ダンロップから発売のゼクシオ12ドライバー。
ついてメーカーから正式発表がありましたので、最新情報をまとめました。
XXIO 12ドライバー(12代目・2022年)の特徴
モデル名は「ゼクシオ12ドライバー」
ゼクシオ12代目となる2022年モデルが遂に発売となっています。注目の名称は、「ゼクシオ12 ドライバー」です。
7代目から世代数を付すだけのシンプルな形になりまして、今回もそのネーミング体系が踏襲されています。
キャッチコピーは「飛びの翼で、大空へ。」となっていて、ソールに空力設計が採用されています。恐らく、ゼクシオのドライバー史上で初めてだと思います。
それでは、注目のテクノロジーについて見ていきましょう。
Activ Wing(アクティブウィング)
ゼクシオ12ドライバーに注目のテクノロジーが2つ搭載されています。
その一つがこちらのアクティブウィング(ActivWind)です。商標にも登録されていましたので、空力の仕組みが搭載されることは推測していましたが、やはり搭載されています。
空力は、PING、テーラーメイド、キャロウェイなど、最近の海外ブランドのドライバーでも積極的に搭載されています。
しかし、ゼクシオ12ドライバーの空力は他社と一味違います。
ActivWingの効果について、ダンロップの公式HPでは飛行機の垂直尾翼を例に挙げて説明されています。
飛行機の垂直尾翼は…機種が左右に揺れた時に「空力コントロール」で元に戻ろうとする
引用:dunlop.co.jp
他社の空力はヘッドを走らせること、つまりスピードアップが目的ですが、ゼクシオの空力は、空気抵抗を大きくしてヘッドのブレを抑えること、つまりコントロールを目的としています。
ダウンスイングの際には、フェースが開いたり、トゥが下がったりしますが、空力コントロールによりヘッドのブレを抑える方向に働いてくれます。
これにより、フェース角のバラつきが23%抑えられ、打点のバラつきは17%抑えられるという結果が出ています。
▼ActivWingの解説動画です
ダンロップゴルフの公式チャンネルにて、ActivWingのメカニズムいついて、映像を交えて解説されていますので、詳しくお知りになりたい方はご覧ください。
Rebound Frame(リバウンドフレーム)がゼクシオ12にも搭載
リバウンドフレームは、スリクソンのZXシリーズで初めて搭載されてテクノロジーです。ヘッドのフェース面側から、「柔」「剛」「柔」「剛」という剛性の違うエリアを重ねることで、ヘッドの撓み効果を高めています。
これにより、従来モデルよりも大きな撓みが生み出され、ボールスピードがアップし、飛距離アップにつながります。
▼Rebound Frameの解説動画です
ダンロップゴルフの公式チャンネルにて、リバウンドフレームのメカニズムについて解説されています。
スリクソンのZXシリーズ、ゼクシオ11代目のプライムシリーズにも搭載されていて、ご存知の方も多いと思いますが、詳しくお知りになりたい方はご覧ください。
ヘッド形状はシャローで、ややフックフェース
ヘッド形状は、ややシャローで安心感のある投影です。
上級者向けの洋ナシ形状とは対照的に、ヒール寄りに体積が確保されていますので、つかまりの良さもあります。
フェースはややフックで、こちらもしっかりつかまえやすくなっていますので、ヘッドスピードが遅め、ヘッドの返しが遅れがちな方・苦手な方が扱いやすくなっています。
ゼクシオ12ドライバーの試打・評価
ゼクシオ12ドライバー・ゼクシオX2022ドライバーをプロが試打
- 空力の突起構造は、構えてみると気にならない・分からない。
- ゼクシオ12はフェースが大きく見える。
- 大きなヘッドで球がつかまらない方は、つかまる。
- 球が上らない人、ヘッドスピードが遅くなってドロップしてしまう人は、ヘッドの方でスピン量が確保される(球が上がる)。
ゼクシオの過去のドライバーと比較しながら試打
ゼクシオの初代ドライバーなど、過去のレギュラーモデルと比べながら、ゼクシオ12ドライバーを試打して解説されています。
ゼクシオ12ドライバーを詳しく解説・試打
10.5°のSRで試打されています。
- トゥダウンが抑えられ、芯で捉えやすくなっているアクティブウィングが搭載されている。
- トゥダウンすると右に開いてしまう。
- 打点がバラつく方におすすめ。
ゼクシオ12ドライバーを三者三様の3名が試打・評価
- ヘッドの外観はすっきりしてて振りやすそう。
- SRシャフトでも結構しなる。パワーではなくスイングで飛んでくれそう。振ってみるとしっかりしている。
- 従来のゼクシオの中で、一番重心角が大きそう。
- ヘッドがずしっと感じる。重さで加速感を感じる。
- つかまりが良くて、ボールに当たり負ける感じも無い。
ゼクシオ12 ドライバーのスペック
クラブスペック
- ロフト角:9.5、10.5、11.5°
- ライ角:59°
- ヘッド重量:199g
- ヘッド体積:460cc
- クラブ長さ:45.75インチ
- クラブ重量:282g(R)
ヘッド重量が3g増となっていて、運動エネルギーのアップが図られています。クラブ重量は2g増となっています。
シャフトスペック
フレックス | 重さ | トルク | 調子 |
---|---|---|---|
S | 41 | 6.4 | 中 |
SR | 39 | 6.6 | 中 |
R | 36 | 6.6 | 中 |
R2 | 36 | 6.6 | 中 |
ゼクシオ12ドライバーの標準シャフトは、MP1200カーボンシャフトです。
ゼクシオ11ドライバーと比べると、標準シャフトの重量は1g軽量化されています。
ゼクシオ12 ドライバーの発売日・発売価格
ゼクシオ12ドライバーの発売日は、2021年12月11日です。
ゼクシオ12ドライバーの発売価格は、税込み88,000円です。税抜き価格で考えると、ゼクシオ11、ゼクシオ10と同じ価格です。