本間ゴルフから発売されているツアーワールド TW737ドライバー。全モデル4種を取り上げて比較・評価します。
目次
TW737ドライバーは全部で4種類!
ツアーワールドは本間ゴルフがアスリート向けに発売しているシリーズです。今回取り上げているTW737シリーズは3代目として2016年10月に発売されていて、ツアープロだけでなく、上級者・中級者ゴルファーからも支持されています。
TW737のドライバーは、445、450、455、460の4種類が発売されています。この4種類のモデルについて比較しながら違い・特徴について詳しく解説します。
TW737ドライバーのヘッド形状とヘッド体積の比較
左から445、450、455、460となります(以降、並び順は同じとします)。まず、ヘッド体積ですが、他年度に発売されているモデルではモデル名の数字がヘッド体積を表しているのですが、TW737シリーズのドライバーに限っては若干、事情が異なっています。
モデル | TW737 445 | TW737 450 | TW737 455 | TW737 460 |
---|---|---|---|---|
ヘッド体積 | 457cc | 450cc | 456cc | 460cc |
形状 | 面長・洋ナシ | オーソドックス | 洋ナシ | 大型 |
注意したい点はTW737 445ドライバーです。ヘッド体積は445ccではなく457ccですので、ほぼルール限界サイズの大型です。ただし、面長なため、投影面積はあまり大きさを感じさせません。
TW737ドライバーの横からのヘッド形状の比較
こちらはヘッドを横からみた画像です。一番左の445がハイバック形状で、450、455はややハイバック形状、一番右の460がシャローで、455もややシャロー気味です。左からハイバック・ディープがシャローになっていきますので、この4モデルはヘッド体積ではなく形状の違いで並んでいると考えられます。
一番左の445ははっきりとしたハイバック形状で重心が浅く設定されていますので、左を恐れずに思い切り叩けるモデルです。
TW737ドライバーのフェース比較
445と450がディープフェース、455と460がシャローフェースになっています。左の455、460はシャローで重心が低くなっていますので、高弾道で飛ばすことができます。
TW737ドライバーのウェイトの比較
出典:http://www.honmagolf.co.jp/jp/tourworld_vizard/tw737/tw737_driver.html
こちらは4モデルのウェイトの配置図です三角系のウェイトはソールに装着されているウェイトで、ヒール寄りに搭載されている大きなウェイトは内部に配置されているものです。
特徴的なのは右から2番目の455で、ソールウェイトが唯一後方に設定されています。深重心・低重心になっていますので、慣性モーメントが高く、直進性と打ち出しが高い弾道となります。
TW737 445ドライバーの特徴と適合ゴルファー
TW737 445ドライバーは457ccと大型でありながらハイバック形状のため、コンパクトなヘッドとなっています。重心が浅くなっているため、思い切り叩いても左にミスが出にくくなっています。
持ち球がドローで低スピンで飛ばしたいヘッドスピードの速いゴルファーにおすすめです。
TW737 450ドライバーの特徴と適合ゴルファー
TW737 450ドライバーは、バランスの良いモデルです。小ぶりで操作性がありながらも、ヒール側がやや膨らんでいますので、適度なつかまりもあります。
重心深度も深すぎず浅すぎずですので、持ち球に癖の少ない方、インテンショナルなショットを打ちたいゴルファーにおすすめです。
TW737 455ドライバーの特徴と適合ゴルファー
TW737 455ドライバーは、ソールのウェイトが後方に搭載されているのが特徴です。ヘッド形状はツアープロが好む洋ナシ型で、つかまり過ぎない形状となっています。
ややシャローで深重心・低重心となっていますので、弾道の高さがある程度欲しい、弾道のバラツキを抑えたいというゴルファーにおすすめです。
TW737 460ドライバーの特徴と適合ゴルファー
TW737 460ドライバーは、460ccの大型ヘッドでシャローヘッドとなっています。一般にこの形状のドライバーはアベレージゴルファー向けに深重心となっていることが多いのですが、TW737 460ドライバーは超浅重心となっています。
打ち出しはヘッド形状からイメージされる通り高弾道ですが、重心が浅いため低スピンの弾道となります。スピンを抑えて強弾道で飛ばしたいゴルファーにおすすめです。