テーラーメイドから発売のグローレF2ドライバーについて、試打した感想と評価について商品の特徴を交えながら取り上げます。
目次
グローレF2ドライバー
テーラーメイドのグローレF2ドライバーは、グローレFドライバーの後継モデルです。実は後継モデルも正式な名前はグローレFですが、動画や画像でF2という表記が使われているため、グローレF2と呼ばれています。
グローレだが、シニア・アスリート向けの本格モデル
もともとグローレは日本向けのやさしいシリーズとして開発されたシリーズで、2012年3月にグローレドライバーがリリースされています。
グローレシリーズのコンセプト
「やさしく遠くに飛ばしたい日本のゴルファーのために開発」
引用:http://tmag8624.jp/tm_japan/doc/120116_01.pdf
その中で、グローレFはまた別のカラーを持っています。「プレミアム・アスリート」という新たなコンセプトが設定され、スキルレベルや意欲の高いシニア向けにのたシリーズです。
シニアツアー、女子ツアーの使用率がNo.1に
引用:http://tmag8624.jp/tm_japan/pr/documents/20140902.pdf
グローレF、グローレF2共にプロによる使用率も高く、リリース当時は国内男子シニアツアー、国内女子ツアーでの使用率が第1位になった本格的なモデルです。
ヘッド形状や洋ナシ型で、アスリート感がある!
左:グローレF2、右:ゼクシオ10
ヘッド形状の比較のため、ゼクシオ10ドライバーと並べてみました。左のグローレF2の方は洋ナシ型で、右のゼクシオ10と比べると、ヒール寄りの膨らみが少なくなっています。
グローレF2はツアープロに好まれる形状で、アスリート感が出ています。ボールのつかまりについては、前作から重心位置が見直され、重心角が大きくなりヘッドが返りやすくなっています。ただし、シニア・アスリートというだけあって、一般的なやさしいクラブと違いますので、スライサー向けのようながっちりとつかまる仕様ではありません。
拡大したスピードポケットが搭載され、スイートエリアが拡大
こちらは横からの画像で少々分かり辛いですが、ソールの前方に溝構造が設置されています。テーラーメイドではスピードポケットと呼ばれる溝が搭載されることで、フェース下部の反発性能が向上しています。
フェース全体として、反発エリアを広げる効果がありますので、打点が下に寄りやすいゴルファーは、ミスが許容さえやすくなっています。
グローレF2は、シャフトラインナップが豊富
一般的なシニア・アベレージ向けのクラブは、メーカーが用意した標準シャフトのみで提供されるケースが大半ですが、シニア・アスリート向けとあって、シャフトの種類が豊富に用意され、公式ページでは5種類紹介されています。最も重いもので59gのシャフトが用意されていますので、まだまだしっかりめのシャフトを振りたい方でも、扱いやすくなっています。
- GL6600(S/SR/R)
- Tour AD TP-5(S)
- Tour AD IZ-5(S)
- Speeder 569 EVOLUTION III(S)
- Speeder 569EVOLUTION IV(S)
フォージドフェースを搭載で打感が良い
フェースはディープで縦幅が長くなっています。スピードポケットが搭載されていますので、フェースの下目でヒットしても、許容性が高くなっていますので、飛距離ロスが軽減されます。
ソケット部にはカチャカチャ式の角度調整機能が搭載されていますので、自分のスイング・弾道に合わせて、調節することができます。
Mグローレ・グローレF2・グローレF、3世代を試打
- Mグローレと比べて、シャフトがしなる。
- Mグローレはカチャカチャが無いが、グローレFにはある。
- ボールのつかまりは、Mグローレより弱いが、右に出る感じはない。
- 初代グローレFの方が、球の包み感があり、打感がモチッとしている。
グローレF2ドライバーについて3upClubが徹底解説
3upClubがグローレF2ドライバーをお題として、幅広く語られています。普段と違う奥深い議論はドライバー選びの参考になります。
グローレF2ドライバーをプロが試打して解説
- 初代と比べて、スピードポケットが深く・広くなったので、ボールの初速が出て、高さが出る。
- 打感がやわらかい。
- 芯を外して打っても、大きな曲がり幅もなく、ミスに強い。
グローレF2ドライバーのスペック
- ロフト角(°):9.5/10.5/11.5
- ライ角(°):60
- ヘッド体積(cc):460
- クラブ長さ(in):46(GL6600)、45.75(他4種)