テーラーメイドの2022年モデル、「STEALTH(ステルス)」シリーズのレスキュー(ユーティリティ)について、モデルの種類、スペック、発売日・発売価格など、最新情報をまとめました。
目次
STEALTH ステルス シリーズのユーティリティは2機種
ステルスシリーズのユーティリティ(レスキュー)は、前年のSIM2と同様に2機種あります。
- ステルス PLUSレスキュー
SIM2レスキューの後継。ロフト角・ライ角調整機能を備え、ハイトゥフェースの操作性のあるアイアン顔ユーティリティ。 - ステルス レスキュー
SIM2 MAXレスキューの後継。高弾道で直進性の高いウッド顔ユーティリティ。
ステルス PLUSレスキュー・ステルス レスキューの違いを比較
ステルスシリーズのレスキューは、ドライバーとは異なるテクノロジーと特徴を有しています。
ユーティリティは、ウッド型とアイアン型に大別されまして、ステルスの2機種も分かれていますので、アイアンが得意な方、ウッドが得意な方の両者に対応しています。
それでは、2機種の違いについて、テクノロジー、弾道、スペックの3つの視点で解説します。
搭載テクノロジーの違いを比較
モデル | ステルスPLUS | ステルス |
---|---|---|
形状 | アイアンライク | ウッドライク |
カーボンクラウン | - | ○ |
ソールウェイト | ○ | - |
Vスチールソール | 〇 | 〇 |
ツイストフェース | 〇 | 〇 |
スピードポケット | 〇 | 〇 |
ロフト角・ライ角 調整機能 | 〇 | - |
ステルスPLUSレスキュー、ステルスレスキューは、フェース形状が大きく異なっています。
ステルスPLUSレスキューは、トゥ側が高くアイアンライクな形状です。もう一方のステルスレスキューは、フェースが丸みを帯びていてウッドライクな形状です。
ステルスPLUSレスキューは操作性を好みアイアンが得意な方、ステルスレスキューは高弾道・直進性を重視し、ウッドが得意な方が対象ゴルファーとなります。
テクノロジー面では、ステルスレスキューの方にカーボンクラウンが採用されていて、深低重心を取りやすいウッド型であるのに加え、さらにクラウンの軽量化がなされていますので、より球が上がりやすく、高MOIにより直進性も優れています。
弾道の違いを比較
モデル | ステルスPLUS | ステルス |
---|---|---|
寛容性 | 中~高 | 高 |
打ち出し | 中 | 高 |
スピン量 | 中 | 少~中 |
ステルス PLUSレスキューの方は、アイアンライクで適度にスピンが入る中弾道で、操作性に優れていて、ハンディキャップ0~15ぐらいのゴルファーに適しています。
ステルスレスキューの方は、ウッドライクで球が上がりやすく、慣性モーメントが大きく、ハンディキャップ0~30ぐらいのゴルファーに適しています。
操作性を求める方はステルスPLUSレスキュー、オートマチックな直進性と高弾道を好む方はステルスレスキューが適しています。
スペックの違いを比較
モデル | ステルスPLUS | ステルス |
---|---|---|
フェース素材 | マレージング鋼 | ステンレススチール |
番手 | 2、3、4番 | 3、4、5、6番 |
ロフト角 | 17、19.5、22° | 19、22、25、28° |
ステルス PLUSレスキューの方は、弾きの強いマレージング鋼がフェース素材に用いられていて、強い弾道で飛ばしやすくなっています。
ステルスレスキューの方は、3~6番まで4番手あり、ロフト角19~28°と幅広いロフトレンジとなっています。
アイアンが苦手な方にとっては、28°までウッドライクなクラブで打てますので、レスキューを多用することで、ゴルフが楽になりそうです。
ステルス PLUSレスキューの特徴
アイアンライクで、弾道を打ち分けやすい
ステルス PLUSレスキューは、アイアンライクなユーティリティです。
弾道を打ち分けやすいため、操作性を求めるアスリートゴルファーに適しています。
ソールには、Vスチールソール、スピードポケットが備わっていますので、振り抜けの良さ、フェース下目でのミスヒットの許容力にも優れています。
調整機能を搭載
もう一つの特徴が、可変スリーブによる角度調整機能です。
±1.5°まで調整が可能なため、自分の求める弾道にクラブの側から近づけることができます。
ユーティリティは、買い替え頻度が比較的高くないと考えると、調整機能があることで長く使い続けやすくなります。
試打・評価
スペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | 長さ |
---|---|---|---|
2番 | 17 | 58 | 40.75 |
3番 | 19.5 | 58.5 | 40.25 |
4番 | 22 | 59 | 39.75 |
シャフト
シャフト | 硬さ | クラブ重量 | シャフト重量 | トルク | バランス | 調子 |
---|---|---|---|---|---|---|
TENSEI SILVER TM70 (’22) |
S | 約361 | 約78g | 2.8 | D2.5 | 中 |
NSプロ910GH | S | 約389 | 約105g | 2 | D3.5 | 先中 |
ステルス レスキューの特徴
直進性と高弾道
ステルスレスキューの方は、ウッドライクなフェース形状が特徴で、さらに、ソールにはカーボン素材が用いられていますので、更なる低重心・深重心が追求されています。
オートマチック性が高く、球の上がりやすさ、ミスに対する許容性、弾道の直進性に優れています。
試打・評価
スペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | 長さ |
---|---|---|---|
3番 | 19 | 60 | 40.25 |
4番 | 22 | 60.5 | 39.75 |
5番 | 25 | 61 | 39.25 |
6番 | 28 | 61.5 | 38.75 |
シャフト
シャフト | 硬さ | クラブ重量 | シャフト重量 | トルク | バランス | 調子 |
---|---|---|---|---|---|---|
TENSEI RED TM60 (’22) |
S | 約342 | 約68g | 2.9 | D1 | 中 |
〃 | R | 約335 | 約61g | 3.1 | D1 | 中 |
KBS MAX MT85 JP |
S | 約377 | 約109g | 1.8 | D1 | 先中 |
STEALTH ステルス シリーズ レスキューの発売日・発売価格
ステルス レスキューの発売日は2022年2月4日です。発売価格は、モデル・シャフトにより以下の通りとなっています。
<ステルス PLUSレスキュー>
- TENSEI SILVER TM70 (’22):¥44,000
- N.S.PRO 910GH:¥40,700
<ステルス レスキュー>
- TENSEI RED TM60 (’22):¥39,600
- KBS MAX MT85 JP:¥36,300