PINGから2015年に発売のG30ドライバーについて、試打した感想と評価について商品の特徴を交えながら取り上げます。
目次
G30ドライバーの特徴
PINGのG30ドライバーは、2015年モデルとして発売されていて、Gシリーズの7代目にあたるモデルです。ちなみに翌年の2016年モデルとして発売されているGドライバーは8代目モデルでして、初代は2004年のG2ドライバーです。
このG30ドライバーは、Gシリーズの1つの転換点となったモデルで、スタンダード、LS TEC(低スピン)、SF TEC(ドロー仕様)の3タイプ構成、クラウンへのタービュレーターの搭載が始まったモデルです。
▼歴代Gシリーズのドライバーについてはコチラにまとめてあります。
≫ PINGの歴代Gシリーズを一挙紹介!Gドライバーは初代ではなかった!
タービュレーターを初めて搭載
G30以降のドライバーでは当たり前となっているクラウンの突起構造、「タービュレーターが」初めて搭載されています。
空気抵抗を抑え、スムーズに振りやすくなっています。
空力については、実感することが難しいため、効果の程について疑問視する声も一部であるようですが、PINGによる空洞実験の映像から、タービュレータがエアロデザインとして効果的に機能する様子が分かります。
高強度で軽いT9S チタンフェース
フェース素材には、従来の6-4チタンから高強度でありながら軽量なT9Sが用いられていいます。
これにより、前作よりもフェースが薄く仕上げられ、インパクトの際により撓みやすく、ボールスピードをアップしてくれます。
ロフト角の調整機能を搭載
シャフトの先端にはアジャスタブルホーゼルと呼ばれるロフト角を調整する機構が搭載されています。
ー1、-0.6、0、0.6、1°の5段階の切替が可能で、弾道をカスタマイズすることができます。
G30ドライバーの試打・評価
G30の3タイプのドライバーを試打・評価
- G30ドライバーは、球がよじれず、直線的な弾道が打てる。高弾道が打てる。
- G30 SF TECドライバーは、タイミングがずれても、しっかりつかまる。緩やかなドローが打ちやすい。
- G30 LS TECドライバーは、低スピンで飛んで行く。球の強さが際立っている。吹け上がって距離が落ちてる方におすすめ。
G30ドライバーを試打
- ヘッドの挙動の安定感が高い。
- 打感はソリッドで、打球音は高め。
G30ドライバーの公式動画
G30ドライバーの公式動画です。搭載されているテクノロジーやヘッドの特徴について、360°ビュー、内部構造の映像で詳しく解説されています。
「曲がりづらさは天下一品!」ピン G30 ドライバー–
とにかくヘッドの投影面積が大きいドライバーです。
従来よりもヘッドの重心位置が低くて深くなったおかげで、さらにボールが曲がりづらくなったし、打ち出しからボールが高く上がるのに低スピン弾道になります。
打音が高いけれど、きちんと芯でヒットするとフェースに乗る感覚も得られますよ。
ゴルフ体験主義 ピン「G30」ドライバー
先代G25よりも弾道が強いイメージで、球がガッツリ上がります。
打感弾き系。球離れはやや速めな感じですが、それでも初速が速め。実際のデータでも、速めでした。音はやや高めでした。
とにかく、ロースピンのハイボールバチコーン系。
G25ドライバーのスペック
ヘッドスペック
- ロフト角:9.0、10.5°
- ライ角:59°
- ヘッド体積:460cc
- クラブ重量:約311g(TFC 390・R)
- フェース素材:T9Sチタン
- ボディ素材:811チタン
- クラブ長さ:45.75インチ
シャフトスペック
シャフト | 長さ | 硬さ | 重量 | トルク | 調子 |
---|---|---|---|---|---|
TFC 390 | 45.75 | R | 53 | 5.9 | 先 |
〃 | 〃 | SR | 55 | 5 | 先中 |
〃 | 〃 | S | 59 | 4.9 | 中 |
Tour 65 | 45.25 | S | 61 | 3.4 | 中元 |
〃 | 〃 | X | 66 | 3.2 | 手元 |
ATTAS 6★ | 45.25 | SR | 64 | 3.4 | 中 |
〃 | 〃 | S | 65 | 3.3 | 中 |
〃 | 〃 | X | 66 | 3.3 | 中 |
ATTAS G7 | 45.25 | S | 65 | 3.8 | 中 |
標準シャフトのTFC390は、R、SR、Sの3種類のスペックがあり、他のシャフトよりも0.5インチ長尺となっています。