キャロウェイのローグSTシリーズのアイアンには、軽量モデルが2機種あります。
ローグST MAX FASTアイアンとローグST MAX OS Liteアイアンについて、違いを比較しながら解説します。
目次
ローグST MAX FASTアイアンとローグST MAX OS Liteアイアンの位置づけ
ローグSTシリーズには2機種の軽量アイアンがあります。
とは言え、キャロウェイの公式サイトには、軽量モデルは1機種しか掲載がありません。
どう言うことかと言うと、ローグST MAX FASTアイアンは日本モデルの軽量版で、ローグST MAX OS LiteアイアンはUSモデルの軽量版です。つまり、どちらも軽量モデルと言う位置づけになります。
日本のローグST MAX FASTアイアンは、MAX OSと比べて25~30g軽量化されています。
一方、USのローグST MAX OS Liteアイアンの方は、重量が公表されていないため、軽量化の度合いは分かりません。
国 | モデル | 概要 |
---|---|---|
日本 | ローグST MAX FAST | ストレートに振り抜く、 軽さで飛ばすMAX FAST。 |
US | ローグST MAX OS Lite | 高い打ち出し。 最も振りやすいアイアン。 |
ローグSTのMAX FAST(JP)とMAX OS Lite(US)の形状の違いを比較
バックフェースの違い
バックフェースは、ローグSTシリーズでデザインがほぼ統一されています。
どちらもフェース周辺が肉厚に縁取りされていて、寛容性を高めるキャビティー形状になっています。
構造としては、中空構造が採用されていますので、内部にはウレタン・マイクロスフィアが搭載され、飛距離性能だけでなく、打感の良さも備わっています。
ネック形状の違い
2機種のアイアンの違いが顕著に確認できるのが、上から見た時の映像です。
まず、ネック形状が大きくことなっています。
ローグST MAX FAST(JP)の方は、グースがありますが、ややすっきりした形状になっています。これは、前作のEPIC MAX FASTアイアンの時も同じで、MAX FASTタイプは、軽量・やさしいモデルでありながら、意外にもシャープな形状になっています。
一方、ローグST MAX OS Lite(US)の方は、キャロウェイのアイアンらしく、グースが非常にはっきりしています。
オフセットが極端に大きく、球がしっかりつかまる仕様になっています。
トップブレードについては、ローグST MAX FAST(JP)の方は、キャロウェイのアベレージゴルファー向けアイアンとしては薄めに仕上げられています。ネックも含めて、クセを抑えた軽やかなヘッド形状になっていますので、コントロールのしやすさもあります。
ローグSTのMAX FAST(JP)とMAX OS Lite(US)の特徴・スペックの違いを比較
テクノロジーの違い
モデル | MAX FAST | MAX OS Lite |
---|---|---|
形状 | 中空構造 | 中空構造 |
A.I. Design | 〇 | 〇 |
FLASH FACE CUP | 〇 | 〇 |
ウレタン・マイクロスフィア | 〇 | 〇 |
タングステン・ウェイト | 〇 | 〇 |
どちらのアイアンも、形状は同じ中空が採用されています。
そして、搭載されているテクノロジーも同じです。
スペックの違い
▼7番アイアンのスペック比較
モデル | MAX FAST | MAX OS Lite |
---|---|---|
ロフト角 | 27° | 31.5° |
ライ角 | 61.5° | 62.5° |
長さ | 37″ | 37″ |
7番アイアンのロフト角は、ローグST MAX FAST(JP)が27°、ローグST MAX OS Lite(US)が31.5°で、かなりの違いがあります。
特に、ローグST MAX OS Lite(US)アイアンは、MAX OSの28.5°と比べても、かなりフェースを寝かせてあります。
中級者向けぐらいのロフト角になっていますので、飛距離重視というよりも、高さがしっかり出せて、グリーンをしっかり狙いに行けるタイプのアイアンです。
ローグST MAX FAST(JP)は飛距離が出るタイプ、ローグST MAX OS Lite(US)は高さが出るタイプのアイアンとなります。
番手の違い
ローグST MAX FAST(JP)は、セットが6番~9番、PWで、単品で5番、AW、GW、SWがあります。つまり、5番~SWまで9種類の番手があります。
一方、ローグST MAX OS Lite(US)は、4番があり、1つだけ番手が多くなっています。
ただし、ローグST MAX OS Lite(US)の4番のロフト角は22°でして、ローグST MAX FAST(JP)の5番のロフト角と同じです。そして、一番下のSWは、共に56°です。
つまり、上と下のロフト角は22~56°で同じため、番手の数が単純に多いか少ないかではなく、ロフトピッチが粗い(MAX FAST)か細かい(MAX OS Lite)かで捉えて、どちらが自分に合っているかを見極めることが重要です。
弾道の違い
モデル | MAX FAST | MAX OS Lite |
---|---|---|
ヘッドサイズ | 中 | 大 |
弾道 | 高 | 極高 |
飛距離性能 | 高 | 中 |
寛容性 | 高 | 高 |
操作性 | 中 | 低 |
ローグSTのMAX FAST(JP)とMAX OS Lite(US)のスペック
ローグST MAX FASTアイアン(JP)のスペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | クラブ長さ |
---|---|---|---|
5番 | 22 | 60.5 | 38.25 |
6番 | 24 | 61 | 37.625 |
7番 | 27 | 61.5 | 37 |
8番 | 31 | 62 | 36.5 |
9番 | 36 | 62.5 | 36 |
PW | 41 | 63 | 35.75 |
AW | 46 | 63.5 | 35.5 |
GW | 51 | 64 | 35.25 |
SW | 56 | 64 | 35 |
ローグST MAX OS Liteアイアン(US)のスペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | 長さ | オフセット |
---|---|---|---|---|
#4 | 22° | 60.5° | 38.875″ | 7.6 |
#5 | 25° | 61.25° | 38.25″ | 7.1 |
#6 | 28° | 62.0° | 37.625″ | 6.7 |
#7 | 31.5° | 62.5° | 37.00″ | 6.1 |
#8 | 35° | 63.0° | 36.50″ | 5.6 |
#9 | 39° | 63.5° | 36.00 | 5 |
PW | 43° | 64.0° | 35.75″ | 4.4 |
AW | 47° | 64.0° | 35.50″ | 3.8 |
GW | 51° | 64.0° | 35.25″ | 3.1 |
SW | 56° | 64.0° | 35.00″ | 2.4 |
ローグSTのMAX FAST(JP)とMAX OS Lite(US)のスペックの発売価格
<ローグST MAX FASTアイアン(JP)>
- 5本セット(6~9、PW):132,000円
発売価格(5、AW、GW、SW):26,400円
<ローグST MAX OS Liteアイアン(US)>
- 5本セット(6~9、PW):103,712円