クリーブランドのウェッジは数多くのツアープロにも利用されていて、人気のウェッジメーカーの1つです。
最近のモデルは、主にRTXシリーズが発売されていて、スピン性能の高さに定評があります。
本記事では、当たり前のように付けられている「RTX」の意味について解説します。
RTXシリーズは2013年から発売されている
参考:dunlop.co.jp
クリーブランドと言えばウェッジを思い浮かべる方が殆どだと思います。ドライバーなど他のクラブもありますが、とりわけツアープロから高い支持を得ているのがウェッジです。
そして、ここ数年はモデル名に「RTX」と付いたものが殆どとなっています。
RTXシリーズが最初に発売されたのは、2013年の「558 RTX」で、その後は、「558 RTX 2.0」「RTX-3」「RTX 4 FORGED」「RTX ZIPCORE」など、ゴルファからの指示を背景にRTXシリーズが続いています。
「RTX」はテクノロジーの名称
「RTX」な単なるシリーズ名ではなく、同シリーズに搭載されているテクノロジーの名称です。
「RTX」は「ROTEX」の略で、読み方もそのまま「ローテックス」です。
そして、「ROTEX」自体も略された言葉で、「Rotation Technology(ローテーション テクノロジー)」というテクノロジーを意味しています。
英語の3段活用ではありませんが、省略が2度重ねられて「RTX(ローテックス)」という名称に至っています。
「Rotation Technology」は、どのようなテクノロジーか?
ウェッジは、バンカーショットなどでバンスを生かすために、フェースを開いて扱う場合が多々あります。
フェースが開いてしまうと、折角フェースに施されたグルーブ(溝)とボールとの向きが変わってしまい、スピン性能が低下してしまうことが懸念さます。
そこでクリーブランドが生み出したのが「Rotation Technology」です。
クリーブランドの説明を引用すると「フェースを開いて溝方向が変わってもスピン量が安定する設計技術」ということになります。
RTXシリーズのウェッジには、RTXミーリングという溝加工が施されています。
通常、ミーリングはフェース面に地面と平行に施されています。フェースを真正面から見れば、横方向になります。
ROTEXは、フェースを開いて打ってもしっかりとグリップするように、通常の横方向のミーリングとは別に、カーブ状のパターンのミーリングを施しています。
このようにミーリングされることで、トゥ側に当たりやすいフェースを開いたショットでも、スピン性能がしっかり発揮されやすくなっています。
ちなみに、ミーリングが持つ効果としては、インパクトの際に溝から水や異物が逃れやすくなることで、ボールとフェースがきれいに接触して安定してスピンが発生しやすくなります。
まとめ
クリーブランドのウェッジの名称に用いられている「RTX」について、名前の由来、テクノロジーの内容について取り上げました。
フェースを開いたときにスピンが落ちやすい、様々な打ち方でもスピンを安定させたいという方は、RTXシリーズのウェッジを使ってみてはいかがでしょうか?
https://driver.jpn.org/7963/rtx-deep-forged%e3%82%a6%e3%82%a7%e3%83%83%e3%82%b8%e3%81%ae%e6%9c%80%e6%96%b0%e6%83%85%e5%a0%b1%e3%81%be%e3%81%a8%e3%82%81%ef%bc%81%e8%a9%a6%e6%89%93%e3%83%bb%e8%a9%95%e4%be%a1%e3%83%bb%e3%82%b9/