コブラの2024年の最新モデル「DARK SPEED(ダークスピード)」シリーズが正式に情報公開されました。
ドライバーは前作同様の全3タイプのラインナップとなっています。になっていて、既に先行予約もスタートしています。
各タイプの弾道や形状の違い、特徴、スペック、発売日、発売価格など詳細をまとめました。
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DARK SPEEDのドライバーは3タイプ
▼左からLS、X、MAX
コブラゴルフの2024年モデルは、前年のAEROJETから変わって「DARK SPEED(ダークスピード)」です。
コブラは「SPEED」というワードを良く使っていましたので、コブラらしいネーミングです。「DARK」もステルス感があり「SPEED」をイメージさせます。
▼過去6年間の発売モデル
ドライバーについては従来通りの3タイプとなっていて、上図の左からLS(低スピン)、X(スタンダード)、MAX(ドロー)となっています。
タイプ | 特徴 |
---|---|
DARK SPEED LS | 低スピンタイプ。 ウェイトは前方の左右に1つずつ、後方に1つ搭載。 |
DARK SPEED X | 高MOIと低スピンを併せ持ったタイプ。 ウェイトは前方と後方に1つずつ。 |
DARK SPEED MAX | ドロータイプ。 ウェイトは前方ヒールと後方に1つずつ。 |
海外では「X」をドローの意味で使うケースがありますが、DARK SPEEDではスタンダードを意味しています。
さらに「MAX」もスタンダードとドローの両方の意味で使われますが、DARK SPEEDではドローを意味しています。
各タイプのネーミングこそ変わりましたが、住み分けは同じため、従来モデルからの移行がしやすくなっています。
DARK SPEEDシリーズ ドライバー3タイプの共通の特徴
エアロダイナミクス・シェイピング
コブラは空力コントロールに最も力を入れ続けているメーカーです。
今回のDARK SPEEDでも改良が加えられていて、フェース中央部とバックフェース後方を高くした流線形の新形状を採用していて、スイングの最初から最後まで空気抵抗を軽減してヘッドスピードを最大化してくれます。
ウェイトシステム
3タイプでウェイトの配置・個数は異なりますが、どのタイプも重量が異なる複数個のウェイトが搭載されています。
ウェイトをローテーションさせることで重心を調整することができ、好みの弾道に近づけることができます。
例えばスタンダードタイプのXでは、デフォルトで前方12g・後方3gとなっていますので、入れ替えることで深重心となり、スピン量・寛容性を高めることができます。
パワーシェル AI H.O.T フェース
前作に引き続き、H.O.T.フェースが採用されています。
フェースを15個のエリアに分割し、AIを用いて厚さを設計することで、フェースの反発性能が高いエリアを大きくしています。
ちなみに、反発性能に優れたエリアは前作比で10%拡大しています。
DARK SPEEDシリーズ ドライバー3タイプの違いを比較
弾道の違い
タイプ | LS | X | MAX |
---|---|---|---|
打ち出し | 低 | 中 | 高 |
スピン量 | 少 | 少 | 中 |
弾道 | N~F | N | N~D |
MOI | 中 | 高 | 超高 |
各タイプの弾道の特徴は、AEROJETシリーズの時と変わっていません。
スタンダードタイプのXをど真ん中の標準モデルとして、思い切り叩きたいハードヒッター、弾道を操作したい方は低スピンタイプのLS、つかまり・弾道の高さ・直進性を求める方はドロータイプのMAXという選択になります。
ヘッド形状の違い
▼左からLS、X、MAX
こちらはクラウンの映像を並べたものです。
コブラのドライバーは市場全体で見ればかなりアスリートライクですが、投影だけ見ればスピンタイプのLSでも洋ナシ型ではありませんが、ディープヘッドの為、小ぶり感はあります。
LSからX、MAXとなるにつれ、ヒール側に体積が増し、ストレッチバックになっていますので、つかまり・寛容性・打出し高さを強めた形状になっています。
ウェイトの違い
▼左からLS、X、MAX
コブラのドライバーの特徴として、ウェイトが複数搭載されていて重量も異なっています。
ウェイト形状が同じため、場所を入れ替えることで重心を変えることで弾道を調整することができます。
タイプ | LS | X | MAX |
---|---|---|---|
前方ヒール | 12g | 12g | |
前方センター | 12g | ||
前方トゥ | 3g | ||
後方 | 3g | 3g | 3g |
LSでは、前方ヒールに12gがありますので、後方にすればつかまりを弱めつつ直進性と弾道高さを増し、トゥにすれば単純につかまりだけを抑えることができます。
Xでは、前方センターに12gがありますので、後方にすれば直進性と弾道高さを強めることができます。
MAXではヒールに12gがありますので、後方にすればつかまりを抑えつつ直進性と弾道高さを強めることができます。
スペックの違い
タイプ | LS | X | MAX |
---|---|---|---|
ロフト角 | 8.0/9.0/10.5° | 9.0/10.5/12.0° | 9.0/10.5/12.0° |
ライ角 | 54.2/55.7/55.7° | 56.2/57.2/57.2° | 58.2/59.2/59.2° |
ヘッド体積 | 460cc | 460cc | 460cc |
長さ | 45.75″ | 45.75″ | 45.75″ |
前作のAEROJETシリーズでは、ロフト角8.0°がありませんでしたが、DARK SPEEDでは8.0°が用意されています。
ライ角はロフト毎、タイプ毎にフローさせているところは、コブラらしさが継承されています。
DARK SPEED ドライバー3タイプの特徴・スペック
DARK SPEED LSドライバー
特徴
- 操作性とコントロール性能
- 低スピン・低打ち出し
- ベタープレーヤー向け
ハイバックなディープヘッドで、操作性を強めたヘッド。
ウェイトはフロントのトゥ・ヒールに1つずつ、バックに1つで、合計3つ搭載。
ウェイトローテーションにより、つかまり、スピン量、打ち出し高さなどを調整できる。
スペック
- ロフト角:8、9、10.5°(±1.5°)
- ライ角:54.2、55.7、55.7°(+2.6°)
- ヘッド体積:460cc
- 長さ:45.75インチ
- ウェイト:前方12g、3g、後方3g
- シャフト:SPEEDER NX for COBRA、TOUR AD for COBRA、SPEEDER NX BLACK 60、TOUR AD VF 6、DIAMANA WB 63
DARK SPEED Xドライバー
特徴
- 中程度の打ち出し・低スピン
- 十分な寛容性
- ツアーやアマチュア向け
オーソドックスなヘッド形状で、弾道バイアスをつけずに寛容性を持たせたヘッド。
ウェイトはフロントに1つ、バックに1つで、合計2つ搭載。
ウェイトローテーションにより、スピン量、打ち出し高さ、寛容性を調整できる。
スペック
- ロフト角:9、10.5、12°(±1.5°)
- ライ角:56.2、57.2、57.2°(+2.6°)
- ヘッド体積:460cc
- 長さ:45.75インチ
- ウェイト:前方12g、後方3g
- シャフト:SPEEDER NX for COBRA、TOUR AD for COBRA、SPEEDER NX BLACK 50、TOUR AD VF 5、DIAMANA WB 53
DARK SPEED MAXドライバー
特徴
- 低~中のスピン設計
- 比類のない安定性
- ドローバイアス
シャローでヒール寄りに体積を持たせたヘッド形状で、ドローバイアスと高い寛容性を持たせたヘッド。
ウェイトはフロントのヒール寄りに1つ、バックに1つで、合計2つ搭載。
ウェイトローテーションにより、つかまり、打ち出し高さ、寛容性を調整できる。
スペック
- ロフト角:9、10.5、12°(±1.5°)
- ライ角:58.2、59.2、59.2°(+2.6°)
- ヘッド体積:460cc
- 長さ:45.75インチ
- ウェイト:前方ヒール3g、後方12g
- シャフト:SPEEDER NX for COBRA、TOUR AD for COBRA
DARK SPEED ドライバー3タイプの発売日・発売価格
DARK SPEED ドライバーの発売日は2024年3月9日、発売価格は86,900円(税込)~です。