フォーティーンから発売のPC-3アイアンについて、最新情報を取り上げます。
PC-3アイアンの特徴
ヘッドスピードが遅めの方が使えるアイアン
フォーティーンのアイアンと言うと、”難しい”というイメージがあるかもしれません。
この記事をご覧になられている方はご存知の方が多いかと思いますが、PC-3アイアンは「ヘッドスピード40m/s未満」のゴルファーが「やさしさを体感できる」アイアンとして開発されています。
このヘッドスピード帯に当てはまる他メーカーのアイアンでは、ダンロップのゼクシオ11アイアン、ブリヂストンのPHYZアイアン、テーラーメイドのSIMグローレアイアンなどが挙げられます。
軽い仕上がりで、楽に振れる
PC-3アイアンの特徴の一つに、重量が抑えられている点が挙げられます。
モデル | 5番の重量 | 7番の重量 |
---|---|---|
PC-3 | 339g | 353g |
XXIO11(R) | 354g | 366g |
SIM2 MAX OS(R) | 346g | 359g |
SIMグローレ(R) | - | 356g |
PHYZ(R) | - | 354g |
PC-3アイアンは、ダンロップやテーラーメイドの軽量クラブと比べても軽量度合いで上回っています。
さらに、PC-3アイアンは、シャフトが3種類用意されていて、上記の重量は中間の重さのシャフトとなっています。
最も軽いシャフトを選択すると、更に11g軽量化されますので、1歩抜きん出た軽さとなっています。
クラブの重さが気になり始めた方、軽いクラブで楽に振りたい方は、ヘッドスピードが上がる、ミート率が上がるなど、飛距離アップが期待できそうです。
7番のロフト角は30°で、球が上る
最近のアベレージゴルファー向けのアイアンは、ロフトを極端に立てたストロングロフト仕様のものが増えています。
極端なものですと、7番で24°というモデルがあります。
ロフトが立てば球は上方向よりも前方向に飛び出していきますので、飛距離は伸びますが、デメリットとして球が上りにくく、アイアン本来の止めて狙う使い方がほぼ困難になります。
アベレージゴルファーが打球を上げられるロフトの境界線は30°
7番アイアンのロフトは、しっかり球を上げるために必要な30°に設定されています。
ロフトが立ち過ぎていないため、番手間のロフトピッチも無理のない幅に収まっていて、ロフト間隔が空き過ぎることによる飛距離の空白地帯もありません。
シャフトはヘッドスピード別に3種類用意されている
シャフトは、40g台、50g台、60g台の3種類用意されています。
- FT-40iシャフト:45g、推奨ヘッドスピード 30~34 m/s
- FT-50iシャフト:55g、推奨ヘッドスピード 33~37 m/s
- FT-60iシャフト:60g、推奨ヘッドスピード 36~40 m/s
3種類あることで、ドライバーでの推奨ヘッドスピードは、30~40m/sまでかなり幅広いゴルファーに対応しています。
PC-3アイアンの試打・評価
PC-3アイアンをトラックマンで計測・試打
PC-3アイアンに加えて、TB-5フォージドアイアン、IF-7フォージドアイアンも打ち比べされています。
- フェースは大きめに見える。ゼクシオをシャープにきれいにした感じ。
- PWのロフト角は44°で、ストロングロフトのアイアンとは違って、ウェッジで球が上るスペックになっている。
- 打感は少し硬い。小気味良い弾き方。
PC-3アイアンをヘッドスピード40m/s未満の女子プロゴルファーが試打・評価
一番軽いFT-40iシャフトのモデルで、7番アイアンを試打されています。
- 顔は少し細長いが、大きい訳ではない。
- シャフトは結構軽い。
- 球が上るし、とてもやさしい。
- 重くないので、打ち込んで行くより、さらっと打つ方がよい。
- FT-40iシャフトはヘッドスピード35m/s以下でも行けそう。
PC-3アイアンのスペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | 長さ |
---|---|---|---|
5 | 24 | 61.5 | 38.5 |
6 | 27 | 62 | 38 |
7 | 30 | 62.5 | 37.5 |
8 | 34 | 63 | 37 |
9 | 39 | 63.5 | 36.5 |
P | 44 | 64 | 36 |
PC-3アイアンの発売日・発売価格
PC-3アイアンの発売日は、2021年4月9日です。
発売価格は、4本セット(7~P)で96,800円、単品(5、6)で24,200円です。