キャロウェイのELYTEドライバーについて、製品の特徴、試打した感想・評価を取り上げます。
ELYTEドライバーの特徴

特徴① 王道のアベレージゴルファー向けモデル!
キャロウェイのドライバーは、極端な特徴を取り込まず、正統進化を続けています。極端な低スピン、極端なドロー、フェードといった偏りがありません。
スタンダードなELYTEドライバーは、寛容性もしっかりありますので、アベレージゴルファー向けのモデルとして2025年の中でも1推しといって良いぐらいのモデルです。初心者にも十分扱えるでしょう。
中級者以上の方は、◆◆◆シリーズが特徴を持たせて細かくモデル分けされています。当記事執筆時点で、◆◆◆、◆◆◆MAX、◆◆◆T、◆◆◆TDの4種類ありますので、ニーズに合ったものを検討されることをオススメします。


純正シャフトも前作から1つ増えて、TENSEI 50に加えて、TENSEI 60も選べるようになりましたので、重量帯の面でも幅広いゴルファーに対応しています。
弾道がスライスに偏る方は、ドロータイプのELYTE Xドライバーを検討されると良いでしょう。

特徴② 従来モデルとの違い、前作とはあまり差がないが、前々作とはつかまりが違う!
キャロウェイの最近のドライバーを使っている方は、従来モデルとの違いが気になるところだと思います。
ELYTEドライバーはシリーズのスタンダードモデルですから、従来モデルで言うと、2024年はパラダイム Ai SMOKE MAXドライバー、2023年はパラダイムドライバーが該当します。
まず前作のパラダイム Ai SMOKE MAXドライバーとの違いとしては、あまり大きな差は無いと感じられる方が多いと思います。
勿論、見た目はカーボンチップのブルーからEPICを思わせるブラック・グリーンに変わりましたので、デザイン的なものは変わりました。しかし、1年で買い換えるとなると予算的なインパクトも大きいでしょうから、それに見合うものを得るのはなかなか難しいと思います。
次に前々作のパラダイムドライバーですが、ややアスリート寄りでフェード系が出やすい特徴があります。このモデルで右へのミスだ出やすい方は、ELYTEドライバーに変えることで、つかまりが良くなる可能性があります。
ELYTEドライバーの試打・評価
試打ラボしだるTVにて、プロ・クラフトマンが、ELYTEドライバーを試打されています。試打クラブは、ヘッドがロフト10.5°、シャフトが純正VENTUS GREEN 50 for Callaway Sです。
- 構えた時の見え方は、パラダイムと変わった。平べったくて後ろに長くてローグに近い。
- ソールの座りが良い。少しだけフェースが開いて見える。
- 打音は乾いている。爽快で気持ち良い。前作のパラダイム Ai SMOKEより弾いている。
- 芯を外しても思ったほど曲がらない。寛容性がある。
ELYTEドライバーのスペック
クラブスペック
- ロフト角:9.0、10.5、12.0°
- ライ角:57.0°
- ヘッド体積:460cc
- クラブ長さ:45.5インチ
- ウェイト:2g(前方)、13g(後方)
シャフトスペック
| シャフト | 硬さ | バランス | クラブ重量 | シャフト重量 | トルク | 調子 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| TENSEI GREEN 50 for CW | S | D2.5 | 約306g | 約58.5g | 4.4 | 中 |
| 〃 | SR | D2.5 | 約304g | 約55.5g | 4.7 | 中 |
| 〃 | R | D2.5 | 約303g | 約53.0g | 4.9 | 中 |
| TENSEI GREEN 60 for CW | S | D3 | 約311g | 約64.0g | 4.4 | 中 |
| SPEEDER NX VIOLET 50 | S | D1 | 約310g | 57.5g | 4.5 | 中 |
| Diamana BB 53 | S | D1 | 約306g | 53.5g | 4.9 | 中元 |
ELYTEドライバーの発売日・発売価格
ELYTEドライバーの発売日は、2025年2月7日です。発売価格はシャフトにより以下の通りとなっています。
- TENSEI GREEN 50 for Callaway:107,800円
- TENSEI GREEN 60 for Callaway:107,800円
- SPEEDER NX VIOLET 50:133,100円
- Diamana BB 53:127,600円
