Qi4Dが商標出願されている
*出典:uspto.gov
米国特許商標庁(USPTO)のデータベースに「Qi4D」という名称が新たに登録出願されていることが確認されました。
商標区分は第28類(ゴルフクラブ)となっていますので、クラブ本体、または搭載される新技術の呼称である可能性が高いと考えられます。
何より「Qi」という名称が付いていますので、現行の「Qiシリーズ」としての新たなモデルである可能性が考えられます。
「Qi4D」はQiシリーズ3代目か!?
テーラーメイドの近年のドライバーシリーズは、以下のような流れをたどっています。
- 2024年:Qi
- 2025年:Qi35
- 2026年(予想):Qi4D
過去を振り返ると、Mシリーズは4代続きましたが、SIMやステルスは2代で終了しています。この流れの中でQiシリーズが3代目に突入するとなると、ブランドの方向性が長期的に続くということを意味します。
Qiシリーズは、慣性モーメントを重視した設計を採用し、ヘッドの安定性を高めてきました。初代モデルのQi10 MAXでは、縦横の慣性モーメント合計が初めて10Kを突破。続く2代目では、その数値がさらに向上しています。
次期モデルと目される「Qi4D」では、11Kや12Kといった新たな領域への到達も期待されます。
名称に込められた意味については、素直に考えれば「4次元」「4つのD」「for D」などが候補として挙げられます。 中でも「4次元」はテーラーメイドっぽさがあり、縦・横・高さの3軸に時間軸を加えることで、インパクトの極小時間における歪みや撓みをコントロールする技術など、異次元のテクノロジーの可能性がありそうです。
まとめ
「Qi4D」の商標出願は、テーラーメイドが2026年に向けて着実に準備を進めていることを示す動きと考えられます。直近の系譜を考えれば、Qi(2024年)→ Qi35(2025年)→ そしてQi4D(2026年予想)という流れが予想され、Qiシリーズが第3世代へと進化する可能性が推測されます。
現時点では公式発表もなく、の詳細は依然として不明ですが、今後は適合リストへの掲載や、ツアープロによるテスト使用といった具体的な情報が少しずつ明らかになってくるはずです。