Qi4Dが適合リストに掲載!2026年モデルのテーラーメイド新作が判明

テーラーメイドの次期ドライバー「Qi4D」が、USGAおよびR&Aの適合リストに掲載されたことが確認されました。
このリストはメーカーから情報提供されたものがベースとなっていますので、間接的ながら“メーカー公式情報”と見なせる信頼性の高いソースです。
掲載されたモデルは以下の3種類です。
- Qi4D LS
- Qi4D
- Qi4D MAX
この見覚えのあるモデル分けからして、2026年モデルは「Qi4D」で確定と思えますし、シリーズ名からもQiシリーズの第3世代であることが明らかと言って良いでしょう。
Qiシリーズの流れと継続性
テーラーメイドの近年のドライバーシリーズは以下のように展開されています:
過去のMシリーズは4代続きましたが、SIMやステルスは2代で終了。Qiシリーズが3代目に突入することで、ブランドの長期継続性が示唆されます。
Qiシリーズは慣性モーメントを重視した設計で、初代Qi10 MAXでは合計10Kを突破。Qi35ではさらに向上し、Qi4Dでは11K〜12Kの領域への進化も期待されています。


Qi4Dシリーズの特徴
適合リストの画像からは、Qi4Dシリーズ全モデルにおいてウェイト構成が刷新されたことが確認できます。
Qi4D LS・Qi4D・Qi4D MAXのすべてで、前後にウェイトを搭載
| モデル | Qi35 | Qi4D |
|---|---|---|
| LS | (前)2、(後)1 | (前)1、(後)1 |
| スタンダード | (前)1、(後)1 | (前)2、(後)2 |
| MAX | (前)0、(後)1 | (前)1、(後)1 |
前作Qi35では、モデルがアスリート寄りになるほどウェイト数が増え、調整性能も高くなる設計でした。
しかしQi4Dシリーズでは、スタンダードモデルであるQi4Dに前後2つずつのウェイトが搭載されていて、シリーズ中で最も調整性能が高い構成となっています。これは従来の設計思想とは逆転したアプローチです。
テーラーメイドは人気ブランドでありながら、スタンダードモデルがややアスリート寄りで、フェードバイアスの傾向が強いことが一部ゴルファーにとってハードルとなっていました。
しかし今回のQi4Dでは、調整機能の充実により、より幅広いゴルファー層に対応できる設計へと進化している可能性があります。
MAX LITEは現時点で未掲載
Qi35では軽量モデルとしてMAX LITEが存在しましたが、Qi4Dではまだ確認されていません。
ただ、適合リストの情報は、プロがツアーでテスト使用するために、アスリート寄りのモデルから先んじて掲載される傾向にあります。
そのため、軽量モデルが現時点で確認できないからといって、”発売が無い!廃止!”といった解釈をするのにはまだまだ尚早です。今後の情報発表を待ちたいところです。
カーボンフェースの継続採用
適合リストのテキスト情報からは、フェース素材にカーボンが使われていることが読み取れますので、ステルスから続く”前を軽くという”テーラーメイドの設計思想が継続されていることが伺えます。
これらの点から、Qi4Dは外観・機能ともにQi35のコンセプトを踏襲しつつ、構造の統一と調整機能の強化を図った正統進化モデルと見られます。
まとめ
「Qi4D」が適合リストに掲載されたことで、存在することが確定し、2026年モデルとしての可能性もほぼほぼ確定しました。
Qiシリーズ第3世代として、コンセプトの継承とマイナーチェンジ型の進化が予想されます。
今後はツアーでの実戦投入や、軽量モデルの追加、詳細スペックの公開など、さらなる情報が明らかになると思いますので、新情報が待たれるところです。

