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「フォージドアイアン」である意味が、今と昔で違う【アイアン選びの注意点】

アイアンを分類わけする時に、「フォージドアイアン」という言葉が使われます。

「フォージドアイアン」という言葉は、「鍛造製法で作られたアイアン」を意味しますが、人によって、また、メーカーによって表している内容に違いがあります。

本記事では、「昔」と「今」で「フォージドアイアン」が意味するところの違い、「今」の「フォージドアイアン」を選ぶ意味について解説します。

「フォージドアイアン」とは?

もともと、フォージドアイアンと言えば、軟鉄を用いた単一素材の鍛造製法によるアイアンを意味していました。

しかし、最近の技術革新・テクノロジーの進歩により、フォージドアイアンも色々なタイプのものが出てきました。

そのため、一口に「フォージドアイアン」と言っても、今と昔では表しているもの、意味しているものに違いが生じています。

「フォージドアイアン」の今と昔の意味の違い

ケース1:「ヘッド全体がフォージド」とは限らない

フォージドアイアンというと、ヘッド丸々鍛造で仕上げられているように思う方もいると思います。

しかし、フォージドはドライバーヘッドのパーツだけだったり、アイアンではフェース以外のボディフフレームだけだったりすることがあります。

例えば、キャロウェイのAPEXアイアン 2021は、「ちょうどいい飛び系軟鉄鍛造アイアン」というキャッチコピーですが、ボディーは軟鉄鍛造ではあるものの、フェースはステンレス素材です。

この場合、「フォージド」と言っても、ヘッド全体ではなく、ボディーのみに限定されます。

ケース2:「フォージド=マッスルバック」ではない

フォージドアイアンと言えば、ツアープロに多く見られるマッスルバックを思い浮かべる方が多いかもしれません。

しかし、現在ではツアープロでも中空やハーフキャビティが増えていて、メーカー側もマッスルバックの製造を減らしている傾向にあります。

そして、フォージドアイアンの中にも、最近ではハーフキャビティや中空構造まで登場しています。

これは先ほどのケース1でもあることが多いのですが、フェースがステンレスで、バックフェース・ソール・ネックのボディが軟鉄鍛造(フォージド)というものがあります。

この種のアイアンの場合、フォージドアイアンと呼ばれていても、マッスルバックという意味は含んでいません。

ケース3:「フォージド=単一素材」ではない

最近のアイアンは、当たり前のようにタングステンが用いられています。

軟鉄やステンレスに置き換わるということではなく、部分的に高比重のタングステンを用いることで、深重心・低重心を実現しています。

軟鉄鍛造のアイアンにも、タングステンはネジ状ウェイトの形をとるなど、様々な方法で搭載されるものが増えています。

そのため、この種のアイアンの場合、フォージドアイアンと呼ばれるものの、単一素材という意味は含んでいません。

ケース4:「フォージド=軟鉄」ではない

フォージドアイアンと言えば、鍛造製法に適している軟鉄素材が当たり前で、炭素含有量によってS20C、S25Cなどが多く用いられていました。

しかし、現在では軟鉄以外でも鍛造製法でアイアンを仕上げることが可能になっています。

例えば、ミズノのJPX 921フォージドアイアンやMizuno Pro 223アイアンでは、少し硬さのあるクロムモリブデン鋼を使って鍛造製法(フォージド)で造られています。

そのため、この種のアイアンの場合、フォージドアイアンと呼ばれますが、軟鉄という意味は含んでいません。

では「フォージドアイアン」である意味は何か?

以前は、「フォージドアイアン」と言えば、軟鉄鍛造のマッスルバックでした。しかし、最近では話し手の立場や文脈で意味するところが変わってきています。

特に、ボディーだけがフォージドの場合、フェースがステンレス素材でできているものが多くあります。その場合、フェースの弾きが良く、フォージドアイアンの特徴であった吸い付くような打感とは異なります。

最近の「フォージドアイアン」には色々なタイプのものがありますが、「フォージド」であることの意味はどこにあるのか?

この点については、ゴルフライターの鶴原氏が解説している内容が分かりやすいため、取り上げてみたいと思います。

▼最近のフォージドアイアンの意味・特徴の解説(5:15頃)から再生されます

「現在のフォージドアイアンの意味・特徴」について、主に3点ほど挙げられています。

  • ステンレスフェースを用いているものが多く、打感が特徴ではなくなっている
  • シャープな形状で、見た目に拘りたい人向け
  • ライ角を調整しやすい

上記の動画では、飛ばせるフォージドアイアン6選として、飛距離が出やすいタイプのモデルが紹介されています。

6機種の内、軟鉄素材による単一のフォージドアイアンは1機種のみで、しかもこの1機種はマッスルバックではありません。

つまり、フォージドアイアンとして紹介していても、かつての意味するところの「軟鉄・単一・鍛造・マッスルバック」のものは一つも無いというのが、「現在のフォージドアイアン」を良く表しています。

フォージドアイアンと言っても、マッスルバックではない、吸い付くような打感ではない、単一素材ではないものが増えていますので、フォージドという言葉に惹かれる方は、どのような特徴を期待しているか考えて見ると良いかもしれませんね。