ブリヂストンの2024年のBシリーズのアイアン。
241CBと242CB+の2タイプが追加となっています。
各タイプの弾道や形状の違い、特徴、スペック、発売日、発売価格など詳細をまとめました。
Bシリーズアイアン 2024年モデルに2タイプ追加
▼左から241CB、242CB+
ブリヂストンのBシリーズのアイアンに、241CBアイアンと242CB+アイアンの2モデルが追加されました。
既に2024年4月には245MAXアイアンが発売されていますので、2024年モデルのアイアンとしては全モデルということになります。
なお、245MAXアイアンは7番のロフト角が27°でアベレージゴルファー向けの飛び系アイアンですが、241CBアイアンは221CBアイアン、242CB+アイアンは222CB+アイアンの後継モデルで、どちらも軟鉄鍛造で中・上級者向けです。
ちなみに、ブリヂストンのアイアンシリーズとしては、上記3モデルの他に、中空採用で飛び系の233HFアイアン、堀の無い完全なるマッスルバックのB-Limited 220MBアイアンがあり、全5モデルのラインナップとなっています。
- B-Limited 220MBアイアン:軟鉄鍛造+マッスルバック
- 241CBアイアン:軟鉄鍛造+セミキャビティのツアーアイアン
- 242CB+アイアン:軟鉄鍛造+セミキャビティ+内部ポケットのツアーアイアン
- 233HFアイアン:中空構造の飛び系アイアン
- 245MAXアイアン:ポケットキャビティの飛び系アイアン

3桁目の数字が難易度・位置付けを表していて、小さいほど上級者向け!
241CB・242CB+アイアンの形状の違いを比較
ネック形状の違い
▼左から241CB、242CB+
241CBアイアンはストレートネックですが、242CB+アイアンの方がフェースプログレッションが少しだけ小さく(7番で0.5mm)なっています。
比べると242CB+はネックの曲がり(グース)を感じさせる形状になってて、ツアーアイアンながらやさしさが取り入れられています。
ソール形状の違い
▼左から241CB、242CB+
コチラは横から見た映像です。
241CBアイアンの方がブレード、ソールともに薄く、シャープな仕上がりです。ソール形状も前後が面取りされた3面形状で、芝との接触面積が抑えられていて、打ち込んでターフを取りたいタイプの方に適しています。
242CB+アイアンの方はブレード、ソールともに厚みがあり、寛容性を持たせてあることが分かります。末尾が「2」のモデルのためツアーアイアンという位置づけですが、ソールにラウンド感・扁平感がありますので、様々な場面でスムーズに振り抜きやすくなっています。
241CB・242CB+アイアンの特徴の違いを比較
製法・構造の違い
モデル | 241CB | 242CB+ |
---|---|---|
構造 | セミキャビティ | セミキャビティ+ポケット |
製法 | 鍛造 | 鍛造 |
ボディ素材 | 軟鉄 | 軟鉄(タングステン内蔵) |
フェース素材 | 軟鉄 | 軟鉄 |
どちらもキャビティバックをやんわりと採用した軟鉄鍛造のアイアンです。
242CB+アイアンの方はハイテクになっていて、内部にポケット構造が採用されていて、さらにソール面にはタングステンが内臓されています。つまり、中空+低重心で寛容性を持たせてあります。
▼241CBのブレード厚
241CBアイアンは、ブレードの情報を肉厚に設計されています。
分厚い打感、操作性(フェースに乗る)、低重心過ぎない重心制御といったあたりを狙ったものでしょう。
スペックの違い
モデル | 241CB | 242CB+ |
---|---|---|
ロフト角 | 32° | 31° |
ライ角 | 62° | 62° |
長さ | 37″ | 37.25″ |
FP | 4.35mm | 3.85mm |
上表は7番アイアンのスペックを比較したものです。
242CB+アイアンはロフト角が31°で、クラブ長さも0.25インチ長く、ツアー向けとしては飛びに寄せてあります。
中級者、そして、飛距離が落ちてきた上級者の方が扱いやすいアイアンです。
241CBアイアンはロフト角が32°で、上級者向けとしてはやや飛距離性能を持たせてあります。キャビティも採用していますので、マッスルバックでは難し過ぎるという方に適しています。
ちなみにブレード長は、241CBアイアンが76.3mm、242CB+アイアンが79.0mmとなっていますので、約3㎜の違いがあります。
241CBアイアンの特徴・評価
特徴・試打・評価
打感・顔・抜けの良さを備えたアイアンで、7番が32°のツアーキャビティとなっていますので、上級者向けながら寛容性も備わっています。
- ブループリントSと同じぐらいフェースは小顔。
- 飛距離性能は242CB+とそこまで変わらないが、打感は柔らかい。
- メーカーによっては番手で顔が変わるものがあるが、241CBはシルエットや顔の雰囲気が同じ。
- ネックはストレートだが、少しつかまる感じがあるので、誰が見ても構えやすい。
スペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | FP |
---|---|---|---|
4 | 22 | 60.5 | 3.65 |
5 | 25 | 61 | 3.85 |
6 | 28 | 61.5 | 4.15 |
7 | 32 | 62 | 4.35 |
8 | 36 | 62.5 | 4.65 |
9 | 41 | 63 | 4.95 |
PW | 46 | 63.5 | 5.15 |
242CB+アイアンの特徴・評価
特徴・試打・評価
軟鉄鍛造ながら内部に中空・タングステンを内蔵し、やさしさを持たせてあります。7番が31°で飛距離性能もあり、中級者が扱いやすいアイアンです。
- 打感は適度な弾きがありつつ、軟鉄のフェースに乗る感じがある。打感は良い。
- フェースはやや面長感がある。241CBと比べるとトゥが長く見える。
- 球は上がりやすい。上から構えた感じもやさしそう。
- ソール面が広いがやぼったさはなく、ダフリにも強そう。
- バランスが良く、どこかに尖ったところがなく、平均点が高いアイアン。
スペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | FP |
---|---|---|---|
4 | 21 | 60.5 | 3.15 |
5 | 24 | 61 | 3.35 |
6 | 27 | 61.5 | 3.65 |
7 | 31 | 62 | 3.85 |
8 | 36 | 62.5 | 4.25 |
9 | 41 | 63 | 4.55 |
PW | 46 | 63.5 | 5.05 |
241CB・242CB+アイアンの発売日・発売価格
241CB・242CB+アイアンの発売日は2024年9月6日です。
発売価格は5~Pの6本セットが145,200円、単品が24,200円です。