね。
ちなみに、M7、M8も商標登録はされていますので、今後、M7ドライバーとM8ドライバーが発売される可能性はまだ残っています。ほぼほぼ無いとは思いますが。