≫ ブリヂストン B-Limited B1ドライバー・B1ドライバー・B2ドライバー(2021)の最新情報!試打・評価・感想
ブリヂストンから発売されているB1・B-Limited B1・B2・B3 SD・B3 DDドライバーについて、ライ角・フェース角、ウェイトの調整機能を取り上げます。
B-Limited B1・B1・B2・B3ドライバーの調整機能の搭載状況
ブリヂストンのBシリーズドライバーは2021年に上記の3モデルが発売されました。
その後、2022年にはB3 SD・B3 DDの2機種のドライバーが追加されていいます。
調整機能は、可変スリーブによるライ角・フェース角の切替、ソール後方のウェイト移動によるドロー・フェードの調整の2種類あり、モデルにより調整機能の搭載状況が異なります。
▼Bシリーズドライバーの調整機能の搭載状況
モデル | ライ角・フェース角 | ウェイト |
---|---|---|
B-Limited B1ドライバー | 〇 | 〇 |
B1ドライバー | 〇 | 〇 |
B2ドライバー | 〇 | - |
B3 SDドライバー | 〇 | - |
B3 DDドライバー | 〇 | - |
操作性に優れ、つかまりを抑えたB-Limited B1、B1ドライバーの2機種には、ライ角・フェース角、ウェイトの2つの調整機能が搭載されています。
一方、直進性と寛容性に優れたB2ドライバー、軽量モデルのB3ドライバーには、ライ角・フェース角の調整機能のみとなっています。
バリアブル・アジャスト・システムによるライ角・フェース角の調整方法
バリアブル・アジャスト・システムの仕組み
バリアブル・アジャスト・システムは、シャフトの先端にスリーブが搭載されています。
ヘッドとシャフトの脱着が可能で、装着する際にシャフトの向きを変えて刺し込むことで、ライ角・フェース角を切り替えることができます。
スリーブには予め8つのポジションが用意されていますので、その中から選択する形で、8通りの調整が可能となっています。
バリアブル・アジャスト・システムによるライ角・フェース角の調整内容
ポジション | NEUTRAL | RIGHT | UPRIGHT | LEFT | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
フェース角 | ±0 | -0.5 | -1 | -0.5 | ±0 | +0.5 | +1 | +0.5 |
ライ角 | ±0 | +0.5 | +1 | +1.5 | +2 | +1.5 | +1 | +0.5 |
角度調節は0.5°刻みで、フェース角は-1.0~+1.0°まで、ライ角は0~+2.0まで調整することができます。
先程も触れましたが、フェース角とライ角の組み合わせは予め決まっていますので、それぞれをバラバラに調整することはできません。
例えば、2°のアップライト設定では、フェース角はニュートラルのみとなっていますので、オープンフェースまたはクローズフェースにすることができません。
バリアブル・アジャスト・システムによるライ角・フェース角の調整方法
ライ角・フェース角の調整方法は付属のトルクレンチを使って、以下の3つの手順で行います。
- 専用トルクレンチをソール側から挿し込み、反時計回りに回転させて緩める。
- シャフトを回転させて、スリーブを好みのポジションに合わせ、ヘッドに再び刺し込む。
- 専用トルクレンチをソール側から挿し込み、時計回りに回転させて締める。
▼こちらはPHYZ Ⅲでの可変スリーブの解説動画です。
上記の動画に登場するドライバーは異なるモデルですが、レンチを用いた可変スリーブの脱着方法は同様です。
バリアブル・アジャスト・システムの互換性
弾道調整機能が搭載されているゴルフクラブでは、可変スリーブの互換性がある場合があります。
その場合、ヘッドとシャフトの組み合わせを変えることができますので、前作のシャフトを新作のヘッドに刺して使うといったことが可能となります。
スリーブの互換性については、現実的には可能であるのにメーカーが公式では認めていないケースもあります。
ブリヂストンは互換を認めていますので、ゴルファーとしては過去のヘッドやシャフトが無駄にならず、とてもありがたいです。
Bシリーズのドライバーに搭載されている可変スリーブは、以下のモデルと互換性があります。
- B3 SS・B3 DDドライバー(2022)
- B-Limited B1・B1・B2ドライバー(2021)
- ツアーB Xドライバー(2020)
- TOUR B XD-3ドライバー(2018)
- TOUR B XD-3Cドライバー(2017)
- J815ドライバー
- J715 B3・B5ドライバー
なお、2016年モデルのツアーB XD-3・XD-5・XD-7については、可変スリーブが無いタイプとなりますので、上記の対象モデルには含まれません。
また、ヘッドの形状や重量などが異なりと、バランスや長さは変わってくる可能性がありますので、この点は留意が必要です。
アジャスタブル・カートリッジ3.0(ウェイト)の調整方法
アジャスタブル・カートリッジ3.0(ウェイト)の仕組み
アジャスタブル・カートリッジ3.0(ウェイト)は、前年(2020)のツアーB Xドライバーで初めて搭載された仕組みです。
ソール後方に5か所のウェイトポジション(ウェイト装着場所)が用意されていて、ウェイトを移動させることで、ドロー・フェードの弾道調整を行うことができます。
アジャスタブル・カートリッジ3.0(ウェイト)による弾道の調整内容
ソール後方は、D2、D1、C、F1、F2の5つのウェイトポジションがあります。
ポジション名は、Dはドロー、Cはセンター、Fはフェードの意味がありまして、1が弱、2が強という意味合いになっています。
初期設定は、Cになっています。D1、D2にすることでドロー度合を高めることができ、反対にF1、F2と変えて行くことで、つかまりを抑え右に逃げやすくなります。
アジャスタブル・カートリッジ3.0(ウェイト)による弾道の調整方法
ウェイトの調整方法は、付属のトルクレンチを使って以下の3つの手順で行います。
- 専用トルクレンチをウェイトのネジ穴に挿し込み、反時計回りに回す。
- ウェイトを取り外し、好みのポジションにウェイトを移動させる。
- 再び専用トルクレンチをウェイトのネジ穴に挿し込み、時計回りに回転させて締める。(カチッと音がするまで回す)
アジャスタブル・カートリッジ(3.0)の互換性
アジャスタブル・カートリッジは、ツアーB Xで初めてソール後方に搭載されました。
ツアーB Xではバージョンが2.0、Bシリーズではバージョンが3.0となっていまして、形状が異なります。
そのため、どちらも5つのポートで同じ機構に見えますが、互換性はありません。
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