ダスティン・ジョンソンが2022年5月に開催されたPGAチャンピオンシップで、9番ウッドを使用しました。
この件について、ダスティン・ジョンソンが理由を明らかにしていまして、興味深い内容でしたので、取り上げてみます。
ダスティン・ジョンソンが9番ウッドを使用
男子プロのクラブセッティングで、9番ウッドが入っている選手は非常に珍しいと思います。
女子プロゴルファーであれば、西村優菜プロや青木瀬令奈プロなどがいますが、PGAツアーの選手の中では、少なくとも筆者は知りません。
今回、話題となっているダスティン・ジョンソンは、もともと3番(15°)と7番(21°)をバッグに入れていましたので、9番(24°)を入れたというのは、とても意外です。
ダスティン・ジョンソンの9番を入れた時のフェアウェイウッドのクラブセッティング
では、9番ウッドを入れた時、ダスティン・ジョンソンのWITBはどうなっていたのか?
気になるWITBを見てみましょう。
- ステルスPLUSドライバー
- ステルスフェアウェイウッド(3HL、7番、9番)
- P730アイアン DJ プロト(4~8番)
- MGウェッジ(52°、60°)
- スパイダー パター
ウッドは、1W、3HL、7W、9W、アイアンは4番からです。
GOLFWRXでは、5・7・9番と書かれていますが、映像で見ますと、5番ではなく3HLです。ロフト角だけで言えば4番相当です。
ダスティン・ジョンソンが9番を入れた理由
ダスティン・ジョンソンが使用していた9番ウッドは、ステルスフェアウェイウッドです。
日本モデルでは7番までしかありませんが、USモデルでは9番があります。
この9番ウッドを入れた代わりに、3番アイアンを外しています。
9番ウッドを入れた理由は、GOLFWRXの記事によると理由は2つあるとのことです。
1つ目の理由は、3番アイアンでは低いドローが打つことができるものの、グリーンで球を止めるのが難しいそうです。対して、9番ウッドの場合、ロフト角24°で、球を止めることができ、3番アイアンより楽に打てるためです。
2つ目の理由は、3番アイアンと4番アイアンで、それほど飛距離が変わらないためです。
9番ウッドを購入するという選択は、考えたことが無い人も多いのではないかと思います。
プロの世界では、できるだけアイアンを使わないようにするため、7番アイアンからしか持たないという選手もいます。

フェアウェイウッドやユーティリティを上手に選ぶと、30°ぐらいまでウッド系でまかなうことができます。
アイアンは、セット販売されている5番から入れている人が多いと思いますが、改めてフェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアンで、どれが一番打ちやすいか、どれが一番狙い通りに打てるかを、改めて確認してみては如何でしょうか?