キャロウェイのELYTE Xドライバー 10Kバージョンについて、最新情報を詳しく取り上げます。
他メーカーの10Kドライバーとの違い、ベースとなっているELYTEシリーズのドライバーとの違いについても解説しています。
▼ELYTEシリーズ ドライバー全機種の違い

ELYTE Xドライバー 10Kバージョンの特徴
特徴① キャロウェイ初の10Kドライバー!?
ELYTEシリーズは、ノーマル、X、MAX FAST、◆◆◆の4タイプのラインナップでシリーズがスタートしましたが、発売開始の同月に、10Kドライバーが追加されました。
昨年から市場を席捲している10Kということで、キャロウェイも触手を伸ばしてきました。真似事であれ動きが速い所はさすが海外メーカーです。恥や外聞を気にして後手に回ることこそメーカーとしては本末転倒でしょう。
実は10Kが「初めて」という言及は見当たりませんが、「念願の」「1万の慣性モーメントについに到達」という表現がありますので、恐らく初めてで間違いないのでしょう。
特徴② ノーマルではなく、ELYTE Xの10Kバージョン!
10Kの意味は、キャロウェイでも「上下・左右の慣性モーメントの合計値が10K(10000g・cm2)超え」ということで、他メーカーと同じです。
ただ、キャロウェイの10Kは他メーカーと違うところがあります。それは、スタンダードモデルではなく、明確なドローモデルが10Kになっているところです。
「ELYTE Xドライバー 10Kバージョン」
そもそもELYTE Xドライバーは、ドロー+高MOIですから、その10Kバージョンは、ドロー+「超」高MOIということになります。
特徴③ ELYTE Xとの違いは、ウェイト重量と長さ
※左がX 10K、右がX
ELYTE X 10KとELYTE Xの違いですが、メーカー説明を見る限り、異なるのは後方のウェイトです。
実際、商品映像を見比べても、ヘッド構造やデザインなどに違いは確認できません。
他メーカーではスタンダードモデルとはヘッドそのものが異なっていて、ウェイト移動ができないようになっていたり、ウェイト配置が異なっていたりしますので、この辺りも他メーカーとキャロウェイでの大きな違いと言えます。
となるとウェイトの違いが如何ほどかですが、公式には10Kウェイトについてスペックの言及はありません。ただ、ショッピングサイトなどでは仕様説明として重量の表記があるため、大凡分かってしまっています。
- ELYTE X:13g
- ELYTE X 10K:約20g
つまり、後方ウェイトを7g重くすることで、10Kが実現されています。
ただこうなると気になるのはクラブの重量設計です。ELYTE Xのスダンダードシャフト(VENTUS GREEN 50 for CW SR)を挿したもので、クラブ重量は303gあります。
ヘッドが7g重くなるのに加えて、標準グリップも5g重いため、単純計算で12gのアップ、つまりクラブ重量は315gということになります。
そのためか、クラブ長さはELYTE Xが45.5インチなのに対して、ELYTE X 10Kは45インチとなっています(オーダーで±1インチの指定が可能)。重いため、短くして振りやすさを補っているのでしょう。
簡単に言えば、重ヘッド+短尺です。単に10Kモデルというだけでなく、重い・長いということも考慮に入れておきましょう。
ここからはちなみにの話ですが、、、移動式ウェイトはオプションで別重量が発売されています。
純正は7g、13g、19gがあります。
そして、ELYTE Xドライバーの10Kバージョンのウェイトは約20gであることがゴルフ系のショッピングサイトには表記されていることを考えると、19gのウェイトを付けるとどうなるのだろう?と考えてしまう方も少なくないのではないかと思います。
*出典:楽天
さらにちなみの話として、ELYTE用のウェイトをAmazonや楽天で調べてみると、前述の重量以外に5g、11g、15g、21g、23gも見つかりました。
純正かどうかまでは分かりませんでしたので、利用するのであれば自己責任ということになるかと思います。
ELYTE Xドライバー 10Kバージョンのスペック
- ロフト角:9、10.5、12°
- ライ角:59°
- 長さ:45インチ
- ヘッド体積:460cc
- ウェイト重量:約20g
ELYTE Xドライバー 10Kバージョンの発売日・発売価格
ELYTE Xドライバー 10Kバージョンの発売日は、2025年2月です。発売価格は107,800円からとなっています。
