ドライバーショットでの最大の悩みの一つであるスライスについて、スライサーのゴルファーがドライバーを選ぶ時に注意したい点について取り上げます。
殆どのゴルファーがスライサー!?
ドライバーショットでの悩みと言えば、飛距離が出ない、上がらない、スライスが出る、このような悩みが多いですが、特にスライスで悩むゴルファーは極めて多いです。
ゴルフメディアでもスライス改善に関する記事が度々登場しますし、ゴルファーの中のスライサーの割合は、8割とか9割と言われています。つまり、ゴルフは基本的にスライスになりやすい、とも言えます。
スライスが出る原因は!?
スライスが出る原因は、簡単に言うと、インパクトの際にフェースがスクエアではなく、オープンになっているためです。
メカニズムとして厳密に考えると、スイング軌道・スピンも影響してきますが、基本はフェースをスクエアに持ってくることです。
アドレスの際はスクエアに構えているのに、インパクトの際は開いてしまうわけです。そもそも、スイングの段階でフェースはスクエアでなくなっていますので、インパクトでスクエアでないのは、ある意味自然とも言えますが、ストレートに飛ばすためには、スクエアでインパクトを迎えることが求められます。
それでは、スライスに悩むゴルファーがドライバーを選ぶ際に注意したい点を5つあげます。
フェース角に注意、特にオープンフェースは厳禁!
ゴルフクラブをアドレスした際に、全てのドライバーがスクエアなわけではありません。フェースがオープンなもの、クローズなものがあります。
オープンとは、右に開いているもので、クローズは左、つまり自分の方を向いているものを表します。
スライスの原因が、フェースが開いていることにありますので、アドレスの時点でオープンフェースのクラブは厳禁です。スクエアよりもできればクローズのものが適しています。
なお、フェース角については、メーカー各社で数値が公表されているものがありますが、実際にアドレスしてみて体感としてオープンかクローズかを確認されることをお勧めします。
重心角が大きいほど、つかまりが良い
インパクトの際にフェースをスクエアにするには、フェース面を戻してあげる必要があります。これをヘッドローテーション、フェースローテーション、ヘッドを返すと言います。
そして、このヘッドローテーションはしやすいクラブとしにくいクラブがあります。この差は重心角によって決まってきます。重心角が大きなクラブほど、ヘッドは返しやすくなりますので、インパクトでフェースをスクエアに戻しやすくなります。
ロフト角・ライ角が大きいほど、つかまりが良い
スライス改善という観点では、ロフト角とライ角は共に大きい方がボールのつかまりが良く、スライスが出にくくなります。
ということで、ロフト角とライ角は大き目なものを選びましょう、という話になりそうですが、ロフト角・ライ角はスライス有無で決まるものではありません。球が吹け上がってしまう人がロフト角を大きくしてしまうと、飛距離ロスがさらに大きくなってしまいますので、別の問題が出てきてしまいます。
弾道の高さで言えば、重心高も影響しますので、自分に適したロフト角・ライ角はクラブによって異なってきます。色々なモデルで悩まれている時に、ロフト角・ライ角とスライスとの関係を頭に入れておく程度で良いと思います。