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石川遼が、4番アイアンを使わず7番ウッドを使う理由が興味深い件

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石川遼の2021年のクラブセッティングについて、本人が解説している動画が堀川未来夢プロのyoutubeチャンネルにて紹介されています。

動画の中では、ドライバーやフェアウェイウッドなど、何故、そのクラブを選んだか、どうして前のクラブを外したか等の話までされています。

中でも、ロングアイアンをやめてフェアウェイウッドを増やすに至った理由が興味深かったので、取り上げました。

以前はフェアウェイウッドが1本だけだった

石川遼のクラブセッティングで、全体を眺めた時にまず、注目してしまうのが、フェアウェイウッドが1本のみという点です。

それも、XR16というやや古めのモデルを愛用していて、スペックは3番の13.5°です。

13.5°より下はどうなっているかというと、2~4番のロングアイアンを多様していました。

最近、クラブセッティングをガラッと変える前までは、以下のようなアイアンセッティングでした。

<2020年>

  • 3番(19°):MAVRIK プロ アイアン プロトタイプ
  • 4番~:APEX MB アイアン

<2019年>

  • 2番(18°):APEX PRO アイアン 2019
  • 3番(21°):X フォージド UT アイアン
  • 4番~:APEX MB アイアン

4番からのAPEX MBアイアンの上に、2番や3番を入れて、ドライバーとミドルアイアンの間の距離を、ロングアイアンで対応していました。

2021年はフェアウェイウッドを1本から3本に増やした

2021年のクラブセッティングでは、アイアン中心に組み方からガラッと変わりました。

戻るアイアンの上のレンジは、ロングアイアンではなく、フェアウェイウッドで賄う形に切り替わっています。

実際の2021年のフェアウェイウッドからアイアンまでのクラブセッティングを見てみましょう。

<2021年>

  • 3+番(13.5°) エピック SPEED フェアウェイウッド
  • 5番(17°) MAVRIK サブゼロ フェアウェイウッド
  • 7番(21°) エピック SPEED フェアウェイウッド(3番+13.5度、7番21度)
  • 5番~ APEX TCBアイアン

APEXアイアンはこれまでの4番からではなく、5番からにして、その上のロングアイアンは全て無くしています。

代わりに、従来の13.5°のフェアウェイウッドに加えて、17°(5番)、21°(7番)の2本を加え、フェアウェイウッド3本となっています。

ロングアイアンからフェアウェイウッドに切り替えた理由

▼7番ウッドを入れた説明のところ(7:35頃)から再生されます

石川遼のクラブセッティングに7番ウッドが入っていることで、堀川未来夢も驚いています。

13.5°のフェアウェイウッド1本というイメージが彼にもあったのではないかと思います。

片山晋呉プロも、石川遼が7番を使っていることについて、「どう?」と聞かれたそうです。

その7番ウッドを入れた理由について、以下の点が挙げられていました。

  • スチールシャフトだと難しいので、カーボンで少し重くしている。
  • 7番ウッドは、3番ウッドより打ち込みたい時がある。
  • マッスルバックの4番アイアンと7番ウッドを打ち比べると、100球打ったときにまとまる。
  • 下が堅い全米オープンなどで、225ヤードをラン5ヤードで止めたい時に、4番アイアンだときつい。
  • 7番ウッドはスピンが掛かってくれて球が上がる。

7番ウッドの方がトータルで安定度が高い、そして、球が上がるので止めやすく、デッドに狙えるという、この2点が理由として挙げられています。

球を上げて止めたいという方は、下番手のフェアウェイウッドやウッド型のハイブリッドを増やすと、スコアがまとまる可能性があります。

フェアウェイウッドやハイブリッドは、下の方の番手まで充実したモデルもありますし、実際、ツアープロでも、ウッド7本・アイアン3本で優勝している選手もいます。

アイアンが苦手と言う方は、フェアウェイウッドとハイブリッドの使ったことのない番手を検討してみるのも良い思います。

▼青木瀬令奈プロのアイアンは、7番(31°)からです

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