★2023-01-02追記:ステルス2ドライバーが適合リストに掲載されました。
テーラーメイドの2023年の新作「ステルス2」のドライバーについて、最新情報をまとめました。
ステルス2ドライバーは3機種
2023年のテーラーメイドの新作は、前年のステルスの続編モデルとなる「ステルス2」です。
ステルス2シリーズは、ドライバー、フェアウェイウッド、ハイブリッド(レスキュー)がありますが、アイアンについてはステルスHDアイアンというモデルの追加という形になっています。
ドライバーについては、SIMから続いている3種類のラインナップに変更はなく、低スピン、スタンダード、ハイドローに分かれています。
外観はSIM2とよく似ています。ステルス2(ノーマル)、ステルス2 HDの2機種は、ソールにネジ状のウェイトがあり、搭載位置もSIM2 MAX、SIM2 MAX-Dと同様です。
- ステルス2 PLUSドライバー
スライダー式のウェイト調整機能を搭載。洋ナシ型で操作性に優れた上級者向けタイプ。 - ステルス2ドライバー
深重心で寛容性を持たせたタイプ。 - ステルス2 HDドライバー
ヒール寄りにウェイトを搭載し、つかまりと球の上がりやすさに優れたハイドロータイプ。
ステルス2PLUS・ステルス2・ステルス2HDドライバーの違いを比較
ステルスシリーズのドライバー3機種について、スペック、テクノロジー、弾道の違いをまとめました。
テクノロジーの違いを比較
モデル | ステルス2 PLUS | ステルス2 | ステルス2 HD |
---|---|---|---|
スライディング ウェイト トラック |
〇 15g |
- | - |
後方ウェイト重量 | 15g | 25g | 30g |
ロフト角調整機能 | 〇 | 〇 | 〇 |
カーボンフェース | 〇 | 〇 | 〇 |
ツイストフェース | 〇 | 〇 | 〇 |
スピードポケット | 〇 | 〇 | 〇 |
全機種でカーボンフェースが採用されていて、前作よりもカーボン比率が高まっていて大幅な軽量化が実現されています。
テクノロジー面では、ツイストフェース、スピードポケットも全機種で搭載されています。
大きな違いはウェイトにありまして、ステルス2 PLUSでは、唯一、ソール前方にドロー・フェードの調整が可能なスライディングウェイトが搭載されています。
後方ウェイトについては、ステルス2 PLUSが15g、ステルス2が25g、ステルス2 HDが30gで、ウェイトの重さがそのまま寛容性に繋がっていると言って良いでしょう。
弾道の違いを比較
モデル | ステルス2 PLUS | ステルス2 | ステルス2 HD |
---|---|---|---|
弾道バイアス | - | - | ドロー |
スピン量 | 少 | 少~中 | 中 |
打ち出し | 中 | 中~高 | 高 |
寛容性 | 高 | 極高 | 極高 |
ステルス2 PLUSは前方にウェイトギミックがあり、後方ウェイトが軽いため、浅重心で低スピン性能と操作性に優れたタイプのドライバーです。
ステルス2とステルス2 HDは後方ウェイトが25g、30gと各段に重くなっていて、慣性モーメントを高め、ミスに対する許容性を強めた重量配分がなされています。
前方のビス状のウェイトは、ステルス2 HDが重い切りヒール寄りとなっていて、ドロー性能を高めてあります。
スペックの違いを比較
モデル | ステルス2 PLUS | ステルス2 | ステルス2 HD |
---|---|---|---|
ヘッド体積 | 460cc | 460cc | 460cc |
ロフト角 | 8、9、10.5° | 9、10.5、12° | 9、10.5、12° |
ライ角 | 54° | 56° | 58° |
ヘッド体積 | 460cc | 460cc | 460cc |
長さ | 45.75″ | 45.75″ | 45.75″ |
ヘッド体積は全てのモデルでルール上限の460ccとなっています。ライ角には違いがつけてあり、やさしくなるほどアップライトになっています。
ロフト角については、アスリート向けのステルス2 PLUSにのみ8°があり、反対にステルス2、ステルス2 HDにはハイロフトの12°があります。
ヘッド形状の違い
ステルス2 PLUSとステルス2はきれいな洋ナシ型なのに対して、ステルス2 HDは丸型に近くストレッチバックな形状となっています。
ステルス2 PLUSとステルス2は形状が似ていますが、PLUSの方がフェースが逃げ顔になっていて、左へのミスが出にくくなっています。
こちらはヘッドを横から見た映像です。
3機種とも地面に這うようにソールが形作られていて、ウェイトも低い位置に装着されています。
低重心設計を意識した形状になっています。
ステルス2シリーズのドライバーの共通の特徴・テクノロジー
カーボンリングが用いられ、更なるカーボン化が実現
ステルス2では、SIM2やステルスグローレのようなリング構造が採用されています。
そして、このリングにはアルミやチタンが用いられていましたが、ステルス2ではこのパーツまでもがカーボン化されています。
これにより、大幅な軽量化が実現されていて、更なる最適重心設計が実現され、許容性と寛容性が高まっています。
明るくパワフルなサウンド
ステルス2では、カーボンソールの厚さを考慮しながら、曲率、形状、内部補強リブを組み合わせて、音響の微調整が行われています。
以下のリンクから打音を聞くことができます。
ツイストフェース、スピードポケットは引き続き搭載
テーラーメイドのウッドでは欠かせないテクノロジーとなっているのが、ソール前方に搭載されているスピードポケットと、フェースのバルジ・ロールを工夫したツイストフェースです。
ステルス2の全ドライバーに採用されていて、フェース下目でのミスヒットの軽減、打点ブレに対する弾道補正が効果的に働いてくれます。
また、公式サイトで名前は出ていませんが、ソール中央の突起構造であるイナーシャジェネレータもSIM以来、搭載され続けています。
ステルス2シリーズのドライバーの試打・評価
ステルス2の3機種のドライバーをゴルフライターが試打・評価
- やさしくなったと言われるステルス2で、最もそれを感じるのはPLUS。ただし球をつかまえられる必要はある。
- スダンダードは、そこまで低スピンではない。SIMからSIM2になった時にスピン量が増えた。それと同じ進化。
- 打って結果が良いのは、HDだと思う。スピンが足らなくてドロップしてしまう人にも良い。
プロがステルス2の全ドライバーを試打・評価
関浩太郎プロが、ステルス2の3機種のドライバーを試打して、特徴や適合ゴルファーについて解説されています。
ステルス2 PLUSドライバーの特徴・スペック
特徴
ソール前方にスライダー式のウェイト調整機能が搭載されていて、唯一、ドロー・フェードの調整が行えるドライバーです。
後方ウェイトは3機種の中で最も軽めの15gで、浅重心により低スピン・低弾道が出やすく、ヘッドスピードが速いゴルファーが左を恐れずに叩きやすいモデルです。
スペック
- ロフト角:8、9、10.5°
- ライ角:54°
- ヘッド体積:460cc
- 長さ:45.75インチ
ステルス2 ドライバー
特徴
こちらは寛容性を持たせたタイプで、シリーズ中では真ん中のスタンダードなモデルとなります。
寛容性のあるスタンダードモデルといっても、テーラーメイドのドライバーは他メーカーと比べるとフェードバイアスで、アスリートも使用するモデルのため、ドローよりはフェードヒッターの方に適しています。
スペック
- ロフト角:9、10.5、12°
- ライ角:56°
- ヘッド体積:460cc
- 長さ:45.75インチ
ステルス2 HDドライバー
特徴
こちらはハイドロー仕様のモデルです。
ウェイトがほぼソールとクラウンの境目ぐらいに搭載されていて、つかまりの良さを思い切り高めてあります。
右へのミスの不安がある方は、このモデルから検討されると良いでしょう。
スペック
- ロフト角:9、10.5、12°
- ライ角:58°
- ヘッド体積:460cc
- 長さ:45.75インチ
まとめ
テーラーメイドの2023年モデル「ステルス2」について最新情報を取り上げました。
現時点では、USモデルのみ発表されていますので、ラインナップはスペックなどUSモデルの情報を元に掲載しています。そのため、日本での発売とは違いがある可能性があることご理解ください。
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