テーラーメイドから2018年モデルとして発売のM4ドライバーとM3ドライバー。人気となっている両モデルの違いについて、解説していきます。
ドライバーのモデル選びでスキルの区分けがなくなってきた!?
メーカーからクラブが発売される際に、ゴルファーのスキルレベルに合わせて複数のモデルが同時リリースされるケースを良く目にします。例えば、スリクソンのZ585、Z785であったり、ROGUEのsub zero、STARなどです。少し前までは、プロ・上級者とアベレージゴルファーという区分けがなされてきましたが、昨今ではこの事情も変わってきています。
最近はやさしいモデルを選択するプロが増えている
スキルレベルで分かれていたモデルですが、最近ではROGUEでもMシリーズでも、プロがやさしい方のモデルを選択するケースが目立つようになってきました。
例えば、2018年モデルのMシリーズでは、M3が上級者、M4がアベレージゴルファーと言われていますが、400ヤード越えであわやホールインワンで話題となったジャスティン・ジョンソンは、M4ドライバーでこのショットを放ちました。
M3ドライバーとM4ドライバーの違い
ここまで話しが長くなりましたが、これまではM3がアスリート向け、M4がアベレージゴルファー向けとうい説明で、クラブの大きな区分けができましたが、プロがM4を使っていますので、そのような説明だけでは足りなくなってきているのが実情です。
M3のヘッドサイズは2種類
まず、M3ドライバーはどんなクラブでしょうか?上級者向けということで、ヘッドが小さいということが想像されます。実際、M3は440というモデルがありますが、もう一つ460というモデルもあります。
最大の違いはウェイト可変の有無
M3ドライバーとM4ドライバーの大きな違いは、ソール面にウェイト可変機能が搭載されているかどうかです。M4にはウェイト可変機能がありませんが、M3はYトラックというウェイト可変機能が搭載されています。
これまでは縦・横の独立した2レールのウェイト可変でしたが、M3では、Yトラックという分岐を持つレールが設置されています。この上で2つのウェイトを自由自在に配置することで、幅広い重心設定が可能となっています。
操作性・ウェイトの思い切った調整が必要なゴルファーはM3 440ドライバー、ウェイト調整機能は欲しいが440ccの小ぶりなヘッドでは不安だという方はM3 460ドライバー、オートマチックにルール限界のヘッドで飛ばしたいという方やアベレージゴルファーはM4ドライバーをまず試してみるのがおすすめです。