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「 SIM 」 一覧

テーラーメイド SIM・SIM MAX・SIM MAX Dドライバーの最新情報をまとめました【スペック・特徴を徹底解説】

★2020/01/10追記 SIMの全モデルの情報を掲載しました。
★2020/01/09追記 SIMが公式発表されましたので詳細スペックを追記しました。

テーラーメイドの2020年モデルと思われる「SIM ドライバー」について、最新情報をまとめました。遂に、テーラーメイドから各モデルが公式に掲載されましたので、スペック等の詳細情報も紹介します。

SIMのドライバーは、アスリート向け・アベレージ向け・D-Typeの3種類

SIMドライバーは、アスリート向けのSIMドライバー、アベレージ向けのSIM MAXドライバー、そのドロー仕様モデルのSIM MAX Dドライバーの3種類となっています。

なお、D-TYPEは日本のテーラーメイドには掲載がありませんので、USモデルのみと考えられます。

↑SIMシリーズのドローモデルであるSIM MAX Dドライバーは、日本テーラーメイドから発売されました。

▼各モデルの概要と特徴比較

モデル ヘッド体積 フェース面積 ウェイト調整機能 弾道
SIMドライバー
(写真左)
460cc 標準 あり 低い
SIM MAXドライバー
(写真中央)
460cc 大きい
(SIMより+8%)
なし 標準
SIM MAX Dドライバー
(写真右)
460cc かなり大きい
(SIMの+18%)
なし 高い

SIMドライバーの特徴

こちらはアスリート向けのSIMドライバーです。M5の後継と言われていて、M5、M3、M1ユーザーが対象になります。

特徴としては、SIMの中で最もフェースが小さく、低弾道となっています。

▼SIMドライバーの試打・評価はこちらをご覧ください。
≫ SIMドライバーの試打・評価・感想

最大の特徴は、非対称ソールとイナーシャジェネレーター

出典:https://www.taylormadegolf.com/SIM-Driver/DW-JJI23.html

SIMドライバーの最大の特徴は、空力制御を高め非対称のソール形状と更なる低重心・深重心です。ソール形状自体はM6と似ていますが、ロゴ部分が斜めになっていて、後ろに長くなっています。

センターのロゴ部分は約20°トゥ側に傾いた非対称なソール形状によりスイング後半からインパクトまでの空気抵抗が抑えられ、ヘッドスピードがアップします。

SIMドライバーとM6ドライバーのソールを並べてみると、SIMの非対称な様子が分かります。インパクトまではヘッドが入る角度に合わせて傾いているのでしょう。

さらに、重心設計面では、超低重心・深重心による高MOI(大慣性モーメント)が実現されていますので、直進性・ミスへの許容性を高めた設計となっています。

超低重心により打ち出しの高さが気になるところですが、メーカーの説明では、低弾道とされていますので、ハードヒッターが扱いやすいモデルとなっています。

スライディングウェイトによりドロー・フェードを調整できる

出典:https://www.taylormadegolf.com/SIM-Driver/DW-JJI23.html

Mシリーズでもアスリート向け特有のスライディングウェイトは、SIMドライバーにも搭載されています。従来と異なる点は、前後方向のLOW・HIGHのレールがなくなり、ウェイトが2つから1つとなっている点です。

調整はドロー・フェードのみとなり、最大で±20ヤードまで弾道調整することができます。

スピードインジェクション・ツイストフェース・スピードポケットは、引き続き搭載

出典:https://www.taylormadegolf.com/SIM-Driver/DW-JJI23.html

M5・M6で登場したスピードインジェクション、M3・M4で登場したツイストフェース、従来からあるスピードポケットは、引き続き搭載されています。

スピードインジェクションはルール上限の最大反発を実現し、ツイストフェースは打点のブレに対して弾道をセンターに戻し、スピードポケットはフェース下部で捉えたミスを許容してくれます。

ロフト角・ライ角の調整機能を搭載

従来通り、可変スリーブが搭載され、ロフト角・ライ角の調整が可能となっています。スリーブの互換性については、メーカーは同一シリーズ間でも認めていないようです。ただし、映像とセッティング内容からはMシリーズと同じもののように見えます。

SIMドライバーのスペック

  • ロフト角:9/10.5°
  • ライ角:56°
  • ヘッド体積:460cc
  • クラブ長さ:45.75インチ
  • 標準シャフト:TENSEI SILVER TM50(S/SR/R)

SIM ドライバーの発売価格

シャフトにより価格は異なります。

  • TENSEI SILVER TM50:78,000円+税
  • Tour AD XC-6、Speeder 661 EVOLUTION VI、Diamana ZF60:95,000円+税

▼SIMドライバーの試打・評価です。

SIMドライバーの試打・評価・感想

SIM MAXドライバーの特徴

こちらがアベレージゴルファー向けのSIM MAXドライバーです。

▼SIM MAXドライバーの試打・評価はこちらをご覧ください。
≫ SIM MAXドライバーの試打・評価・感想

最大の特徴は、非対称ソールとイナーシャジェネレーター

出典:https://www.taylormadegolf.com/SIM-Driver/DW-JJI23.html

SIMドライバーと同じく、センターロゴ部分が約20%トゥ側に傾いた非対称ソールにより空気抵抗が抑えられます。そして、ソール後方ウェイトにより更なる低重心・深重心設計となっています。

スイング交換からインパクトまでの空気抵抗が抑えられ、ヘッドスピードがアップし、高MOI(大慣性モーメント)により直進性・ミスへの許容性がアップしています。

打ち出しの高さについては、中弾道とされています。

ウェイト調整機能は未搭載

従来通り、アベレージ向けモデルの方には、ソールのスライディングウェイトは搭載されていませんので、ドロー・フェードのウェイト調整は行えません。

機能的に劣るということではなく、調整機能を外すことで、重心設計が最適に行われていて、オートマチック性が高いと言えます。クラブが仕事をしてくれますので、まさにアベレージ向けに適しています。

スピードインジェクション・ツイストフェース・スピードポケットは、引き続き搭載

出典:https://www.taylormadegolf.com/SIM-Max-Driver/DW-JJI27.html

こちらもSIMドライバーと同様に、スピードインジェクション、ツイストフェース、スピードポケットがMシリーズより継承されています。

ロフト角・ライ角の調整機能を搭載

出典:https://www.taylormadegolf.com/SIM-Max-Driver/DW-JJI27.html

従来通り、可変スリーブが搭載され、ロフト角・ライ角の調整が可能となっています。スリーブの互換性については、メーカーは同一シリーズ間でも認めていないようです。ただし、映像とセッティング内容からはMシリーズと同じもののように見えます。

SIM MAXドライバーのスペック

  • ロフト角:9/10.5/12°
  • ライ角:56°
  • ヘッド体積:460cc
  • クラブ長さ:45.75インチ
  • 標準シャフト:TENSEI BLUE TM50(S/SR/R)

SIM MAXドライバーの発売価格

シャフトにより価格は異なります。

TENSEI BLUE TM50:73,000円+税
Tour AD XC-6、Speeder 661 EVOLUTION VI、Diamana ZF60:90,000円+税

こちらはSIM MAXドライバーとM6ドライバーの写真を並べたものです。可動式ウェイト機構がありませんので、非常に良く似ていますが、ロゴがあるウェイト部分が大きく後ろに長いこと、斜めになっていて左右非対称の配置であることが確認できます。

こちらはSIM MAXドライバーとM6ドライバーの横顔です。SIM MAXの方がお尻は上がっているものの、船の舵のような部分も後ろに長く伸びています。

重心を低く・深くし、慣性モーメントを大きくする意図が反映された形状です。

SIMドライバーとSIM MAXドライバーの違いについては、別記事にまとめてありますのでリンクを載せておきます。
≫ SIMドライバーとSIM MAXドライバーの違い

SIM MAXドライバーの試打・評価・感想

SIM MAX Dドライバーの特徴(USモデル)

SIM MAX Dドライバーは、M6 D-Typeと同様にヒール寄りに重量が掛けられたドローバイアスになっています。

右へのミスをなくしたいスライサー向けのモデルです。打ち出しの高さについては、高弾道とされています。

基本的な特徴については、SIM MAXドライバーと同じになりますので、違いについてのみ取り上げます。

▼SIM MAX Dドライバーの試打・評価はこちらをご覧ください。
≫ SIM MAX Dドライバーの試打・評価・感想

ドローバイアス設計

出典:https://www.taylormadegolf.com/SIM-Max-D-Driver/DW-JJI30.html

ヒール寄りにインナーウェイトが搭載されているドローバイアス設計となっています。この種のウェイト配置のクラブは、重心角が大きく、重心距離が短くなり、ヘッドが返りやすくなるのが特徴です。

スライス効果に最も有効なクラブ設計となりますの。

グース気味のヘッド配置

左がドローで、右がスタンダードなSIM MAXです。左のドローの方がフェースがグース気味で、ボールのつかまりが良い形状になっています。

フェースが大きい

出典:https://www.taylormadegolf.com/SIM-Max-D-Driver/DW-JJI30.html

フェースはSIMドライバー、SIM MAXドライバーよりも大きくなっています。小ぶりになるほど難しくなりますので、Dドライバーはドローバイアスなだけでなく、やさしさもアップしています。

SIM MAX Dドライバーのスペック

  • ロフト角:9/10.5/12°
  • ライ角:56°
  • ヘッド体積:460cc
  • クラブ長さ:45.75インチ
  • 標準シャフト:TENSEI BLUE TM50(S/SR/R)

SIM MAX Dドライバーの試打・評価・感想

SIMのテーラーメイド公式動画

テーラーメイドUSの公式youtubeチェンネルにて、SIMに関する動画が投稿されました。

この中で、SIMドライバー、SIM MAXドライバー、SIMのフェアウェイウッド、SIMアイアンを確認することができます。

SIMとMAVRIKは、どちらがおすすめか?

SIMのツアープロによる使用状況

タイガーウッズを始め、ダスティンジョンソ、マシューウルフ、ジョンラーム、コリンモリカワらツアープロは、SIMドライバー・SIM MAXドライバーを取り入れています。

▼ツアープロのSIMシリーズドライバーの使用状況をまとめましたので、リンクを載せておきます。

「SIM or SIM MAX」プロはどちらのドライバーを使っているか調べてみました

SIMのフェアウェイウッドは日本では2種類、USでは3種類

SIMシリーズのフェアウェイウッドは、ドライバーと同様のモデルラインナップとなっています。

USモデルでは、SIMフェアウェイウッド、SIM MAXフェアウェイウッド、SIM MAX D-TYPEフェアウェイウッドの3種類ですが、日本ではD-TYPEが発売されません。

そのため日本モデルとしての発売は、SIMフェアウェイウッド、SIM MAXフェアウェイウッドの2種類となります。

▼SIMシリーズのフェアウェイウッド3種の試打・評価はこちらをご覧ください。
≫ テーラーメイド SIM・SIM MAX・SIM MAX D-TYPEフェアウェイの試打・評価!3つの違いも徹底解説
  • Vスチールソールが復活し、芝との設置面積が少なく設計されている。
  • アスリート向けのSIMフェアウェイウッドは、大きなソールウェイトを搭載し、高弾道で飛ばせる。
  • アベレージ向けのSIM MAXフェアウェイウッドは、ヘッドサイズが大きく、やさしく扱える。

▼こちらの動画でSIMの2種類のフェアウェイウッドが試打されています(フェアウェイウッドが登場する9:57から始まります)。

テーラーメイド SIM・SIM MAX・SIM MAX D-TYPEフェアウェイの試打・評価!3つの違いも徹底解説

SIM MAXレスキュー、SIM MAXアイアン

SIM MAXレスキュー

SIMのハイブリッドは、「SIM MAXレスキュー」のみです。M5のレスキューが発売されなかったように、SIMレスキューも現時点では確認されていません。

SIM MAXフェアウェイウッドと同様に、Vスチールソール、ツイストフェース、スピードポケットが搭載され、振り抜けが良く、打点ミスに強くなっています。ロフト角・ライ角の調整機能は搭載されていません。

番手数、ロフト角はM6レスキューと同様になっていますので、恐らくワールドモデルでは5種類で、日本モデルでは3~6番までの4種類になるのではないかと思われます。

番手 3 4 5 6
ロフト角 19 22 25 28
ライ角 60 60.5 61 61.5
ヘッド体 100 102 103 104
長さ 40.25″ 39.75″ 39.25″ 38.75″

SIM MAXアイアン・SIM MAX OSアイアン

SIMのアイアンは、「SIM MAXアイアン」と「SIM MAX OSアイアン」の2種類となっています。

M5・M6で搭載されたバックフェースのリブ構造「スピードブリッジ」は引き続き搭載されています。そして、ポケット部にはエコー・ダンピング・システムが搭載され、ディスタンス系でありながら打感が実現されています。

  • SIM MAXアイアンとSIM MAX OSアイアンの2種類
  • ポケットキャビティー形状
  • バックフェースのリブ構造「スピードブリッジ」を搭載
  • ポケットのヒールからトゥまで制振材を搭載

▼こちらの動画でSIMの2種類のアイアンが試打されています(アイアンが登場する3:34から始まります)。

テーラーメイド SIM MAX・SIM MAX OSアイアンの試打・評価!2つのアイアンの違いも徹底解説

SIMの意味は?「Shape In Motion」の略

2020年モデルは4年間続いたMシリーズではなく、「SIM」という新たなシリーズとなっています。

SIMの意味ですが、「Shape In Motion」を省略したもので、「動きの中の形」といった意味になります。

スイング後半の空力に対応したアシンメトリーなソール形状が特徴となっていますので、「ヘッドの動きに対応した形」といった意味合いが考えられます。

SIMのヘッドカバー

こちらはヘッドカバーです。白と黒が基調となっていて、鮮やかながらも落ち着きのあるブルーがアクセントカラーになっています。

ヘッド自体にも久しぶりにホワイトが使われ、初代M1、M2ドライバーを思い出させるカラーデザインです。

SIMの発売日・発売価格

SIMの発売日は2020年2月7日です。前年と比べると1週間程、早い発売です。発売価格については、標準シャフトの装着モデルでSIMドライバーが78,000円、SIM MAXドライバーが73,000円です。

▼SIMの全モデルの発売価格はこちらにまとめてあります。
≫ テーラーメイド SIMドライバーの発売日と発売価格

SIMドライバーはツアープロに使用されている

SIMドライバー、SIM MAXドライバーについて、ダスティン・ジョンソンがSIM MAXドライバーの10.5°を手にしたという情報が確認されています。

その他にもジム・ハーマンのキャディーバッグにSIMのヘッドカバーに包まれたウッドが2本確認される等、ツアープロが実際に手にする映像が確認されています。


 

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▼ツアープロが手にしているという情報について、別投稿に詳しくまとめましたので、リンクを載せておきます。
≫ SIMドライバー・SIM MAXドライバーをツアープロが使用している!

SIMドライバーのページがテーラーメイドの公式サイトに用意されている!SIM MAX OSアイアンの文字も確認!

googleにて「taylormade sim」で検索すると、以下の検索結果が出てきます。

出典:https://www.google.co.jp/search?q=sim+driver+taylormade

テーラーメイドの公式サイトの中に、SIMに関するページが用意された形跡があることが分かります。何かの拍子にgoogleにページ解析されてしまったんでしょう(恐るべしgoogle)。

ちなみに、解析されたページは複数あり、そこから、SIM MAX OSアイアンという文字が確認できます。

  • ページタイトル:Shop 2020 SIM Family | TaylorMade Golf
    URL:https://www.taylormadegolf.com/taylormade-SIM
  • ページタイトル:Shop 2020 SIM Max Os Irons | TaylorMade Golf
    URL:https://www.taylormadegolf.com/taylormade-irons-SIMmaxos/

「SIM MAX OSアイアン」が存在するのか、それとも、R&Aに掲載された「SIM MAXアイアン」がそれに当たるのか、最新情報が待たれます。

SIMドライバーの実物画像

SIMドライバーについて、現在、SNS等で確認されている画像を紹介します。

 

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SIM Max driver, in hand photo. • • Via Taylormade Golf

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ロフト角は8.0°と読み取れます。市販向けは従来通り9.0°、10.5°の2種だと考えると、こちらの8.0°はツアープロ向けの専用モデルと思われます。

テーラーメイドのドライバーは通常2種類発売され、アスリート向けとアベレージ向けと言い分けられますが、どちらも評価が高いためアベレージ向けの方を使うツアープロもいるのが特徴的です。


こちらはSIMフェアウェイです。SIM MAXフェアウェイと同じく、クラウンには「V STEEL」も文字が確認できます。

さらに、「80G」という文字も見えまして、素直に80Gのウェイトと解釈すると相当な重量になります。

 

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こちらの下の奥側のモデルはネックに3番14°のROCKETと記載されていまして、SIMフェアウェイウッドの3番の上のスペックではないかと思われます。

 

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