ヘッドの大型化が進む一方で、小振り、短尺、軽量といったコンパクトなドライバーが発売され話題になっています。
本投稿では軽量なドライバーにフォーカスして、メリット・デメリットについて取り上げます。
目次
軽量ドライバーとは、どのぐらいの軽さか?
クラブ重量が軽いドライバーのことを、軽量ドライバーと言い現わしますが、どれぐらいの重さから軽量になるのか、明確な基準はありません。
例えば、ゼクシオのことを軽量ドライバーという人もいれば、更に軽いゼクシオプライムドライバーを軽量ドライバーという人もいます。
概ね、メディアやネットを見回してみると、軽め、軽量、超軽量という3つの分類で分けられているようです。
表現 | クラブ重量 | モデル例 |
---|---|---|
軽めのドライバー | 280~290g | グローレ、inpresUD+2 |
軽量ドライバー | 260~280g | XXIO、PHYZ、TS1 |
超軽量ドライバー | 260g以下 | XXIO PRIME、Majesty Prestegio |
ゼクシオやPHYZが軽量ドライバーと言われ、更に軽いシニア向けのゼクシオプライムやマジェスティープレステジオあたりは超軽量ドライバーと言われることが多いようです。
軽量ドライバーのメリット・デメリット
軽いドライバーを使った場合のメリット・デメリットは、検討している人であれば気になるところです。軽いドライバーがもたらす特徴・特性から、メリット・デメリットを見ていきましょう。
ヘッドスピードが上がる
クラブ重量が軽くなると、当然のことながら楽に振りやすくなります。特に、体力が落ちてきた方やシニアの方でクラブが重くなったと感じている場合、軽いクラブに変更することで、ヘッドスピードが上がる可能性があります。さらには、ミート率も改善することも考えられます。
一方で、クラブが軽くなれば、同じヘッドスピードで捉えた場合、衝突エネルギーは小さくなります。最終的に飛距離が伸びるかどうかは、クラブの軽量度合、ヘッドスピードの増加割合、ミート率の改善割合などによりますので、一概に言えません。
振りやすくなる
ゴルフクラブが軽くなることで振りやすさを感じられる場合、スイングの正確性につながり、弾道のばらつきがなくなったり、平均飛距離が伸びる可能性があります。
逆に軽いことがスイングをぎこちなくさせる場合、スイングの正確性が損なわれますので、打点のブレ・方向性のばらつき・飛距離のロスを招く恐れがあります。
疲れやすさ
ゴルフクラブの重量が与えるラウンド全体での疲労感については、意外と軽視されがちですが、18ホール全体でのショットの品質・影響を考えた場合、大きくスコアに影響してきます。
特に、瞬発力ではなく、持久力が落ちてきた方は、重たいクラブを使い続けることでラウンド中の過度な疲労につながり、プレー全体に悪影響を与えることが多々あります。
夏場など特に疲れやすいシーズンでは、軽めのクラブで楽にスイングすることで、プレー全体の質が向上する可能性があります。
自分に合ったクラブの重さは?
最適なクラブ重量を判断する方法については、色々な意見があります。基本的には、良いスイングができるかに掛かっていますので、振ってみて重すぎると感じないことが重要です。
具体的には以下の2点で判断されると良いと思います。
- ヘッドスピードが落ちない程度の重さ。
- スムーズに振れて、スイングプレーンが安定する重さ。
ゴルフクラブの重さは、ヘッドスピードだけでなく、スイングの安定性、ミート率等、様々な影響を与えますので、軽め、軽量、超軽量の中で、どの重量感が自分にとってベストかは、ゴルフショップや練習場での試打で一度、確認してみることがおすすめです。
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