キャロウェイのローグSTシリーズに採用されているウェイト調整機能について取り上げます。
目次
ローグSTシリーズのドライバー・フェアウェイウッドは、交換可能なウェイトを搭載
ローグSTシリーズのウッドは、ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティの全てで4モデルが発売されています。
その内、ソールにシルバーの丸型のウェイトが搭載されているのは、ドライバー2機種とフェアウェイウッド1機種です。
<スクリューウェイトが搭載されているモデル>
- ローグST MAX Dドライバー
- ローグST MAX FASTドライバー
- ローグST MAX LSフェアウェイウッド
キャロウェイのこの丸型ウェイトは、スクリューウェイトと呼ばれていて、専用のトルクレンチを用いて取り外すことができます。
ウェイトは、オプション購入で様々な重量のものを入手することができ、モデルによっては1機種にウェイトが2つ搭載されているものもあります。
ウェイトの重量や場所を入れ替えることで、重心位置を変更することができます。
ローグSTシリーズのドライバー・フェアウェイウッドのスクリューウェイト搭載状況
モデル | ウェイト個数 | ウェイト重量 |
---|---|---|
ローグST MAX Dドライバー | 1ヶ | ヒール2g |
ローグST MAX FASTドライバー | 1ヶ | ヒール2g |
ローグST LSフェアウェイウッド | 1ヶ | フロント5g |
ローグSTシリーズのドライバー・フェアウェイウッドは、モデルによりウェイトの搭載有無が異なり、個数や位置も異なっています。
ドリアバーでは2機種、フェアウェイウッドでは1機種に搭載されています。ユーティリティには搭載がありません。
スクリューウェイトは、全部で7種類ある
スクリューウェイトはオプション購入で入手することができます。
ウェイトは2~14gまで2g刻みで用意されていまして、全部で7種類あります。
なお、ローグST LSフェアウェイウッドには、デフォルトで搭載されているものが5gですから、オプションには無い重量のウェイトということになります。
スクリューウェイトは互換性がありますので、MAVRIKやEPIC FLASHなど、過去のウッドをお持ちの方は、重量が異なっていれば再利用して重心を変えることができます。
スクリューウェイトは、大手ショッピングモールやゴルフ専門サイトでも出品がありますので、ネットで購入することも可能です。
ローグSTシリーズのドライバー・フェアウェイウッドのウェイト調整方法
ローグSTシリーズのウェイトの調整は、専用のトルクレンチを用いて、ご自分で行うことができます。
ウェイト重量を変えることで、重心位置が変わりますので、弾道や振りやすさを変えることができます。
なお、MAVRIK MAXドライバー、MAVRIK サブゼロドライバーなどでは、1つのモデルにウェイトが2つ搭載されていて、重量も異なっていましたので、ウェイトを入れ替えることで、重心を変更することができました。
ローグSTシリーズでは、2つ以上搭載されているモデルはありませんので、オプション購入するか、または、過去モデルのウェイトを持ってくる等、何らかの形で別重量のウェイトを入手する必要があります。
なお、ローグSTシリーズでは、専用トルクレンチが別売りとなっていますので、この点は留意ください。
ローグSTシリーズのドライバー・フェアウェイウッドのウェイト調整による弾道の変化
ローグSTシリーズのドライバー・フェアウェイウッドでは、モデルによりスクリューウェイトの搭載箇所が異なります。
ドライバーではヒール、フェアウェイウッドでは前方となっていますので、搭載箇所別に調整内容を解説します。
前方ウェイト
前方のウェイトを重くすると、重心を浅くすることができます。
浅重心になると、ボールとのインパクトに対してクラブの安定度が下がりますので、インパクトの微妙な違いによって、弾道に変化が生じやすくなります。
慣性モーメントが低くなりますので、ミスの許容度が低く、打点がバラつくと弾道も暴れやすくなります。
上級者目線で言えば、お助け要素が弱まる分、振ったなりの球が出やすく、弾道を操作しやすくなります。
スピン量については、バックスピンを相殺する働きが強まりますので、スピン量が減り、吹け上がらない強い弾道が出やすくなります。
ヒールウェイト
ヒール側のウェイトは、ドローバイアスモデルに多く搭載されていて、ボールのつかまりを良くする効果があります。
ヒール側が重くなることで重心がネック側により、重心距離が短くなります。ヘッドを返しやすくなりますので、スライスに悩むゴルファーにとっては、スライスが改善されやすくなります。
思い切り叩きたい方、もともとフェード系の球を打ちたい方にとっては、引っ掛けやすくなります。
▼ロフト角の調整方法については、下記記事をご覧ください。
キャロウェイのロフト角・ライ角の調整機能(アジャスタブル・ホーゼル)を徹底解説!ローグST・EPIC’21・MAVRIK・EPIC FLSH・ROGUE・GBBなど互換性は!?