ゴルフ用のレーザー距離計「アイリスオーヤマ YARD SCOPE YS20-L」について、使い方・特徴・評価を取り上げます。
目次
YARD SCOPE YS20-Lの特徴
YARD SCOPE YS20-Lは、IRIS OHYAMAから発売されているレーザー距離計です。
デザインが非常によく似たモデルで、ボディが赤いYARD SCOPE YS20-OLHがありますが、YS20-Lの方が最大測定距離が100ヤード短いなど性能が少し抑えられていて、値段も安くなっています。
IRIS OHYAMAは価格の安さが特徴で、YS20-Lも1万円前後で購入できるため、予算を抑えたい方に注目のレーザー距離計です。
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それでは、YARD SCOPE YS20-Lを検討されている方が特徴を把握しやすいよう、機能面・性能面・操作面などの良い点・気になる点を解説します。
YARD SCOPE YS20-Lの良い点
良い点① 何といっても価格が安い
レーザー距離計は、一般的なモデルで2~3万円、高額モデルで5万円ぐらいするアイテムです。
IRIS OHYAMAのレーザー距離計は全体的に低価格でして、中でもヤードスコープ YS20-Lは最も廉価なモデルです。
当記事執筆時点では、amazonで7,180円で販売されていて、ゴルフ系のレーザー距離計としては最安値でした。
レーザー距離計は1万円台で安い部類に入りますが、その1万円を大きく切っていますので、群を抜いた安さです。
それでいて、ゴルフ用ならではのピンサーチ機能(細いピンフラッグを捉える機能)も搭載されていますので、機能が絞られている分、高低差(スロープ)機能はありませんが、公式競技に出場される方には、逆に禁止機能が無いため使いやすいとも言えます。
距離が測れれば良く、安く調達したいという方にオススメです。
良い点② 測定が0.3秒と速く、3つの測定モードを搭載
レーザー距離計は、最近でこそ測定スピードを謳うモデルが増えてきましたが、スピードをアピールしなかったり、公表しないメーカーやモデルが多いです。
ヤードスコープ YS20-Lは測定スピードが好評されていて、0.3秒での瞬間測定が可能となっています。
また、測定そのものも、通常測定、ピンサーチに加え、Fogモードが搭載されています。
- 飛距離表示モード:目標物までの距離を測定。
- ピンサーチモード:目標物の背景に木々などがある場所で測定。
- Fogモード:雨・霧などの悪条件での目標物までの距離を表示。
Fogモードでは、雨や霧などで視界が悪い時でも、ターゲットを捉えやすくしてくれますので、悪天候の中でも使いやすくなっています。
良い点③ 付属品が充実している
大手メーカーのレーザー距離計では、ケースが別売りで2000円ぐらいするところもあり、また、電池も付属していないというところもあります。
ヤードスコープ YS20-Lは、電池は勿論のこと、ソフトケース、ストラップも付属しています。
電池式で充電も不要なため、箱のままゴルフ場に持って行って、その場で使い始めることができます。
YARD SCOPE YS20-Lの気になった点
気になった点① 高低差(スロープ)機能は無い
日本のゴルフ場は起伏が激しいコースが多いのが特徴です。
レーザー距離計で高低差(スロープ)機能が搭載されていると、打ち上げ、打ち下ろしのコースでも、狙うべき目安の飛距離を案内してくれますので、クラブ選びも含めてとても参考になります。
YS20-Lは廉価モデルで機能が絞られていることから、高低差機能が搭載されていません。
高低差機能を求める方は、IRIS OHYAMAでもYS20-OLHには搭載されていますので、こちらをご検討ください。
気になった点② 最大測定距離が短い
IRIS OHYAMAのレーザー距離計は、最大測定距離が短めです。他メーカーでは1,000ヤードクラスがありますが、IRIS OHYAMANのレーザー距離計は、上位機種でも660ヤードに留まっています。
機種 | 最大測定距離 |
---|---|
PLM-600 | 660ヤード |
YS20-OLH | 600ヤード |
YS20-L | 500ヤード |
飛ばすプロでも飛距離は350ヤードぐらいですから、500ヤードあれば十分ではあります。
ただ、車に例えれば、時速80kmで走る時に、100キロしか出せない軽トラックより、200キロ出るスポーツカーの方が楽に走れます。
それと同じで、最大測定距離が長いほど、余裕を以って測れますので、性能を重視される方は、他メーカーで検討されることをオススメします。
セカンドショット、飛距離レンジ内の対象物までの距離を測定したいという方は、十分、使用することができます。
YARD SCOPE YS20-Lの構成内容(本体・付属品)
▼YARD SCOPE YS20-Lの付属品
上図は、ヤードスコープ YS20-Lの付属品構成です。
本体の他、ソフトケース、取扱説明書、CR2リチウム電池、ストラップが付属しています。
安価な上に、ベルト通しが出来るソフトケースと電池が付いていますので、購入後に即ラウンドで使いたい方にとって、ありがたい商品構成です。
YARD SCOPE YS20-Lの使用者による評価
高級な距離計に遜色ない
- 高級な距離計に、遜色ないと思います。
- 直線距離だけの計測なので安心して競技会で使用できました。
- アプローチが感覚でなく実距離で打てるのが良かったです。
小さくて軽量
- 本体がかなり小さくて手のひらに収まる大きさでとても、使い易いです。
- また、重量も大変軽くて、腰ベルトに着けても違和感がありません。
- 電池式なので、充電しなくていいので、直ぐ使用できました。
100ヤード以内のセカンドショット用
- 100ヤード以内のセカンドショットように購入しました。
- 腕時計型の距離計と併用していて、短い距離だけこの商品を使っていますが、性能は十分です。
- 正直高低差機能はいらないし、元々競技では使えないので、この値段でこの性能なら買って大正解でした。
軽くて使いやすい
- 手持ちのGPS距離計と組み合わせて、130ヤード以内の距離測定に使用しました。
- 軽くて使いやすいです。
アイリスオオヤマ製は評判いい
- 距離の整合性はその友人と行った時に確認したところほぼ違いはありませんでした。
- 手ブレするのでピンの根元やボールの下の方に合わせた方がいいです。
- やっぱりヤードスコープは持ってる方がいいです! 友人も言ってましたがアイリスオオヤマ製は評判いいみたいです。
YARD SCOPE YS20-Lのスペック
計測範囲 | 8~500ヤード |
ピンサーチ機能 | 〇 |
高低差計測 | - |
高低差機能 使用有無の表示 | - |
手ブレ補正 | - |
測定単位 | メートル、ヤード |
測定精度 | - |
測定スピード | 0.3秒 |
電源 | 電池式 |
大きさ | 96.2x35x74.7mm |
重量 | 約120g |
防水 | 〇(IPX4) |
保証期間 | 1年 |
IRIS OHYAMAのレーザー距離計は、YS20-Lの他に、PLM-600、YS20-OLHの2機種があります。
同社の距離計は、最大測定距離も見ても500ヤードと600ヤードの2種類しかなく、スペック面は高性能ではありません。
3機種の違いは搭載されている性能にあり、YS20-Lは高低差機能や2カラー表示がなく、最大測定距離も500ヤードと短く、価格が最も安いのが特徴です。
公式競技に出場される方などで、高低差機能が不要、ピンサーチ機能が搭載されていれば良い、予算は抑えたいという方に適しています。
≫ YARD SCOPE YS20-L 取扱説明書(PDF)
YARD SCOPE YS20-Lの発売価格
YARD SCOPE YS20-Lは、定価17,380円です。
当記事を執筆した時点での小売価格は、amazonで7,120円、楽天で10,978円でしたので、amazonの方が3,000円以上、安く出品されていました。
楽天ポイントを使いたい・貯めたいなどの事情が無い限り、amazonで購入されることをオススメします。